スーパーポケモンスクランブルとは、2011年8月11日に発売された、有限会社アンブレラ開発、株式会社ポケモン発売の3DS用アクションゲームである。
概要
- 本作は2009年にWiiウェアより発売された「乱戦!ポケモンスクランブル」の続編である。
- 2011年8月11日に発売された、通称「ポケモン無双」の2作目。ちなみに、発売日である8月11日はニンテンドー3DSの値段が25,000円から15,000円に改定された日である。
- 開発は、過去にピカチュウげんきでちゅう、ポケモンチャンネル、ポケモンダッシュ、みんなのポケモン牧場、乱戦!ポケモンスクランブルなど、多くのポケモンソフトを手がけた有限会社アンブレラ。
- パッケージ化にあたり、前作に比べやり込み要素が格段にアップしている。特にストーリークリア後に解放されるエクストラエリアでは、高難易度のバトルロイヤルとチームバトルに挑むことができ、難易度もかなり高い。
- 前作でも好評だったBGMは今作でも好評。和ジャズやらメタル調の曲もある。ところでBGM集にbeatmaniaタグを入れたの誰だ。・・・確かにそのまま音ゲー化しても違和感ない曲はあるが。
ストーリー
舞台はおもちゃのポケモンたちが主役になるおもちゃの世界。
そこに、ポケモンたちがバトルするために必要な「ひかりのしずく」を根こそぎ盗む謎の集団が出現!
このままだと、この世界のポケモンたちはバトルできなくなってしまう!
あなたは大切な「ひかりのしずく」を取り戻す冒険の果てで、世界の秘密に関わる大きな事件に巻き込まれることになる・・・。
前作との違い
続編、初のパッケージ化ということもあり、様々な要素が加えられ、変更された。
- 登場ポケモンの種類
乱戦!で登場したポケモンの種類は、第1世代の151匹と第4世代初登場(アルセウスは除く)の106匹、計257匹の登場だったが、今作ではその登場ポケモンが第5世代含めた646種類の全ポケモンが登場することになった。隠しなんて知らない - 戦闘の種類増加
前作はバトルロイヤルがメインの戦闘であったが、2体の仲間をお供に連れてステージを突き進む「チームバトル」、集めた仲間の強さで敵の軍団に文字通り突撃する「とつげきバトル」の二種類が追加された。 - 「ふしぎなへや」の追加
今作ではステージのエリアを移動するときにカタパルトを使って移動するのだが、極稀にそのカタパルトの射出方向が普段と違うことがあり、それに乗ると「ふしぎなへや」に飛ばされる。 「ふしぎなへや」には2パターンがあり、多くの雑魚ポケモンが配置されているパターンと、火力と範囲が強化されたボスポケモンが数体と雑魚ポケモンが無限沸きするパターンがある。 前者はさながら不思議のダンジョンシリーズのモンスターハウスを彷彿とさせる。 - 明確なストーリーの追加
前作には明確なストーリーが存在しなかったが、今作ではこの世界のポケモンがバトルをするために必要な「ひかりのしずく」が何者かに奪われたため、その真相を追い求める、という明確なストーリー付けがなされた。 - すれちがい通信
3DSで発売されたということもあり、すれちがい通信にも対応。 このソフトが登録されている3DSとすれちがうと、すれ違った相手が集めたポケモンコレクションを見ることができ、そのコレクションと戦うことができる。 余談だが、このコレクションはポケモンのつよさ順なのだが、つよさが少なくてもお気に入りに登録すればコレクションに入れられるので、自分の嫁お気に入りのポケモンだけのコレクションを作ることができる。
ちなみにすれちがいの最大保存件数は30件。すれちがいMii広場やマリオ7が10件と考えれば、まあまあ多い方。 - 町の登場
前作では町の概念自体がなかったため、今作が初登場である。
町にはポケモンの体力を回復する「ひかりのいずみ」、わざをランダムに手に入れられる「わざガチャ」など、様々な施設がある。ちなみに、町にはNPCが配置させれいるが、ポケモンスクランブルシリーズにおけるNPCの登場は今作が初である。
ステージ一覧
- はじまりのにわ
ゲーム開始後、チュートリアルとして訪れることになるステージ。ここでゲームシステムについて学ぶ。
なお、このステージクリア後、はじまりのにわを再び訪れることはできない。 - グリーンエリア
草原が舞台となったステージ。ノーマルタイプ、ひこうタイプのポケモンが多く出現する。 - フォレストエリア
森林が舞台となったステージ。くさタイプ、むしタイプのポケモンが多く出現する。
外見が前作の「しずかのもり」と同じ。 - ビーチエリア
海岸沿いの砂浜が舞台となったステージ。みずタイプのポケモンが多く出現する。
外見が前作の「ひかりのなぎさ」と同じ。 - ケイブエリア
洞窟が舞台となったステージ。いわタイプ、じめんタイプのポケモンが多く出現する。
外見が前作の「いわけずりのどうくつ」と同じ。 - タワーエリア
塔が舞台となったステージ。エスパータイプのポケモンが多く出現する。
なお、前作の「えいえんのとう」と名前が似ているが、外見がかなり違う。 - ツリーエリア
高い木の上が舞台となったステージ。くさタイプのポケモンが多く出現する。 - レイクエリア
沼地が舞台となったステージ。水タイプのポケモンが多く出現する。 - ホラーエリア
墓場が舞台となったステージ。ゴーストタイプのポケモンが多く出現する。 - デザートエリア
砂漠が舞台となったステージ。じめんタイプのポケモンが多く出現する。 - ロックエリア
岩山が舞台となったステージ。いわタイプ、かくとうタイプのポケモンが多く出現する。 - ファクトリーエリア
工場が舞台となったステージ。でんきタイプ、はがねタイプのポケモンが多く出現する。 - マグマエリア
火山が舞台となったステージ。ほのおタイプのポケモンが多く出現する。 - レッドエリア
紅葉美しい秋の森が舞台となったステージ。くさタイプ、むしタイプのポケモンが多く出現する。 - アイスエリア
氷山が舞台となったステージ。こおりタイプのポケモンが多く出現する。
バトルのルール
- バトルロイヤル
前作からあるルール。ステージ内にいる他のポケモンを攻撃し、生き残ればクリア。
また、ステージの外周には電気柵が設置されてあり、これに敵を押し付けてダメージを与えることも出来る。 - チームバトル
3匹1組で幾つか用意されてある部屋を突破するというルール。
最初それぞれの部屋に入ったときは雑魚ポケモンしかいないが、その雑魚ポケモンをいくらか倒すと、一回り大きいリーダーが登場し、そのリーダーを撃破すると次の部屋に進むことができる。
また、ストーリーを進め、「テンションマグネット」なるアイテムを手に入れると倒した敵が「テンション」を落とすようになり、これをしばらく貯めることで、発動中HP自動回復、攻撃力アップの「ハイテンションモード」に突入できるようになる。 ハイテンションモード突入中は仲間のポケモン全員がプレイヤーの上に乗っかるので、なんとなくポケダン冒険団を彷彿とさせる。
そこ、ボスより妨害マシンのほうが強いとか言うな。 - とつげきバトル
多くのポケモンを引き連れ、敵の集団に文字通り突撃、粉砕する。
勝利するためには「とつげきパワー」を貯める必要があり、これはポケモンの強さとAボタンをいかに連打したかによって決まる。 なお、公式ホームページには「ボタン連打で敵軍と戦え!」とあるが、アナログスティックを回してもパワーを貯めることができる。
余談
- 「社長が訊く」より
- 実はWiiで「乱戦!」の続編を作っていて、試作品までできていたが3DSに場を写した。
- 本作のタイトルは当初「乱戦!」の文字を抜いて「ポケモンスクランブル」にする予定だったが、少し進化したものがイメージできる単語を入れたいということで、発売が任天堂ということもあり、「スーパー」が先頭に付けられた。
- 「大乱戦!ポケモンスクランブル」というタイトル案もあったが、あまりにもどこかで見たタイトルすぎたので結局お蔵入りになった。
関連動画
関連コミュニティ
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関連項目
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