セルアニメとは透明なセルロイドに(絵の)輪郭を描き、裏面から不透明な絵具で彩色し絵を描いてセル画をつくり、それを重ね合わせてアニメーションを作成する手法。または、それで作られた動画のこと。
概要
劇場アニメーションやテレビアニメで使われており、アニメといえばセルアニメを想像する人が多い。アニメーションの制作技法として一時代を築いた伝統的手法のひとつといえる。
セルロイドは燃えやすいため、後にはアセテートが使われるようになったが、現場では伝統的に「セル」と呼び続けた。パソコンによるデジタルアニメが主流になった現代においても制作工程にこの用語が用いられている。
動画として紙に鉛筆で描かれた線画をいったんセルに描き写す必要がある。その際の黒い輪郭線は、後にトレスマシンでセルに機械的に複写する手法が確立されたが、明暗の境界線など(色トレス線)はすべて手作業でセルに写し取る作業が必要であった。セルへの彩色については自動化されることはなくすべて筆で塗る手作業だったが着色に用いる着色料は既成品の色は限られており、手持ちの着色料では足りない時は特注する必要があった。
紙に描かれた背景の上にキャラクターを描いたセルを重ねてカメラで1コマずつ撮影するのが一般的手法である。キャラクターごとにセル画をつくり、セルは数枚重ねて撮影することが多い。キャラクターを描いたセルの組み合わせを変えて、別のシーンをつくることもできる。ストップモーション・アニメーションや切り絵アニメなど他の手法に比べると大人数による分業に向いているため、広く使われるようになった。
多くのアニメスタジオでは1997年ころからデジタルアニメに移行しており、現行のセルアニメはサザエさんのみとなった。
関連項目
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読み:セルアニメ
初版作成日: 09/01/25 22:55 ◆ 最終更新日: 12/04/03 13:26
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