ソノウソホントとは、藤子・F・不二雄の漫画・アニメ『ドラえもん』に登場するひみつ道具である。
概要
初登場はてんとう虫コミックス第4巻。見た目は鳥のクチバシ。これを口につけて嘘をつくと、その嘘が本当になる。たとえば「私の目の前にいる人の鼻に花が咲く」と嘘を言えば、たちまち相手の鼻から綺麗な花が咲いてしまう。それだけでなく「今のは嘘」と言えば、本当になった嘘を取り消すこともできる。
ついた嘘が本当になる、すなわち喋ったことが一瞬で現実化するため、まごうことなき最強クラスのひみつ道具である。よく「最強のひみつ道具」と言われるもしもボックスは「パラレルワールドへ移動する道具だから世界を改変する力はない」と反論されることが多いのに対して、ソノウソホントは上述した通り喋ったことが現実化するため、正真正銘世界を改変する力を持つ道具と言えるだろう。
弱点らしい弱点がない完全無欠のひみつ道具と言えるが、あえて欠点を挙げるとすれば見た目が不格好なことと、嘘をつく猶予すらないほどの緊急事態は対処が難しいことくらいだろうか。(とはいえ見た目はこの道具の力ですぐに変えることができるし、嘘をつく前に負傷する危険性も「私はどんな時でもソノウソホントを万全な状態で使うことができる」などと事前に嘘をついておけば解決するが)
また「帰ってきたドラえもん」で一躍有名になったウソ800と効果が似ているために誤解されることも多い。ウソ800は喋ったことが全て嘘になる、すなわち喋ったことが反対になって現実化するのに対し、ソノウソホントは上述した通り喋った嘘が本当になる、すなわち喋ったことがそのまま現実化する。
公式お墨付きの性能
ソノウソホントの他にウソ800、あらかじめ日記、しあわせトランプなども「最強のひみつ道具」と言われることが多く、どの道具も不可能を可能にする力を持っている。その中でもソノウソホント(ウソ800、アトカラホントも含む)は、
ところで、これらの道具はしばしば究極の秘密道具にあげられる。言ったそばからなんでもどんどん現実化するのだから、他の秘密道具が何も要らなくなるはずなのである。
この通り、公式でも「究極のひみつ道具」と紹介されているほどである。
そのため、先述のウソ800、あらかじめ日記、しあわせトランプなども含めて、どの道具が最強なのかは今もなお(ごく一部のファンの間で)熱く議論されている。
関連静画
関連項目
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