概要
「CROSSROADS OF CHAOS」(2008年7月19日発売)で登場した効果モンスター。
チューナー・効果モンスター
※「ストラクチャーデッキ-シンクロン・エクストリーム-」収録のカード(SD28-JP021)による
星2/闇属性/アンデット族/ATK 400/DEF 200
(1):このカードが墓地に存在する場合、手札を1枚デッキの一番上に戻して発動できる。
このカードを墓地から特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したこのカードは、
フィールド上から離れた場合に除外される。
数少ないアンデット族のチューナー。自己再生効果を持っている。
「ピラミッド・タートル」や「ゴブリンゾンビ」などを使えば容易にデッキからサーチできる。
また、アンデット族は蘇生に長けているので、「おろかな埋葬」などで直接墓地に送り、「ゾンビ・マスター」などを用いれば楽にシンクロモンスターを大量展開できる。
自身の効果で蘇生した場合、除外されるデメリットがあるが、「異次元からの埋葬」で墓地へ戻すことで再利用が可能。アンデット族には同じく「異次元からの埋葬」と相性がいい「馬頭鬼」もいるため、それらを利用することでしつこく蘇生し、シンクロ召喚を行える。
カードが墓地へ送られやすいライトロードとも比較的相性がいい。手札をデッキに戻す効果は単体ではドロー機会が1度失われてしまうデメリットとなるが、手札に来てしまった「ライトロード・ビースト ウォルフ」を使うと無駄が少ない。
ライトロードにシンクロギミックを取り入れるときはぜひ採用したい1枚。
手札をデッキに戻すコストも場合によっては利用でき、前述の「ライトロード・ビースト・ウォルフ」のほか、デッキの一番上にあることで効果を発揮する森羅や通常ドローでしか効果を発動できない「RUM-七皇の剣」が手札に来た場合、デッキに戻しつつ効果を容易に発動させることも出来る。
闇属性なので、墓地へ送るのが容易。
「終末の騎士」、「ダーク・グレファー」でこのカードを墓地へ送り、蘇生効果を使用することで即座にレベル6のシンクロモンスターにつなぐことが可能。
シンクロ素材以外にも、アドバンス召喚のリリース要員として使うこともできる。
ランク2のエクシーズモンスターをエクシーズ召喚する際もこのカードが利用できる。自己再生したこのカードをエクシーズ素材にした場合、除外されるデメリットを回避できる。
弱点としては、墓地のカードを除外する「D.D.クロウ」などがある。
手札をデッキに戻すのはコストであるため、墓地のこのカードが除外されたりして特殊召喚できなかった場合、手札を1枚失い、次のターンのドローを固定させてしまうことになる。
コンボなどを深く考えずとも、シンクロ召喚を行うデッキであれば大体はこのカードが採用できる。「緊急テレポート」などと共に、遊戯王OCGにシンクロ召喚を蔓延させた張本人。一時期は環境を支配したほどである。
そのため、2009年3月1日には制限カードに指定された。
その後長らく制限カードの時期が続いたが、新シリーズになりエクシーズの時代が始まり、その次のルール改定やペンデュラム召喚が話題に上がり始めた2014年2月1日についに準制限緩和、2014年7月1日に制限解除された。
今後の活躍に期待がかかる。
海外では一足先に、2013年9月1日に準制限カード、2014年1月1日に制限解除となっている。
自身の効果で特殊召喚されたこのカードはフィールドから離れる場合除外されるため、コストとして墓地へ送ることはできない。
「王宮の鉄壁」などで除外を封じられている場合、このカードのデメリットは適用されず、フィールドから離れるときは本来送られるべき場所に送られる。
この状態で「生還の宝札」と「キャノン・ソルジャー」を使えば無限ループ1キルが可能。しかし、「生還の宝札」は現在禁止カードである。
自身の効果で特殊召喚したこのカードが「月の書」などで一度裏側表示になった場合、除外のデメリットは帳消しになる。
除外デメリットのある状態のこのカードが「ジャンク・アーチャー」などの一時的に除外される効果を受けた場合、帰って来るべきタイミングになっても帰ってこれない。
初出のレアリティはレア。強さが認められたのか、「DUELIST EDITION Volume.3」で再録された際にはウルトラレアに格上げされた。現在は「ストラクチャーデッキ-シンクロン・エクストリーム-」で再録されているので、入手は容易。ちなみに海外版は初めからウルトラレアになっている。
後に類似効果を持つチューナーとして「グローアップ・バルブ」、「スポーア」が登場したが、デメリットを除外ではなく、「「○○」の効果はデュエル中1度しか使用できない」とすることで、このカードのような使い回しを防いでいる。しかし、それでも強力なチューナーには変わりなく、後に2体とも規制を受けている(後者は現在制限解除・前者は制限カードとして復帰)。
また、同様の効果を持つサイキック族モンスターとして「リ・バイブル」が登場したが、こちらは再生の際に少々厳しい条件と膨大なライフコストを要求される。
このカードを専用の素材として指定するシンクロモンスターとして、「アンデット・スカル・デーモン」、「デスカイザー・ドラゴン」、「蘇りし魔王 ハ・デス」が存在する。
このカードが制限カードとなってしまったため、この3枚のシンクロモンスターはとばっちりを受けることとなってしまった。後に救済策として、フィールドにあるときカード名を「ゾンビキャリア」として扱う効果を持つ「ペインペインター」が登場した。現在はこのカード自体が無制限カードなので、特別の問題はない。
その他の作品において
アニメ5D'sでは、未来のネオ童実野シティの映像の中にこのカードが確認できる。
デュエルアカデミアの授業で、シンクロ召喚の例として「切り込み隊長」と共に「A・O・J カタストル」をシンクロ召喚する例が紹介されていた。
Dチーム・ゼアルでは、シンディ・クロスが凌牙とのデュエルで使用。
「おろかな埋葬」で墓地へ送った後に「ジャンク・シンクロン」の効果で特殊召喚し、ドッペル・トークン2体とともに「魔界闘士 バルムンク」のシンクロ素材となった。
関連動画
関連商品
このカードをシンクロ素材に指定するシンクロモンスター
関連項目
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