スラヴォイ・ジジェク(1949~)とは、20世紀末から21世紀にかけて活動している哲学者である。
概要
スロベニア出身で、リュブリャナ大学社会学研究所教授。
テリー・イーグルトンから恐るべき解説者、と評される通り、現代思想の解説者としても有名な存在で、和訳された著書も多い。
スラヴォイ・ジジェク本人の思想としては、ポストモダン時代にコミュニストとしてどう対抗していくか、というものが根幹にある。そのため、理想形態にとどまっている共産主義をいかに実現できるか、ということをジャック・ラカン的な精神分析やポップカルチャーへの言及などを行いつつ、論じていく。
このように現代の東欧出身者ではかなり知られた存在であるのだが、彼のコミュニズム観や現代思想への解説書のあまりの多さのために一定の留保がつけられる人物でもある。
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