「LIVEツアーカーニバル スーパーロボット大戦CG 奏鳴の銀河へ」とは、『アイドルマスター シンデレラガールズ』ゲーム内のイベントであり、『スーパーロボット大戦OG』とのコラボイベントである。
「OG」ではないのはもちろん「スーパーロボット大戦GC」でもないし『スーパーロボット大戦Card Chronicle』とも関係はない。
2019年12月10日より開催のスパロボOGコラボ第2弾についてはこちらへ
→第2次スーパーロボット大戦CG チューン・デュエラーズ
概要
2017年12月10日~12月18日の間に開催。
正式タイトルが示すように、分類としてはアイドルLIVEツアー形式のイベントであり、それにスパロボ風の要素を織り込んだものとなっている。
状況としては『スーパーロボット大戦X-Ω』への「鋼鉄公演」参戦のお返しという背景ではあるが、そもそもシンデレラガールズは他作品への出張は多数あってもこちらのゲーム内でコラボシナリオを展開することは稀であり、去年の同時期に行われたのも『ディアリースターズ』とのコラボという身内ネタの範疇であったため、スパロボという全く異質の作品とのコラボ、しかもどうやらロボットに乗るらしいということで色々と困惑することとなった。
なお、設定としてはあくまで「○○公演」と同じ体裁の、アイドルたちが演じる劇中劇であり、実際にアイドルたちが戦乱の中に放り込まれたわけではない。
あらすじ
来るべき宇宙時代。巨大星間文明バルマー、襲来。
彼らの精神衰弱兵器を前に、地球人類は無力だった。
だが、まだ希望はある。強い心とカリスマを持つ人類の規格外……
通称『アイドル』と呼ばれる特殊能力者たちの存在である。
アイドルたちの奮闘により、戦況は好転。
そして今、地球の一大反攻作戦は最終局面にさしかかっていた……。(イベントOPより)
タイトルが『第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ』のパロディになっているだけあって、ストーリーも同作のバルマー帝国(ゼ・バルマリィ帝国)との闘いが元になっており、何気に本家OGシリーズに先駆けてのバルマー本国参戦であった。「OGコラボというかαコラボでは?」などと気にしてはいけない。「SRWOG」の版権表記はスパロボオリジナル系全般を指すようで、OGシリーズ未参戦の「ブラスタ」や「シュロウガ・シン」のプラモデルでは箱にも「SRWOG」の小さなシールが貼られている。
登場人物
表記はアイドルの名前と搭乗機体。「作中において演じているキャラクターの名前」は、特記のない限りスパロボOG世界に準拠して、アイドルの氏名を「名・姓」のカタカナ表記にしたものである。
スパロボ側の登場人物については、後述する実際に登場する2名を除いて言及などは一切なく、本作は「世界設定やメカはスパロボだが、人物はシンデレラガールズ」というような感じの世界である。
高森藍子 / シロガネ
カードはイベントの上位報酬SR[白銀の歌声]高森藍子。衣装はOG世界の艦長服(女物も存在するのだが、男物のほうがモチーフになっている)。あちら側の世界がちらつく、白基調の軍服姿の藍子。軍服コスが2回も与えられるゆるふわ乙女とは。
銀河反攻打撃艦隊旗艦シロガネの艦長。普段は指揮官として凛々しく振る舞うが、この争いの世界の中においてもゆるふわの心を忘れておらず、その精神が地球に勝利をもたらすこととなる。
脇山珠美 / ダイゼンガー
カードはイベントのメダルガチャSR[武人の魂]脇山珠美。衣装はもちろんゼンガー・ゾンボルトのものがモチーフ。
ストーリー内における主人公ポジション。実年齢(29)以上に大人びて見えるクールで豪胆な漢ゼンガーとは似ても似つかない珠美であるが、その身に秘めた正義の心と勇敢さはまさしくSAMURAIにして鋼の救世主。
大原みちる / アウセンザイター→エクスバイン
カードはイベントのメダルR[熱々パイロット]大原みちる。衣装はレーツェル・ファインシュメッカーのものがモチーフ。一見意味不明だが、「謎の食通」と「趣味は食べること、パン大好きアイドル」というのが繋がりか。
あらすじの「パンはトロンベの如く」という脳が理解を拒むフレーズが話題を集めた。
なおカードのセリフにはスパロボに出演したアニメ作品のネタがしれっと入っていたりする。
突如現れたペルゼイン・リヒカイトに敗北を喫し、駄目押しとばかりに現れたグランゾンのブラックホールクラスターを阻止すべく、予備の練習機に乗り換えて特攻。その身を挺して友軍を守り抜き、宇宙に散った。衝撃の展開に全みちるPが涙し、そしてグランゾン絶対許さねぇと怒りに燃えた。しかし後でそのパイロットを知って怖気づいた。
……が、実はアインストに保護されており、(何か植え付けられたりもせず)無事に生還、合流。同時に代わりの機体としてエクスバインボクサーを与えられており、最終決戦を戦った。
三好紗南 / ソウルゲイン
カードはイベントのメダル・ステージ報酬R[宇宙のエース]三好紗南。衣装はアクセル・アルマーのものがモチーフ。
ゲーマーアイドルの面目躍如なお仕事であり、台詞はスパロボネタだらけ。「大技を出すときの掛け声は、お腹に力を込めて…でぃぃぃやっ!」など本人絡みのネタもしっかり押さえている。流石である。
浜口あやめ / 雷鳳→アウセンザイター
カードはイベントと同時に開始したリミテッドガチャSR[スペースくのいち]。衣装はトウマ・カノウのものがモチーフ。特訓後イラストでは雷鳳っぽい飛び蹴りを披露している。なおOGにおける雷鳳は忍者だったジンライの改修機という設定でありちゃんとした忍者つながりでもある。
自らの力こそを奉じ、戦うためにバルマー帝国に与する「宇宙最強の忍び」。しかしタマミとの戦いと対話を通じて信念にゆらぎが生じ、そのために抹殺されかかるものの這々の体で脱出、グランゾンに苦戦する一行の前に現れ、「宇宙忍法・スペース鏡返し」でブラックホールクラスターを跳ね返してグランゾンを撃破。そのまま限界を迎えた雷鳳と共に散らんとするが、タマミがとっさに動力炉を切り離して救出。説得により仲間に加わり、代わりの機体としてミチルが遺したアウセンザイターに搭乗。最終決戦の際にはお馴染み「刃馬一体」も披露している。濃厚なあやたまありがとうございます。
安部菜々
カードはリミテッドガチャR[サポートウサミン]安部菜々。衣装はオペレーター服。
シロガネのオペレーターであり、地球とは家族同然の関係にあるというウサミン星人。リアルウサミン星人である。
小早川紗枝 / ペルゼイン・リヒカイト
カードはイベント途中で開始したドリームリミテッドガチャSR[夢幻のあめつち]小早川紗枝。衣装はアインスト・アルフィミィのものがモチーフ。ただし下半身の露出は許されなかった。
モチーフとなったキャラと同様、アインストという存在として登場。その点を強調するためか「サエ・コバヤカワ・アインスト」というちょっとまどろっこしい名前になっている。
原作のアインストとはいささか立場が異なり、人類の守護のために先史文明により生み出された存在。かつて敗れた真の敵との戦いに備え、亜空間に潜んでいた。初登場時はシロガネに攻撃を加えてアイコを拉致するがそれも人類の力を試すためであり、最終的に力を認め、自らが知る真実をアイコたちに明かし、力を貸す。
原作のアインストが「人類の監視を目的としていたが、暴走して人類の敵となった」存在であったことを鑑みるとなかなか興味深いifとも言える。
人外の超越的存在だが喋り方は他のキャラ同様元のままなので、「人類はん」というおそらくここ以外では聞く機会のない京都弁がちょくちょく出てくる。
財前時子 / グランゾン(ネオ・グランゾン)
カードはドリームリミテッドガチャR[高潔な指導者]財前時子。衣装はシュウ・シラカワのものがモチーフ。みんなのトラウマと我らが女王様のコラボレーションに多くのPが戦慄した。その馴染みっぷりたるやシュウとサフィーネ・グレイスの娘説が発生したほど。
前述のようにグランゾンを駆って敵として現れるが、頭痛に苦しんでいるという意味深な描写を見せる。それは封印を施されているためであり、後半で追加されるMASTERボスとしてネオ・グランゾンが連続して登場、それを倒していったことで封印が解かれ、最終決戦の場においては味方としてその力を振るう。……が、戦いが終わった後に改めて敵対した模様(最終ステージのMASTERボス)。敵→最終決戦で味方化→隠しボスという、まさにシュウという感じの立ち回りである。
なお、囚われている間にパンとかドーナツを貢がれていた模様。ちなみにシュウのファミリアであるチカの声は桑島法子(ほうこ)さんである。ノリコではない。
サイドストーリーの登場人物
各ステージのVERY HARDコース・RankSPの対戦相手であり、それぞれ5回以上クリアすることにより見られる、サイドストーリーに登場する面々。
その正体はスパロボでおなじみ「並行世界」からの来訪者。並行世界で最終決戦を勝ち抜いた後、ワープトラブルでこちらの世界に転移、この世界の命運をかけた戦いに巻き込まれた。
2度に渡って最終決戦に挑む羽目になり、「どんなbookmakerも不成立を宣言するレベル」とはケイトの談である。
- 兵藤レナ / アルトアイゼン・リーゼ
チームのリーダー。賭け事が好きなところはキョウスケと共通している。「分の悪い賭けは大好きよ♪」とのこと。
チームのみんなの力を信じていたからこその勝負だったようだが、ケイトからは「それ以外は行き当たりばったり」と突っ込まれている。 - 矢口美羽 / 虎龍王
「これぞタイガーヤグチの本気です! 燃える虎、ヤグチです、パオーン!」 そのおふざけっぷりはミウというよりミオ(本田でない)。チームのムードメーカーを引き受ける。 - 大沼くるみ / 龍虎王
クスハとの共通点といえば巨乳、そして「汁」に定評があるということなのだろうか……。
彼女の念動力と「自分の弱さを認めた上で、立ち向かっていく心」が並行世界で最終決戦を勝ち抜いた鍵となったようである。 - ケイト / ライン・ヴァイスリッター
ケイトはイギリス人、エクセレンはアメリカ系である。惜しい。
チームのサポートを担当。分の悪い賭けに突っ込みたがるレナに呆れながらも、2つの戦いに勝利を収め、世界を救うことが出来たことを喜んでいる。
ストーリー外の登場人物
ライバルユニットとしてのみ登場した面々。
ちなみに、特記なき場合は基本的に「バルマーの精神干渉によって操られている味方」か「普通に味方という体だが特にツッコミなく戦う」という設定である。
- 浅野風香 / ビルトビルガー
「ピュアリーツイン」の片割れということで、この後のパートナーの登場を予期したPは多い。 - 木場真奈美 / ジガンスクード・ドゥロ
扱いの難しい機体を乗りこなすさすがの木場さんといったところだろうか。 - 村松さくら / グルンガスト改
グルンガスト全般で言うとちょっとゆるめの女の子が乗ることも度々あるので、らしいと言えばらしい……のか? 後の「PTXスケルツォ・プリマヴェーラ」の前振り。 - 望月聖 / アンジュルグ
バルマーの戦闘機械であるが、戦う中で「わたしの歌」を思い出す。イラストが[清白の乙女]特訓後であり、その姿はまさに天使。 - 島村卯月 / サイバスター
コラボぷち衣装においてPを爆笑の渦に包み込んだ卯月×サイバスター、再び。「熱風! 疾風! シマムラです!」「アァァァカシック・バスタァァ!」
また、ファミリアは「リン」と「ミオ」である。 - 遊佐こずえ / フェアリオン・タイプG
機体も妖精だしパイロットも妖精。「りくせんと…まもるよー」と言っているので元ネタ通りに王女殿下なのだろうか。彼女の雰囲気からしてシャイン王女と同様の予知能力ぐらいあっても不思議ではない……かも? - 大石泉 / エクサランス・レスキュー
プログラミング→メカニック、という連想だろうか。なお、さくら・泉ときて亜子は登場せずニューウェーブ要素はない。守銭奴にピッタリの機体がOG参戦済みであればあるいは…… - 及川雫 / ART-1
「MOTTOも~っと」と、持ちネタとコラボ先を巧みに組み合わせたネタを差し込んでくる。 - 片桐早苗 / R-GUNパワード
バルマーの精神干渉にお酒で対抗しようとする。飲酒運転はダメ、ゼッタイ。 - 堀裕子 / SRX
サイコドライバーユッコ。しかし、本来SRXは3~4人乗りでありセクシーギルティがSRX関連で揃っているわりに早苗はR-GUNパワードに乗っているし雫はART-1で被り気味だし、一体どういうメンバーで構成されているのだろうか。謎。 - 大和亜季 / 量産型ゲシュペンストMk-Ⅱ改
「量産型とは、トライ&エラーの果てに生まれた信頼の結晶であります!」 イラストはカイ機だが戦闘アニメではビームが出る。 - 佐城雪美 / フェアリオン・タイプS
「戦うことは好きじゃないが、戦うことしか知らない」という悲劇的な背景が窺い知れる。ラトゥーニは雪美ほど寡黙ではないが、方向性は近しいと言えば近しいか。ゆきこずロイヤルハートブレイカーの戦闘アニメはよ。 - 奥山沙織 / ビルトファルケン
ピュアリーツインバードストライク。……また、沙織は熊の小物がトレードマークである。そして元ネタのゼオラ・シュバイツァーといえばくまさんパ――……という連想で沙織と風香の人選が決まったのかもしれない。 - 丹羽仁美 / グルンガスト零式
ゼンガーに対するリシュウよろしく、タマミと師弟関係である模様。 - アナスタシア / アルテリオン
「星」「宇宙への憧れ」つながりか。ネガティブな発言が散見されるのも元ネタのイメージであろう。 - 南条光 / Gコンパチブルカイザー
特撮変身ヒーローに縁深いコンパチカイザーと光、ベストマッチ! 新必殺技の特訓のためにタマミに協力を求めてくる。 - 今井加奈 / エグゼクスバイン
普通の女の子がエグい機体に乗ってきた。「PTXスケルツォ・プリマヴェーラ」の一人。 - 黒川千秋 / エール・シュヴァリアー
「幻想公演 栄光のシュヴァリエ」で登場した[白銀の騎士]の姿……というわけで。曰く、スペースパラディン・チアキ・クロカワ。義によって力を貸す異星人。時期が時期ならパールネイルが機体だった可能性も…? - 向井拓海 / Gバンカラン
言うに及ばず。「ミチル」はそこでパン食べてるので仕方ないね。 - 神崎蘭子 / ガリルナガン
鎌持ってるアイドルなんて他にそうそういるものではない。敵対勢力のようだが、倒すと改心する。本イベントをきっかけにコトブキヤのガリルナガンを購入した蘭子P諸氏がデカール貼りで地獄を見る羽目になっていないか心配される。 - 椎名法子 / エクスバインガンナー・タイプL
ストーリーには絡まないが、トキコにドーナツを届けているのが彼女であろうことは疑いようもない。本来スケルツォ・プリマヴェーラとは関係ないのだが、みちるとの関連・元ネタとの人数合わせか「PTXスケルツォ・プリマヴェーラ」の一人である模様。 - キラリ博士 / きらりんロボ
「鋼鉄公演きらりんロボ」からの参戦。シンデレラガールズ出自のパイロット&機体なのだが、一周回って逆に意外な登場である。本来「キラリ博士」表記の時は敵だったのだが、今回は人類の味方とのこと。
なお、なにげにイベント新規描き下ろしである。「X-Ω」にもコラボで登場しているが、そちらは3Dである。
スパロボからの登場人物
- ルアフ・ガンエデン / ゲベル・ガンエデン
ステージ1「地球上空」のボスとして登場。チュートリアル的な感じで普通に撃破される。サナには「ラスボスっぽいやつをいきなり一刀両断」とか言われていた。
脱出したらしいが、その後の出番は特になかった。
中の人は高山みなみなのでむしろLIVEバトルで戦えば勝っていたかもしれない。 - ケイサル・エフェス
ストーリーの大本が第三次αである以上は可能性として考えられていたが、黒幕としてまさかの登場を果たし、話題を呼んだ。
中の人は水木一郎アニキなのでLIVEバトルなら(略)
関連動画
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