スポルティーバエンターテイメントとは、名古屋を拠点とするローカルプロレス団体である。
概要
前身は名古屋市中区矢場町にあったスポーツバー。2006年11月11日に初めて「愛プロレス博」を主催。
その後も2回目の愛プロ開催などプロレス興行を行ってきたが、2008年8月に高木三四郎を監督とする「でら名古屋プロレス」が旗揚げされると、その道場兼事務所として、鶴舞駅のガード下にあった闘魂SHOP名古屋店跡地に「スポルティーバ アリーナ」が開設された。
その際にスポルティーバも、プロレス興行もするスポーツバーからローカルプロレス団体に転身。地元レスラーの久保田ブラザーズやマンモス半田が所属となる(以降、同団体はスポルティーバ、もしくはスポルと称す)。
自前の映像チームもあり、独自のUSTREAM配信や大会のDVD販売だけでなく、ニコニコプロレスチャンネルで土プロDXの配信も行っていた(ニコプロのチームが取材に行くのでは無く、スポルで作成された映像が流された)。
でら名古屋プロレスの活動停止からスポル独自の活動へ
スポルティーバ アリーナは当初、でら名古屋プロレスの常設会場として機能していたが、2009年にでら名古屋プロレスがスタッフの不祥事で活動停止すると、スポルティーバや、やはり名古屋ローカルプロレス団体であるDEPなどが
「金プロだよ、全員集合!!」(通称、金プロ)という大会を開催。さらにでら名古屋のスペシャルハウスバトルを前身とする、月1プレミアム興行「土プロDXだよ、全員集合!!」(通称土プロDX)もスタート。
また、この年には今池商店街にて「今池プロレス商店街」のプロデュースも担当することに。
2010年には毎週水曜日に行われる「水曜カレープロレス(仮)」もスタート。以降、水・金・土(月末)がスポルティーバのレギュラー大会となる。この頃から、彰人やノリ・ダ・ファンキー・シビレサス、入江茂弘、佐藤泰、ミスター6号など名古屋を代表するレスラーが台頭してくる。さらにバトラーツの澤宗紀もマンモス半田と「マンモス・ジャパン・ツアー」というゲリラシリーズを行うなど、2010年~2011年にかけては「思いついたらすぐ実行」というスポル特有の行動力が名古屋以外にも知られるようになってきた(こうした活動を、スポル公式以外で精力的に発信していた代表的人物として、地元の熱心なファンである「たこ焼きマシン」氏や週刊プロレスを辞めてフリーになった鈴木健.txt氏などが挙げられる)。
そこにリングのある日々は終わっても…
2012年にはスポルの興行にレギュラー参戦していたDEPの杉浦透がプロレスリングFREEDOMSに移籍、2013年にはチームでらの入江茂弘、そしてスポルティーバ生え抜きの彰人がDDTプロレスリングに移籍した。しかし、そんななかでも「水曜日のエース」を自称する佐藤泰やノリ・ダ・ファンキー・シビレサスなどの地元選手が穴を埋めるように活躍。さらに大阪から「大阪カレー軍(仮)」が定期参戦するなど、他の地域との交流も盛んになる。さらに2012年の愛プロレス博でデビューした石田慎也と岩本煌史も水曜カレープロレス(仮)などで経験を積み、HEAT-UPやハードヒットなど東京の大会にも呼ばれるほどに成長していった。
だが、2014年7月31日、会場の契機満了に伴い、長年名古屋ローカルプロレスの拠点だあったスポルティーバ アリーナの閉鎖が決まる。そこでスポルティーバは急遽、8月3日に最終興行「最終日だよ、全員集合!!」を開催。中京地区だけでなく、東京や大阪ほか全国各地からスポルを惜しむファン200人超が駆けつけた。最終興行のメインは愛プロ2013と同じく、石田と岩本のシングルマッチ。そして試合後、2015年5月17日に名古屋国際会議場という大会場にて、「愛プロレス博2015光」の開催が発表された(この大会の模様はニコプロにて、2014年9月4日にニコ生配信された。累計視聴者数1137人、コメント数2179件)。
スポルティーバ アリーナという常設開場は(今のところ)失われたが、団体は継続。アリーナ閉鎖に伴う離脱・引退を決めた選手もおらず、スポルの面々は(そしてそれ以外の名古屋ローカル勢も)名古屋からホットなプロレス熱を発信している。
所属・参戦選手
スポルティーバ所属 | チームでら | その他 |
スタッフ
関連動画
↑スポル最終興行のメインイベント終了後に流れた、これまでのスポルティーバヒストリーを集めた記念PVで使われた曲。この曲とともにPVが終わったとき、2015年の愛プロレス博の告知が出た。ちなみに斉藤代表の着うたでもある。
関連項目
- プロレス
- 名古屋
- 鈴木健.txt(プロレスマスコミで、最も名古屋マット界について情報を発信してきた)
- DDTプロレスリング(でら名古屋プロレスほか、密接なつながりがある)
- ZERO1(彰人のデビュー戦を大谷晋二郎が務めた)
- カレー(水曜カレープロレス(仮)など、スポルを代表するフード)
外部リンク
- スポルティーバエンターテイメント公式HP
- たこ焼きマシン.com(スポルを筆頭に名古屋ローカル団体の観戦記が多数)
- たこやきマシンのローカルプロレスを全部観るよ(仮)(スポルティーバの歴史のまとめ。この記事の参考にもした)
- 鈴木健.txtの文化系名古屋プロレス講座(鈴木健.txtによる名古屋のプロレス文化紹介。スポルに関する記事多数)
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