『スーパーロボット大戦A』とは、バンプレスト(現バンダイナムコゲームス)から発売されたGBAソフトである。略称はスパロボA。ジャンルはSRPG。発売日は2001年9月21日。
2008年6月19日には、PSPで移植作である『スーパーロボット大戦A PORTABLE』が発売されている。
概要
任天堂の携帯機では『リンクバトラー』以来のスパロボ。タイトルのAは「Advance」または「Another」の略であり、GBAにおける最初の作品、という意味も込められているらしい。
新規参戦作は『機動戦艦ナデシコ』『機甲戦記ドラグナー』の2つ。αシリーズには参加していない『Gガンダム』や『08小隊』なども参戦している。『Gガンダム』と『ナデシコ』はこの作品を始め同時に参戦することが何故か多い。
主人公はアクセル・アルマーかラミア・ラヴレスのどちらかを選ぶことになる。選ばれなかった方は後に敵として登場する。男女でシナリオの展開にほとんど差はないものの、ステージのサブタイトルが異なっていたり、選べる機体が多少違うなどの差異がある。
主人公の搭乗する機体の意匠や名称は『スーパーロボット大戦64』の機体と似ている。
参戦作品
赤文字はスパロボ初参戦。括弧内はパッケージに描かれている機体(太字はPSP版のみ)。
- マジンガーZ(マジンガーZ)
- グレートマジンガー
- UFOロボ グレンダイザー(グレンダイザー※GBA版のみ)
- ゲッターロボ
- ゲッターロボG
- 真ゲッターロボ(原作漫画版)(真ゲッターロボ)
- 超電磁ロボコン・バトラーV(コン・バトラーV)
- 超電磁マシーンボルテスⅤ(ボルテスⅤ)
- 闘将ダイモス(ダイモス)
- 無敵超人ザンボット3(ザンボット3)
- 無敵鋼人ダイターン3(ダイターン3)
- 機動戦士ガンダム
- 機動戦士ガンダム 第08MS小隊
- 機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY
- 機動戦士Ζガンダム
- 機動戦士ガンダムΖΖ
- 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア(νガンダム)
- 機動武闘伝Gガンダム(シャイニングガンダム、ゴッドガンダム)
- 新機動戦記ガンダムW Endless Waltz
- 機甲戦記ドラグナー(ドラグナー1型)
- 機動戦艦ナデシコ(エステバリス・アキト機)
システム
援護攻撃・援護防御が採用されており、それらの発生を決定する要素として『信頼度』というシステムが存在している。信頼度が高いと1ターンで行える援護の回数や効果が上昇し、逆に低いと援護は発生しない。信頼度は隠しステータスであるためステータス画面で確認することは出来ないが、同時に出撃させたり、援護行動を使うことによって上昇していく。信頼度が高くなると援護攻撃の威力と命中回避に上昇補正がつく。基本的には同じ作品や版権元のカテゴリに対して初期信頼度が高いが、アカツキ・ナガレのように全カテゴリで信頼度が最低のパイロットもいる。
また、シールド防御のシステムも本作独自のものであり、シールドの耐久度が存在するうちは必ずシールド防御が発生する。そのため、HPを改造するよりシールドを強化した方が機体の生存性をあげるのには安上がりで済むようになっている。因みにマスターアップ直前までスタッフの誰もがシールドの仕様を把握していなかったらしく、バグや不具合が発生しにくい解決方法として、結果的にシールドにHPを付ける、という流れになった。しかし「ザクの肩にザクがもう1機付いている固さ」と称されたこのシステムは結果的にユーザーからも不評であり、リメイク版では削除された。(寺田Pもリメイク版開発当初からシールドHPシステムを削除する事を考えていた。)
他には『α』・『α外伝』で存在した、レベルアップとは別に使用した分だけ格闘や射撃のステータスが上がる『技能ポイント』のシステムも搭載されている。また、『64』の、こちらのレベルに合わせて敵レベルが変化するシステムが採用されている。
なお、携帯機の作品ではあるが、後に定着する「どこでもセーブ」や「片手操作」、「戦闘アニメカット」などの便利操作はまだ搭載されていない。
そのほかいろいろ
- 参戦作品は比較的スタンダードな物となっている。インタビューによると『COMPACT2』『α外伝』が趣味的な物が多かったから、とのこと。しかし後の携帯機シリーズではぶっ飛んだ作品が多数参戦していく事になる。因みにGBA及びDSのスパロボで、旧御三家が参戦した唯一の作品。
- 本作のストーリーは「極めて近く、限りなく遠い世界」からやってきた「シャドウミラー」の暗躍を中心に展開する。主人公機が『64』の登場機体に似ていること、ゲシュペンストmk-IIが敵の量産機として登場すること、『IMPACT』の女主人公エクセレンと同じ名字をもつ「レモン・ブロウニング」の存在など、他シリーズとのつながりを匂わせるような描写も多い。
なお、これらの「パラレルワールド」に関する設定・描写は、後のOGシリーズで生かされることになる(が、寺田P曰く非常に苦労したらしい)。 - 本作のシナリオ担当は『スパロボコンパクト2』を担当し、後に『ナムコクロスカプコン』や『無限のフロンティア』を担当することになる森住惣一郎。キャラクターの軽妙なやり取りとクロスオーバーは評価が高い。
- 旧シリーズからの移行期の作品の為か、主人公がニュータイプor強化人間の技能を習得する。
- 原作で死なないのにスパロボ補正で死ぬことで有名な三輪長官だが、本作では死亡しない。
- 本作では機体によって改造段階が違う。初代ガンダムやマジンガー、その他量産機などの弱い機体は改造できる段階が多く、真ゲッターやウイングゼロのような高性能の機体は改造できる段階が少ない。
さらに「V-UPユニット」という強化パーツが存在し、これはパーツスロットの多い機体に対して高い恩恵をもたらすようになっている。パーツスロットが多い機体は元々弱い機体であることが多いため、2つが合わさった結果、弱い量産機体にV-UPを付けて改造すると主人公格の機体より遥かに強くなる、という逆転現象が起こることになる。本作のみW-UPユニットという上位互換の強化パーツも存在する。 - このV-UPユニット、ネームド敵を倒すと手に入るのだが大体の場合、「仲間にできるユニットを撃墜する」と手に入るようになっている。
- ダイゴウジ・ガイは原作再現で宇宙ルート9話でのナデシコらとともに出現するマップにて、撃墜することができる。撃墜した場合V-UPユニット(W)を落とす。
- ミネルバXは生存させれば味方機体として使えるが、甲児での説得が必要&D-3(ドラグナーの機体)出撃必須と地味にめんどくさい上に説得に成功してもNPC化してマップクリアまで生存が必要と中々手間がかかる。
- 早乙女ミユキは初登場にしてAが唯一の参戦スパロボなのだが、説得条件がゲッターのそれぞれ3形態で1回以上戦闘することなので、早解きではやはりさっさと撃墜される運命にある。なお乗機のゲッターQ自体はそのまま入手可能。
- ララァも数少ない味方に引き入れられるシリーズなのだが、撃墜するとやはりV-UPユニットに変わる。そのマップで撃墜するとやはり原作再現で戦死する&アムロの気力激減ということになってしまうが…
- キリカも数少ない登場作品であり、64以外だと仲間に引き入れることができる唯一のタイトルなのだが、やはり撃墜するとV-UPユニット…
- そして一番の被害者は何といってもエルピー・プルである。
- 『64』や『DC版α』と同様に合体攻撃が実装。本作の合体攻撃はレベル制限がかけられている合体攻撃が存在する。合体攻撃としての究極石破天驚拳は本作が初となる。
- 援護攻撃の武器を指定することが出来ず、ENや残弾数や相性を考慮せずに基本的に一番強い武器で攻撃してしまう。また隣接した誰が援護攻撃・援護防御を行うかを指定することも出来ない。プレイヤーが指定出来るのは援護の有り無しのみである。
- 序盤だけ自軍加入するセイラ・マスが特定ステージ時点でアムロより撃墜数が多いと隠しユニットとしてGファイターが加わる(アムロの方が多いとガンダムがフルアーマーガンダムになる)。この合体形態、特にガンダムMAモードは旧式の機体とは思えないほど強力。デフォルトでは宇宙専用だが、強化パーツをつければ地上でも運用できる。V-UPユニットとの相性も良く、二人乗りなので色々と活用できる。
- 他のシリーズと異なり、兜甲児が剣鉄也の事を「鉄也くん」と呼んでいる。原作TVシリーズでもこの呼び方。本編開始時にはグレートマジンガー終盤の展開を反映して険悪の仲となっている。ある場面では「剣鉄也の野郎」と呼び捨てにしている。
- シナリオの都合上、ZZの参戦が異常に遅い。分岐次第ではラストまでたったの4話しか使えない。ジュドーさん涙目である。その代わりにZZガンダムの性能はかなり高く設定されていたり、ネオジオンの敵MSの能力も高くなっている。強化兵が乗っているためにファンネルの射程の長さと威力・命中率は鬼のようになるので注意。なぜかルーはザクレロに乗って加入する。
- 本作が初参戦のナデシコ、ディストーションフィールドの性能がATフィールドよりヤバいことでも有名。
- ビーム兵器3000まで無効、重力兵器5000まで無効、その他の攻撃は全て半減。
- 消費ENが20と高めであることを差し引いても凶悪。ただしEN供給ができるエステバリス各機以外が連打するとガス欠する。特にEN消費が多いナデシコは注意。
- ナデシコ系の敵は平然とこれらを積んだユニットが並ぶわけで、HP以上に硬い難敵。
- だが、ビームは3000まで「無効」なので、ビーム兵器を改造すればぶち抜ける。特に旧シリーズの計算式が使われていたAでは、Fより各種倍率は抑えられているものの3000程度なら改造で余裕でぶち抜く。よって木連相手にはビーム兵器をメインにしたユニット≒モビルスーツが有効である。
- 流石に性能がやば過ぎたので、次作Rでは消費据え置きですべての性能を半分に落とされた。
- ラスボスが弱いことでも有名。上記のV-UPユニットが存在するせいもあるが、合体攻撃の倍率補正なども高いため、ちょっと改造すれば余裕で一撃粉砕することができる。ワカメ弱いよワカメ。
- 後述のリメイク作である『Aポータブル』では、大容量のメディアになったことで戦闘アニメが強化され戦闘ボイスが付いたほか、「スキルパーツシステム」や「連続ターゲット補正」等が導入され、戦闘システムが近年の作品に近いものになっている。また、「どこでもセーブ」や「戦闘アニメカット」など携帯機向けにシステムが最適化されている。
なお、ラスボスは思いっきり強化されており、6万だったHPは20万を超えた。ワカメ強いよワカメ。 - ガンダムシリーズの作中設定がかなりカオス。
- 『Zガンダム』の争乱であるグリプス戦役後なのに『0083』のデラーズ・フリートが作中で初めて決起する。原作では『0083』の出来事を経てティターンズが結成され、『Zガンダム』へ繋がるのだが本作ではティターンズは崩壊済み。因みに原作通り、ケリィ・レズナーがジャンク屋として登場する唯一のスパロボ。また、アナベル・ガトーやガンダム試作2号機は本作では参入しない。『ファーストガンダム』のキャラはデラーズ・フリートを支援するクロスオーバーが展開される。
- シャア・アズナブルは『ファーストガンダム』設定で、デラーズ・フリートに所属し、『星の屑作戦』後にクワトロ・バジーナとして味方に参入する。ここだけならスパロボでは希にある事のように見えるが、実は1年戦争からずっと行方不明のままであった事が判明する。つまり、グリプス戦役には初めから参戦していない。その為、クワトロの偽名を手に入れたのは(描かれてはないが)作中が初めてとなる。
おかげでカミーユがどういう過程を経てエゥーゴに入ったのかが謎。
ちなみに最終話前でハマーンに暴露されるまでアムロ、(レディ・アンからの手紙を読み、素性を知った)ブライト、(生存していれば)ララァ、レディ・アン以外に正体がバレていない。アムロも終盤に差し掛かる頃に、確信に至り『Zガンダム』の作中のような会話をしている。 - ハマーンのネオ・ジオンが健在なのに何故か木星へ旅立ち済みなジュドー。紆余曲折を経て、地球圏へ戻ってハマーンとの決着をつける事になるが。正直、本作の『ZZ』の人物は影が薄めである。特に登場した1話で戦死してしまうグレミー・トトはかなり不憫。(ハマーンに野心を見抜かれ、捨て駒にされ、地上で死ぬ。おまけにジュドーと戦う事がない。)
- 『逆襲のシャア』のネオ・ジオンの人物は登場しないが、ギラ・ドーガやヤクト・ドーガ等の機体はハマーンのネオ・ジオンによって運用されている。
- トレーズ・クシュリナーダが1年戦争時に全世界を手中に収めかけた事が語られる。しかしTV版ガンダムWの出来事がプロローグ等にも語られていないのでTV版ガンダムWがいつ展開されたのかが不明である。もしかして、本作のヒイロ達は20代の可能性が・・・。
- 一番原作再現されているのはもしかしたら『Gガンダム』なのかもしれない。とはいえデビルガンダム四天王はマスターガンダム(東方不敗)しか登場せず、原作と異なり、ウルベ・イシカワは登場しない為、ウォン・ユンファがグランドマスターガンダムに乗っている。また、ドモンとアレンビーは既に顔見知りとなっている・・・と差異はかなり多い。
スーパーロボット大戦A PORTABLE
主な変更点
- オプションに戦闘BGMの変更機能が追加。据え置き機ではお馴染みのサウンドテストやロボット図鑑、キャラクター図鑑も実装された。
- スキルパーツシステムが追加。スパロボW同様に消費形式。連続ターゲット補正システムは本作が初採用。
- キャラクター別固有のエースボーナスとカスタムボーナスが版権スパロボ初採用。
- シールドHPシステムや信頼度システム、技能ポイントシステムは廃止され、サポートアタックとサポートガードは他の作品のように援護攻撃と援護防御として別々に技能化されている。
- V-UP系パーツも廃止された。一方で新しく勇者の印やスラスターモジュールなど追加された強化パーツも。
- GBA版と違ってビームライフルやラピッドライフルがP兵器化している。おかげで短射程ながらもP属性ラピッドライフルを持つリョーコ機などの特徴がマイルドになってしまった。
- 精神コマンドも一部変更。近作に倣って「奇跡」や「奇襲」の廃止、「感応」が追加されたり「愛」の効果が複合タイプのコマンドになっている。また、幾つかの機体の地形適応も変化している。
例えば、ガンダムEz-8は宇宙の地形適応がデフォルトでAになったので宇宙でも扱いやすくなった。 - セイラさんがZZ版であることが顔グラフィックの絵柄でわかりやすくなった。(図鑑も出典がZZ名義。)
- 中盤以降は敵のHPが加速度的に上がっていく。ボスクラスは勿論、スーパー系の雑魚敵や巨大な機体も数万以上になっている。
- 武器改造が個別式から一括式に変更。Gガンダム勢のスーパーモード等で使用できる武器もリメイク前のパイロットのレベルによる攻撃力上昇から変更され、改造で攻撃力が上昇するようになり、格段に使いやすくなった。
- クワトロ・バジーナのデフォルトBGM設定が「シャアが来る」。
- 東方不敗マスターアジアの名称がリメイク前の「マスター」から「東方不敗」へ変更。
- ガンダムW系のガンダムの各名称が本来の名称に変更。
例:ウイングゼロカスタム→ウイングガンダムゼロ
デスサイズヘルカスタム→ガンダムデスサイズヘル - ガンダムEz-8、Zガンダム、ザンボット3に武装追加。このうちEz-8は初めから、Zガンダム、ザンボット3はカスタムボーナスにより武装が追加される。
- ゲッターロボは3人乗りから1人乗りになる際に改造引き継ぎ先が3人乗りの物に引き継がれるようになった。リメイク前ではゲッターロボからゲッターロボG(ゲッターロボGから真ゲッターロボ)へ改造は引き継がれず、残った1人乗り(ゲッター1、ゲッタードラゴン)へ改造が引き継がれていたが、本作では逆になっているので1人乗りゲッターを運用する際には再度の改造が必要となる。
- 二周目以降の引き継ぎシステムでは改造段階15段階、撃破資金増加、強化パーツ4スロット解禁は廃止。
一方で合計資金、撃墜数、消費したスキルパーツの効果の引き継ぎがされるようになった。 - シナリオ面では変更はないが、会話内容が変更されているところがある。
APのいろいろ
- V-UPユニットが廃止されたため、V-UPユニット所持者の獲得パーツもそれぞれ変更された。
- 今作から導入された「連続ターゲット補正」が回避型殺しとして機能している。
- 要するにこれは同じユニットが連続で狙われると回避率が下がっていくというもので、それまでのスパロボで使われていた「回避率の高いユニットを単機で突っ込ませ反撃で削る」という黄金戦法が使えなくなった。
- APでは被弾するとリセットになるタイプだが減少率がシリーズで一番厳しい-15%。
- ちなみに発動条件は攻撃された場合なので、カウンター発動で先に撃墜すれば補正を受けることはない。
- なおこういう場合有効なのがセーブ&ロードでいい結果が出るまでロードなのだが、今作はソフトリセットをすると乱数が保存され、同じタイミングでロードしても乱数が保存され同じ結果になる。どうしてもソフトリセットで回避したいのであれば別のマスで再度セーブすれば乱数が変化する。
- 命中率も同様であり、本作はアムロやカミーユのようなエースクラスのニュータイプでも低い命中率になってしまう。集中を使っても100%にならない事もしばしば。その為、本作では必中持ちのパイロットが攻撃面では強いとされている。(同様の理由でラミアよりもアクセルの方が選択を推奨されている。)
因みに原作Aでは命中率補正がマイナスされている武器が存在していたが、リメイクでもそのままマイナス補正となっている武器も多い。
- AからAポータブルになる過程で導入されたシステムは大体導入されている。
- カスタムボーナスは機体をフル改造を行う事によって追加される。各機体によって様々なボーナスが追加され、追加前と追加後では運用がガラリと変わる機体も多い。
例:ガンダム→「全武器をバリア貫通にする」
ガンダムEz-8、ガンダムヘビーアームズ改、ラーズアングリフ→「全武器の弾数1.5倍」
マジンガーZ、グレートマジンガー、グレンダイザー→「受けるダメージ-30%」
ゲッターロボ(3人乗り)→「攻撃後に変形可能」
と、ユニークな物が多い。アルトロンガンダムの「自爆を使ってもHP1で残る」ジムカスタムの「攻撃を当てると敵の気力-10」と戦術にも採用できる強力な物も。 - 撃墜数を周回にも引き越せるようになった為、二週目以降、隠し要素の「Gファイターとフルアーマーガンダム」と「白鳥九十九とフルアーマーZZガンダム」が両立できるようになった。他の両立できない隠し要素は二週目以降も改めて条件を満たす必要がある。(例えばガイ、ララァor東方不敗は二週目以降も両立はできず、それぞれのルートを通らなければいけない。また、二周目以降も九十九は小バームルートを選ぶと死亡するので、九十九を死なせずにフルアーマーZZを入手したい場合は、必ず木連ルートを通らなければならない。)
- 敵HPはニルファ・サルファ系統と同じくかなり高くなっており10万超えもいる。
- 本作のドン・ザウサーの強さは異常。
- ワカメ超絶強化
- レモン・ブロウニングの乗機が無印Aには登場しない、OGシリーズのヴァイスセイヴァー固定に。
- 合体攻撃はすべてリメイク前と同様の物が収録。ダブルゲキガンフレアや究極石破天驚拳は必見。
- 前作の『MXポータブル』と異なり、顔グラフィックは読み込み速度を重視した為か、表情が変化しない。リメイク前ではスーパーモードやハイパーモードの武器で変化していたGガン勢もそのまま。また中断メッセージも非搭載。これらの問題は技術発達もあった為か、PSPスパロボ3、4作目の『第2次Z』では表情も変化し、中断メッセージも搭載されている。
- ボイス面でも現状『A』にしか登場しない『ゲッターロボ』の早乙女ミユキ、白骨鬼、リサや、声つきで登場した事がなかった『グレンダイザー』のルビーナや『コン・バトラーV』の一木金太、一木知恵など新規にボイスが収録されたキャラクターも多い。
- BGMは『MX』、『第2次α』、『第3次α』、『OGS』を流用している物もあるが『哀戦士』『嵐の中で輝いて』『CHAOS』等、新規に作成された物もある。
- 一方でリメイク前に採用された『水の星へ愛をこめて』や『FLYING IN THE SKY』等好評だったBGMがリメイクでは不採用になったりとファンには不満な点も。
- シャイニングガンダムスーパーモードのBGMが最初から何故か『我が心 明鏡止水~されどこの掌は烈火の如く~』である。リメイク前は『燃え上がれ闘志~忌まわしき宿命を越えて~』だったのだが。因みに『燃え上がれ闘志~忌まわしき宿命を越えて~』をサウンドテストに追加するには他のシャッフル同盟4機のガンダムのスーパーモードの必殺技を使用する必要がある。その為、中盤にならないと解禁されず、その頃にはドモンは既にゴッドガンダムへ乗り換えている。リメイク前と同様のBGM設定にできるのは実質的に2周目以降である。
- そもそも本作ではBGM名が『燃え上がれ闘志』『明鏡止水』と何故か略されている。
- 戦闘アニメは『MX』や『OGS』に登場した機体はアニメを流用しているが、『MX』にはない武装は新規にアニメが作成されている。『MX』にあった武装でもアニメに変化が加えられている物も。ガンダムW系のように第3次αの物をベースにMX風にブラッシュアップ又は新規に作成された物も。因みに真ゲッターロボは第3次αの立ち絵をベースにしているが、機体デザインは『第3次α』時のOVA『真ゲッターロボ対ネオゲッターロボ』の物ではなく、原作漫画版準拠のデザインになっている。
- RX-78-2ガンダムやシャイニングガンダム、マスターガンダム、ガンダムEz-8や初代ゲッターロボのように新規に立ち絵やアニメが作られた機体も多い。
- ガンダムデスサイズヘルはリメイク前では特殊能力「ハイパージャマー」が「ジャマー(誘導兵器無効化)」の効果であったが、本作では従来同様、分身の効果に変更されている。また、GBA版では猛威を振るったビームシザースが空中適応が無くなり、空中の敵に攻撃不可、EN消費するようになる、と手痛い弱体化。正式参戦する頃には空中の敵も多いため、地上ではフライトモジュールが必須になる。
- 武器改造時の攻撃力上昇が異様に低いユニットがある。
- この痛手を特に受けたのがマジンガーZとウイングガンダムゼロ。武器のフル改造を行ってもマジンガーZはブレストファイヤーがダイアナンAのミサイルと同レベルの攻撃力。ウイングゼロのツインバスターライフルはトーラスのビームカノンよりちょっとだけ強いレベル。(たった200の差。)勿論、他の4機のガンダムより攻撃力を大幅に下回っている。ウイングゼロはリメイク前同様、ツインバスターライフルの燃費が異様に悪く、命中率もマイナス補正を受けているので優遇されているのは戦闘アニメぐらい、という酷い有様。前述のようにカスタムボーナスも微妙な内容。マジンガーZも合体攻撃こそあるが、肝心のパイロットの甲児の宇宙適応が低く、スラスターモジュールを付けないと宇宙での運用は厳しい、と残念な事に・・・。
- お前の空手を見せてやれ
- 愛を覚えて努力を忘れた男
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