『セロ弾きのゴーシュ』とは宮沢賢治の童話作品である。
概要
ここでは(1)の童話について説明をする。
あらすじ
ゴーシュは活動写真館でセロ(チェロ)を担当している。
楽団では10日後の町の音楽祭に向けて練習に励んでいたが、ゴーシュは楽長から、下手なため厳しく叱責される。
その夜、彼は大きな荷物を抱えて帰宅した。自分の楽器を持ち帰ったのだ。深夜一人で猛練習に励んでいると、猫がやってきた。見覚えのある大きな三毛猫に見えるが、言葉をしゃべった。
その後、毎夜のように カッコウ、子ダヌキ、ねずみの親子などがやって来て、ゴーシュにセロを弾くように勧めた。
このような毎日を過ごすうちに、以前は気弱で 音楽でも感情表現ができなかった、「いつでもきみだけとけた靴(くつ)のひもを引きずってみんなのあとをついてあるくようなんだ」と楽長に言われていたゴーシュだったが、いつの間にか、音楽祭で一人でアンコールの舞台を勤めることができるほどに上達していたのだった。
関連項目
関連外部リンク
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