曖昧さ回避
タイガーマスクWとは、
- 2016年10月から放送されるTVアニメで、東映アニメーション創立60周年記念作品のひとつでもある。「タイガーマスク」の項目も参照のこと。
- 1.をモデルにした覆面レスラー。アニメとのコラボ企画で新日本プロレスに何度か登場している。アニメ内のキャラクターは「タイガーマスク」として活動しているが、こちら「タイガーマスクW」がリングネーム(おそらく四代目との混同を避けるため)。現時点で正体は非公表。キャッチコピーは「ゴールデン☆タイガー」。
本項では、1.について解説する。
概要
虎だ! 虎だ!!
お前は虎になるのだ!!!
前述のように、東映アニメーション創立60周年記念の一環として久々の復活を果たした。
新日本プロレスリングと親会社のブシロードも企画に関わっており、オカダ・カズチカや棚橋弘至といった新日の人気所属選手も実名で登場する。
主題歌はアニメ第1作のオープニングテーマ曲「行けタイガーマスク」を人気バンドの「湘南乃風」がカバーする事が発表され、2016年8月17日に開催されたテレビ朝日の六本木ヒルズイベントで初披露された。同時にスタッフやキャストの配役も発表されている。
メインスタッフは、シリーズ構成に千葉克彦、キャラクターデザインに香川久といった実力派を配し、万全の布陣で挑む。
さらにエンディングアニメーションの原画は、あの馬越嘉彦氏が手がけている。
前作との繋がり
前作「タイガーマスク」の結末は二種類ある。
漫画版タイガーマスクでは、タイガーマスクは虎の穴を壊滅させた後に実在するレスラーを相手に戦いを続け、世界チャンピオン挑戦を目前にして交通事故で死亡する。
このストーリーの続編に「タイガーマスク二世」がある。
アニメ版タイガーマスクでは、虎の穴の幹部に強力なボスキャラが設定され、タイガーマスクは最後の戦いで素顔を晒されてしまい、虎の穴のボス「タイガー・ザ・グレート」を殺害して完全な決着を付ける。以来日本を離れ、姿を消すことになった。
このストーリーの続編が本作「タイガーマスクW」である。
ストーリー
伝説のレスラー・初代タイガーマスクがマット界から姿を消して40数年後──。
小さなプロレス団体「ジパングプロレス」の若き練習生にして親友の東ナオトと藤井タクマ。
だが、二人が所属するジパングプロレスは、世界規模の巨大団体「GWM(グローバル・レスリング・モノポリー)」によって壊滅させられた。
GWMに復讐を誓った二人は、それぞれ別々の道を歩む。
ナオトは、GWMを影で操る巨大組織「虎の穴」を倒すべく、かつて「虎の穴」のレスラーを倒してきた伝説の「初代タイガーマスク」の存在を知り、富士の裾野で特訓を積み、タイガーマスクを襲名する。
一方タクマはあえて「虎の穴」に入り、過酷な訓練に耐え、闇のタイガーマスク「タイガー・ザ・ダーク」となる。
お互いの正体を知らない二人。
リングの上では天敵同士だが、目的はただひとつ。
「虎の穴を潰せ!」
登場キャラクター
- 東ナオト(あずま・なおと、CV:八代拓)
本作の主人公で、小さなプロレス団体「ジパングプロレス」の練習生であった。21歳。
ジパングプロレスがGWMによって壊滅させられた後に、伝説のレスラー「初代タイガーマスク」の存在を知り、かつてのタイガーが特訓を積んでいた富士の裾野で特訓を積み重ね、新たなタイガーマスクとなる。
宿敵イエローデビルの正体であるザ・サードとの対戦権を得るため一時GWMに参加するなどしたが、最終的に新日側としてファイナルウォーズに参加。タクマと組んでザ・サードと戦ったタッグマッチでは、奇しくもかつての伊達直人と同じく、マスクを破られ素顔を晒されてしまう。しかし最後の戦いとなるシングルマッチで、その破れたマスクを意外な形で修繕してリングに現れ、最終決戦に臨む。
得意技・必殺技はローリングソバット、タイガースープレックス、タイガードライバー('88、'91)、
超人的な大技としてサマーソルトキック→ダブルニードロップからそのまま後方に倒れこみ胸を叩きつける連続技「猛虎重爆」(と高岡が名付けたのだが誰もそう呼んでくれず名称未定のような扱いになっている)、空中からの踵落としから膝蹴りで挟み込む「タイガーファング」(高岡は「虎挟み」と命名したが春奈の機転で変更された)。試合の流れの中で変形版を繰り出すことが多く、形は一定していない。 - 藤井タクマ(ふじい・たくま、CV:梅原裕一郎)
本作のもう一人の主人公で、ナオトと同じく「ジパングプロレス」の練習生であった。21歳で、ナオトの親友。
父がGWMによって大怪我を負い、復讐するべくあえて「虎の穴」に入り、過酷な訓練に耐え「タイガー・ザ・ダーク」となる。
タイガーマスクになったナオトとタクマはお互いの正体を知らない状況が続いていたが、後にダークがザ・サードに敗れた時に真相を知る事になる。負傷後は「契約切れ」という形でGWMとは縁が切れており、ファイナルウォーズで、内藤の帰国が遅れたため選手が足りなくなった新日側として急遽参戦。タイガー&ダーク組vsザ・サード&ザ・セカンド組の戦いで新必殺技「クロスボウ」を決め、見事ザ・サード、ザ・セカンドを連続撃破した。
得意技・必殺技はダークネスドライバー(トゥームストン・パイルドライバー)、ダークネスホールド(新卍固め)、クロスボウ(交差した両手を相手の喉元に叩き込み、左右に振り抜いて衝撃を加える技)。 - 高岡春奈(たかおか・はるな、CV:三森すずこ)
タイガーマスクのマネージャーで、ナオトがタイガーである事を知っている数少ない人物。童顔幼児体型だがこれでも19歳。
第1作に登場した、初代タイガーマスクの正体(=伊達直人)を知っている唯一の人物「高岡拳太郎」の姪。
意外と体を鍛えており、覆面をかぶって「スプリングタイガー」としてリングに上がった事も。
タイガーと「虎の穴」の戦いが終わった後の番組最終話で、正式に女子プロレスラーとしてデビューしていく姿が描かれる。 - 高岡拳太郎(たかおか・けんたろう、CV:田中亮一)
アニメ第1作に登場した初代タイガーマスク・伊達直人の友人。
アニメ第1作では「虎の穴」からの刺客レスラー「イエローデビル」としてタイガーと戦ったが、後に改心し正統派レスラー「ケン高岡」となってタイガーと共に戦い、直人から「自らの意志を継ぐ者」と指名された。
現在は小さなバイクショップ・高岡モータースを経営しつつ、恵まれない子供達を支援している。
東ナオトを鍛え上げ、彼に虎のマスクを授け、姪の春奈と共にタイガーマスクをサポートする。
年齢からか、たびたび昭和ネタを披露。必殺技のネーミングセンスが古すぎて誰にも使ってもらえないという一面も。
キャストの田中亮一氏はアニメ第1作でも高岡拳太郎役を演じている。 - 藤井大助(ふじい・だいすけ、CV:草尾毅)
藤井タクマの父親で、ジパングプロレスの代表。
「虎の穴」が送り込んだ刺客レスラー・イエローデビルに敗れ大怪我を負い、現在は病院でリハビリに励んでいる。 - 山科ルリコ(やましな・るりこ、CV:千葉千恵巳)
ジパングプロレス代表・藤井大助が入院している病院の看護師で、毎日お見舞いに訪れるナオトに好意を持っているが、ナオトの置かれている状況を理解しており、本心を隠している。
その後、知り合いの誘いもありGWMのメディカルスタッフとしてMAXドームに勤務することになるが、タクマの負傷を機に元の病院に復職。献身的な看護でタクマの復帰を実現させた。 - 来間ひかり(くるま・ひかり、CV:橘田いずみ)
プロレス雑誌「月刊プロレスワールド」の女性記者で、あるきっかけでタイガー・ザ・ダークに興味を持ち、その動向を追っている。
前作の重要キャラクター
- 伊達直人(だて・なおと)
初代タイガーマスク。約半世紀前に活躍した「虎の穴」出身のレスラーで、孤児院への資金援助のため「虎の穴」を裏切ることになる。「虎の穴」との凄惨な戦いを繰り広げながらも、正統派レスラーとの正々堂々の勝負や、孤児達との触れ合いを心の支えとする一面も備えていた。タイガー・ザ・グレートとの最終決戦の後、姿を消す。
作中では軽く存在に触れられる程度で、残念ながら日本を離れた後の動向について詳細に語られることは無かった。 - タイガー・ザ・グレート
故人。かつての「虎の穴」のボス。本作では「最高幹部」と表現されている。
怪力・技・反則の三要素を極めた最強のレスラーで、初代タイガーマスクとの死闘の末、リング上で絶命。
彼の死を以て「虎の穴」は崩壊。再興に長い月日を必要とした。組織本部には今も彼の遺影が飾られている。
ジパングプロレス関係者
かつて作中で存在した日本のプロレス団体。東ナオト、藤井タクマが練習生として所属していた。
創業から10年を経て、3年前にGWMとの興行に打って出たが、ほとんどのレスラーを潰され団体は消滅。
この時の惨状が批判されたGWMは日本から一時撤退、3年後(作中の時期)まで侵攻を控えることになる。
- 大丸翔(だいまる・しょう、CV:根元幸多)
ジパングプロレス所属のレスラー。
一番手としてオーディンと戦うが敗れ、負傷のため引退。 - 西田強(にしだ・つよし、CV:深川和征)
ジパングプロレス所属のレスラー。
二番手としてケイジ田中、ビリー・ザ・キッドマン組とタッグで戦うが敗れ、負傷のため引退。 - 三笠海王(みかさ・かいおう、CV:川津泰彦)
ジパングプロレス所属のレスラー。
二番手としてケイジ田中、ビリー・ザ・キッドマン組とタッグで戦うが敗れ、壊滅したジパングプロレスを去ってフリーのレスラーになった。
3年後、多額のファイトマネーに釣られてGWMのオーディンとの試合を組んでしまうが、内心では怯えており、タイガーマスクに後を任せて逃走。
それで引退したわけではなく、後にも登場する。基本的に負け役だが意外な場面での登場もあり、結構神出鬼没な人物。
「虎の穴」およびGWM関係者
前作の「虎の穴」は悪役レスラーを育成して既存のプロレス団体に貸し出すという組織だったが、本作では表の顔となるプロレス団体GWMを所有・経営している。GWMレスラーの70%は「虎の穴」の出身。マネージャーも「虎の穴」関係者である。
GWMのレスラーの中には「虎の穴」出身では無い者もおり、一見普通のプロレス団体として活動している模様。
アメリカでは大人気で、インドでは敵対するレスラーをことごとく潰し、メキシコでは有力なレスラーを多数スカウトする等、世界のプロレス界に勢力を伸ばしている。
しかし、目下のところ日本ではタイガーマスクを呼んだ時だけはチケット完売、タイガーが来ないと客席ガラガラという極端な経営状態に悩んでいる。それを打開すべく積極的にタイガーマスクとも契約を交わしてリングに上げ、勢力を広げたところで新日本プロレスとの対抗戦に打って出る。
作中では詳しく描かれていないが、プロレス団体だけでは無く、総合格闘技にも手を出しているらしい。
本作の「虎の穴」の目的はタイガーマスクの抹殺では無く、市場の拡大、ゆくゆくは独占を図るという、ごく普通の営利企業であるところが前作との大きな違い。
しかし、その裏では選手の死を賭けた裏の賭けプロレス「ヘル・イン・ザ・ホール」を開催するなど、やはり闇の部分も失われてはいない。
なお、今作はタイガー史上初「虎の穴」が壊滅しないまま終了した作品となる。
他は組織の幹部達がことごとく死亡(旧作アニメ版)、本拠地に日本のレスラーが攻め込んできて幹部たち逃亡(旧作漫画版)、本編開始前に壊滅したことが語られるのみ(二世)、など完全に息の根を止められているが、本作はただ日本侵略が失敗したのとベルトを失って興行がやりにくくなっただけ。
- ミスターX(ミスター・エックス、CV:柴田秀勝)
「虎の穴」のマネージャー。風貌はアニメ第1作や原作漫画版に登場したかつてのミスターXとそっくりで、声優も同じだが、同一人物ではない。タイガーマスクに対しては、その名に敵愾心を抱くものの、タイガーの集客能力を見込んで積極的に利用する方針である。
ザ・サードなど「虎の穴」の主要な幹部たちは前作の人物の血縁者が多いが、彼は初代ミスターXとの関係は語られなかった。ここまで外見が同じなら無縁とは思えないが……。
初代ミスターXは、かつて「虎の穴の鉄の掟」に背いた初代タイガーマスクを抹殺すべく、数多くの刺客レスラーを送り込むも、いずれも失敗に終わる。最終的に自ら初代タイガーを襲撃、失敗して事故死する。現ミスターXの執務室に、初代ミスターXの遺品とおぼしき杖や片眼鏡が飾られている。
柴田秀勝氏はアニメ第1作でもミスターXを演じている。 - ミスX(ミス・エックス、CV:小林ゆう)
ミスターXの部下で、同じく「虎の穴」の美人マネージャー。最終話で「サンドラ」という本名を明かしている。
タイガー・ザ・ダークを筆頭に、配下のレスラーを従えている。
マネージャー以外にもリングアナウンサー、試合解説、広報など一人で何役も仕事をこなしている。売り上げが上がらなければ集客リサーチのため自ら他団体の試合を観戦しに行くなど、経営に骨身を惜しまず、自ら汗を流すタイプ。作中でもたびたび多忙な業務風景が描かれている。組織の中ではまだ新米なのか、かつての「虎の穴」の幹部達の血縁者たちについては関係を知らされておらず、事実を知って驚く場面が散見される。
新たなタイガーマスクの出現に脅威を覚えているが、ミスターXの指示もあって、彼を排除するわけではなくむしろビジネスとしてGWMの集客に利用しようとしている。
事務方かと思えば戦闘能力も高く、自ら女子プロレス選手としてリングに上がる事も。
ファイナルウォーズでGWMが敗れた後は、GWMを退職。女子プロレスの新団体「ガールズ・レスリング・ムーブメント」を立ち上げ、団体エースとして春奈(「スプリングタイガー」改め「スプリンガー」)をスカウトする。その事務所は、奇しくもかつてのジパングプロレスが使用していた場所だった。深夜までの事務作業や、人手が足りずまたリングに上がることになったりと、熱心な仕事ぶりは最後まで続いた。 - レディ(CV:森下由樹子)
ミスXの業務を補佐する女性。ミスターXの姪。眼鏡を掛け、無表情でいる事が多い。
時折「虎の穴」の方針に不満そうな言葉を漏らしたり、春奈の行く先々に(しかも真正面に)現れたりと、謎の行動を取ることも。
……特に何事も無く作品が完結し、謎の行動の真意は謎のまま終わった。もしかして本当にオフを満喫していたのか。
最終話ではミスXの新団体旗揚げに参加し、多忙な業務を助けている。 - ケビン・アンダーソン(CV:福山潤)
虎の穴出身レスラーで、タイガー・ザ・ダークと親交を深めることになる。
タイガー・ザ・ダークとはたびたび共闘する仲となり、ウォーゲームでタイガー・ザ・ダークが負傷する原因となったタイガーマスクに対して激しい敵意を燃やす。
しかしファイナルウォーズでタクマはタイガーマスクと共に敵として現れ、これに涙を流して激高。覆面を脱いで素顔で立ち向かう。6人タッグの乱戦の中、タイガーマスクの必殺技「タイガーファング」を受けて倒れた。戦いの後、空港から旅立つタクマを探して奔走している。連絡ぐらいしろよタクマ。 - マイク・ロドリゲス(CV:内匠靖明)
GWMの若手成長株のレスラー。ケビンと比べて出番は少ない。
新日との対抗戦6人タッグに抜擢され、主に若松龍と激突。激しい戦いを繰り広げたが、両軍に乱入者が来たため試合はノーコンテストになってしまった。次の試合ではまた同じメンバーで6人タッグに臨み、今度はタイガーマスクに敗れた。 - オーディン(CV:竹本英史)
「虎の穴」からの刺客レスラーにして、GWMパシフィックチャンピオン。
虎の穴出身レスラーは基本的に、後述のイエローデビルに代表される覆面レスラーが多いが、オーディンのように覆面をしていないレスラーもいる。
タイガーマスクの初陣の相手となるが、KOされる醜態を晒した。(記録上はリングアウト勝ち)。全盛期は過ぎていたようで、ミスXからも冷たく扱われる。
敗戦後は「虎の穴」に強制送還され、「虎の処刑」として他のレスラーの技の練習台となっていたが、その後ヘル・イン・ザ・ホールに出場。ビリーと組んでタクマ達と敵対していたが、最後はブラックアウトの前に窮地に陥ったタクマ達をアシストする形で乱入、その後脱出を果たし、故郷へ帰る姿が描かれた。負傷が癒えた後、地方の団体でリングに復帰。日本での戦いを終えたタクマの転戦先として受け入れ、タッグを組んでいる。
ひょっとしたら、円満に「虎の穴」から解放された史上初のレスラーかもしれない。(旧作では「この試合で勝てば自由の身になれる」と言われたものの負けて殺されるとか、自由の身になるために「虎の穴」自体を壊滅させるという展開だった) -
イエローデビル(CV:島田敏)
オーディンと同じく「虎の穴」からの刺客レスラーで、GWM勢と共にジパングプロレスを壊滅させた。
後にタクマを「虎の穴」へと勧誘する。
必殺技は手刀で相手を切り裂くデビルトルネード、コーナー上から相手を叩き落とすデビルズクラッシュ。
作中ではイエローデビルを名乗るレスラーは複数存在しており、この「二代目イエローデビル」はその後別のマスクとコスチュームに替えていたため動向が掴めなかった。
初代タイガーマスクの時代にも同じリングネームを持つ「虎の穴」レスラーがおり、初代タイガーとの戦いの後に離反した。(高岡拳太郎のこと) - ブラックパイソン(CV:高塚正也)
オーディンを倒したタイガーマスクに差し向けられた、「虎の穴」の刺客第一号。イギリスのチャンピオンで、ミスXによれば「実力のあるベテラン」。左目が閉じられた隻眼のマスクを着用し、常にニヤけた笑みを絶やさない。
後にヘル・イン・ザ・ホールに出場。タクマとケビンの連携に倒れる。
初代タイガーマスクの時代にも同じリングネームを持つ「虎の穴」レスラーがおり、やはり初代タイガーへの刺客第一号だった。 - レッドデスマスク(CV:三浦祥朗)
GWM最恐の覆面レスラーで、「虎の穴」からの刺客。真っ赤なマスクや衣装が特徴で「赤き死の仮面」の異名を持つ。
超人的な握力を活かした攻撃が得意。
後にヘル・イン・ザ・ホールに出場。他の選手たちがタッグで戦力を整える中で、一人だけで別格の存在感を示し、実力のみならず心理戦でも他選手たちを翻弄。危険すぎるために警戒され、生き残りの全選手の総攻撃を受けて倒された。
初代タイガーマスクの時代にも同じリングネームを持つ「虎の穴」レスラーがおり、初代タイガーと壮絶な反則合戦を繰り広げた。 - ボスマン(CV:浜田賢二)
アメリカのGWMで活躍するレスラーたちのリーダー格。タイガー・ザ・ダークを敵視し、バトルロイヤルで制裁を目論む。ベアハッグでドラム缶を破壊する怪力を誇る。 - ワーグナー(CV:福山潤)
GWMのユーロチャンピオンという触れ込みで覆面ワールドトーナメントに出場。
実はケビン・アンダーソンにマスクをかぶせた急造覆面レスラーである。 - ビリー・ザ・キッドマン(CV:安元洋貴)
覆面ワールドトーナメントに出場したイエローデビルの正体。頭突きを得意とする強豪。
後にヘル・イン・ザ・ホールにも出場。オーディンと組んでタクマ、ケビンの前に立ちはだかる。
ミスターXから覆面を正式に授けられており、急造覆面レスラーや偽者ではなく「三代目イエローデビル」のようだ。
藤井大介を負傷させた「二代目イエローデビル」とは別人で、その時にはケイジ田中と組んで三笠・西田組を破っている。
西田はその負傷により引退しており、彼もやはりジパングプロレスを壊滅させた仇である事に変わりは無い。 - ビッグフット(CV:福原耕平)
「虎の穴」から送られた刺客レスラー。身長220cm以上、体重240kgという巨体。大木をベアハッグで粉砕する怪力を誇る。
初代タイガーマスクの時代にも獣人ゴリラマンという体重360kgの怪物がいたが、超人的な怪力で暴れ回るだけであった。
ビッグフットは寝技も会得しており、対ゴリラマン用の攻略法がビッグフットにも通用すると考えていたタイガーは窮地に追い込まれる。 - リカルド・ゴンザレス(CV:馬場圭介)
ヘル・イン・ザ・ホールに出場したレスラーの一人。
タクマを付け狙っていたが、タクマと戦う前にレッドデスマスクに遭遇。共闘を持ちかけるが無視されて倒された。 - コックス
ヘル・イン・ザ・ホールに出場したレスラーの一人。「虎の穴の裏切り者」と紹介された一人。アフロ。
レッドデスマスクに敵わず、逃げ出したところをリカルドに妨害され、レッドデスマスクに倒される。 - ファントム(CV:平井啓二)
ヘル・イン・ザ・ホールに出場したレスラーの一人。「虎の穴の裏切り者」と紹介された一人。黒人。
オーディンを相手に優勢に戦うが、逆転負けを喫する。 - ザ・サード(CV:島田敏)
GWM世界ヘビー級チャンピオン。「虎の穴」の四天王の一人。かつての「虎の穴」のボス、タイガー・ザ・グレートの孫であり、リングネームの本当の意味は「タイガー・ザ・グレート・ザ・サード」。マスクやコスチュームは祖父と同じデザインの白い虎の姿で、祖父と戦った事がある高岡はその姿に驚愕した。
ナオト、タクマが追っている「藤井大介を負傷させたイエローデビル」がコスチュームを改めた姿である。
祖父は「虎の穴」のボスとして組織の管理運営を主に行い、レスラーとしてリングに上がったのは最後の最後だったが、彼は経営陣ではなくレスラーに専念している模様。ブラックアウトやビッグフットを一蹴、ウォーゲームではタイガー・ザ・ダークを撃破するなど、超人的な戦闘能力を持つ。流血試合や、対戦相手を再起不能に追い込む事は厭わないものの、戦い方自体は正統派。祖父は凶器攻撃などの反則殺法を繰り出していたが、彼は祖父とは異なり、常に正々堂々と戦った。
必殺技は相手の両足を固めた態勢にして持ち上げ、頭をマットに叩き付けつつ両足を折る「サクリファイス」。イエローデビル時代に用いた技も引き続き使用する。 - エル・カラカス(CV:蟹江俊介)
メキシコのレスラー。空中殺法を得意とするスター選手で、彼を引き抜かれた元所属団体は経営危機に陥ってしまった。
タイガーとの試合後、GWMのスカウトに応じた事をタイガーに非難される。 - キングタイガー(CV:西脇保)
「虎の穴」の四天王の一人。超人的な跳躍力とキックを得意とする総合格闘家。タイガーマスクと総合ルールで戦う。
初代タイガーマスクの時代にも同じリングネームを持つ「虎の穴」レスラーがおり、普段は赤覆面で正体を隠してミスターXらに指示を下す「虎の穴」の支配者の一人。あまりの強さのため試合ができなくなり引退していた伝説的強豪「幻の三人タイガー」の一人であった。 - ミラクル1(ミラクルワン、CV:三浦祥朗)
新日本プロレスが招聘した外人レスラー。実力は十分、来日当初は明るい性格だったが、二試合目で突如ラフファイトに豹変する。さらにミラクル2を呼び出し、もっと増殖すると宣言。反則の連発で試合をぶち壊し、新日と団体抗争を始める。
実は「虎の穴」の息がかかったレスラーであり、団体抗争は新日とGWMの対決に発展していく。ファイナルウォーズでは両陣営の選手が次々に負傷していく中で、体力十分な生き残りとして5戦目に登場。試合直後からの奇襲で優勢に試合を進め、オカダを負傷させることに成功。結局敗れたが役割は果たした。
チームメイトに敵を肩車させ、高い位置からのウラカン・ラナを繰り出す「ミラクル・ラナ」が必殺技。
ミラクルズは戦いの中で一人ずつ正体を明らかにしていったが、彼のみ最後まで正体不明。声優はレッドデスマスクと同じなのだが、技や言動などで同一人物らしい様子は無かった。
初代タイガーマスクの時代にもミラクル3という「虎の穴」レスラーがおり、力、技、反則の「3つの奇跡」を売り物にしていた。
初代ミラクル3の正体は「虎の穴」のボスで、引退して組織運営に専念していた彼が初代タイガーと戦うため現役復帰するにあたって、実戦で勘を取り戻すための仮の姿だった。力と技が衰えていないことを確認するとコスチュームを変え、タイガー・ザ・グレートとして初代タイガーとの決戦に臨んだ。
漫画版タイガーマスクではミラクル3の正体はアニメ版と異なり、怪力、技、反則をそれぞれ得意とする3人のレスラーがリング下で入れ替わるというギミックだった。 - ミラクル2(ミラクルツー、CV:福山潤)
ミラクル1が呼び出した、揃いのコスチュームを身に着けたレスラー。タイガーマスクに対して激しい敵意を見せる。
ミラクル1とよくツープラトン攻撃を行い、パイプ椅子による凶器攻撃も多用。ミラクル1のミラクル・ラナ→ミラクル2がパイプ椅子で追撃→ミラクル1がフォールという流れで多くの新日レスラーをマットに沈めた。
その正体はケビン・アンダーソン。 - ミラクル3(ミラクルスリー、CV:武虎)
続いて増殖した三人目の男。さらに、タイガーマスクを伴って登場する。大柄な体格で顎髭が特徴的。
正体は「虎の穴」のコーチ、オコーナー。「レスリングマスター」の異名を持ち、地味だが堅実な戦いぶりを見せる。
ランバージャックマッチで多勢を活かしてタイガーを追い詰めるが、それが新日勢の決起を促し、タイガーと新日の復縁に繋がってしまう。
先代のミラクル3(タイガー・ザ・グレート)ほどの超人的強さでは無いが、「力・技・反則」の三要素をきっちり押さえていた。 - ミラクル4(ミラクルフォー、CV:高塚正也)
四人目のミラクルズ。
団体戦ではミラクル1と2、タイガーマスクの動きが多く、3と4はいまいち目立っていなかった。
後に覆面を外し、真の姿でタイガーマスクとシングルで対決する。その正体は空中殺法を得意とするレスラー、ユニバーサルマスク。リング上空にパイプを設置した特殊リングで、空中からの攻撃を繰り出してタイガーを苦戦させた。
初代タイガーマスクの時代にも同じリングネームを持つレスラーがおり、タイガーマスクと対戦した。初代ユニバーサルマスクは「虎の穴」のレスラーでは無い。「虎の穴」に所属していなかったレスラーの名を引き継いだ例は初めてである。 - ザ・セカンド(CV:石塚運昇)
「虎の穴」の四天王の一人。かつての「幻の三人タイガー」の一人ビッグタイガーの息子。父親と違って小柄な体格のため「ビッグ」を名乗れずにいたが、日本上陸の際に「ビッグタイガー・ザ・セカンド」の名を公表する。
スパーリングでザ・サードと互角に渡り合う実力者で、日本での初試合ではタイガーマスク・永田組を撃破、ファイナルウォーズでは棚橋をKOして勝ち星を挙げる。
父親の死から半世紀近く経っているため、彼の年齢はどれほど若くても50歳近いことになる。そのためかスタミナに限界があり、連戦となった試合でダークの必殺技「クロスボウ」に敗れた。(それでもパワーは上なのだから、さすがはビッグタイガーである)
必殺技は相手を頭の上に担ぎ上げて背骨を痛めつけ、さらに空中から叩き落とす「スキュア」。 - タイガー・ザ・ブラック(CV:檜山修之)
「虎の穴」の四天王の一人。かつての「幻の三人タイガー」の一人ブラックタイガーの後継者と思わしきリングネームだが、スピード主体の先代と異なり、パワー溢れる巨漢。柔らかい筋肉で打撃の衝撃を吸収、関節を外して固め技が通じない。巨体ながら跳躍力もある。万事に優れた凄まじい強豪である。エキサイトしやすい性格で、ファイナルウォーズでは真壁と大激闘を演じた。
「ブラックタイガー」の名をそのまま使用しないのは、強さと黒い肌は一致しているものの、体格やファイトスタイルが全然違うからだろうか。 - ミスター・ノー
最終話で、メキシコでのナオトの試合に現れた対戦相手。正確にはこの名は発表されていないが、どこをどう見てもこいつで間違いない。「虎の穴」のレスラーであるかどうかも明示されていないが、まず間違いないだろう。(ドラマCDに登場しているらしい)
試合が始まる場面で物語が終了したため、リングに上がっているところまでしか描写されなかった。
初代タイガーマスクの時代にも同じリングネームを持つ「虎の穴」レスラーがおり、その珍妙な格好は後々まで語り草になった。
女性レスラー
- クイーン・エリザベス(CV:前田愛)、ペイン・フォックス(CV:永野愛)
GWMの女性レスラー(ディーヴァ)たち。美しい女性だが体格・実力ともに十分な本格的パワーファイター。
覆面ワールドトーナメント決勝の前座としてファンを沸かせた。 - ミルク(CV:飯塚雅弓)、ミント(CV:池澤春菜)
キャンディペアというタッグチームを組む女性レスラーたち。
GWMのクィーン・エリザベス、ペイン・フォックス組と戦うが、体格差が違いすぎて勝負にならなかった。
その後、応援に来た春奈と親交を深める間柄になる。
公式サイトではGWMレスラーの項目に記載されているのだが、実際にGWM所属なのか、試合に出る事もあるフリーのレスラーなのか、よく分からない。
最終話では「スプリンガー」こと春奈と共にミスXの立ち上げた新団体「ガールズ・レスリング・ムーブメント」に参加する様子が描かれた。
キャラクターデザインのモデルはそれぞれ瑞希(ミルク)と沙紀(ミント)。 - バイパー高城(CV:れいみ)
ふくわらマスクが主催した自主興行「プロレス三昧」に参加した女性レスラー。
スプリングタイガーとのタッグでキャンディペアと戦う。 - マザーデビル(CV:小松由佳)
女子プロレスラーとしてデビューした春奈の対戦相手。日本最強の女子レスラーと呼ばれており、凄まじい体格差で春奈を圧倒する。
イエローデビルと似たリングネームだが、特に関連性は無いようだ。
新日本プロレス関係者
- オカダ・カズチカ(CV:森田成一)
新日本プロレスのIWGP王者で、別名「金の雨を降らせる男」「レインメーカー」。
GWMに対抗すべくタイガーマスクと共闘する。ファイナルウォーズでも新日側の大将格として参戦。ミラクル1の強襲を受けて右腕を負傷してしまう。それでもレインメーカーを炸裂させて勝利したものの、ザ・サードとの決戦はタイガーに譲ることになった。
「オカダさん、な(これ重要)」。 - 棚橋弘至(CV:鈴村健一)
新日本プロレスのエースで、「百年に一人の逸材」。
タイガーマスクの必殺技開発に協力する。 - 永田裕志(CV:てらそままさき)
新日本プロレスのベテランレスラーで、ナガタロックと敬礼ポーズでおなじみ。
経営にも携わっており、選手達からの信頼も厚い大先輩。 - 真壁刀義(CV:真壁刀義)
新日本プロレスの人気レスラーで、キングコング・ニードロップでおなじみ。
実はスイーツ好きでも有名で、なぜかタイガーマスクをスイーツ好きと思うハメに。
実際には春奈がスイーツ好きで、意気投合して巡業先のスイーツ店を回ることになったが……。
ちなみに声も本人が当てている。 - 若松龍(わかまつ・りゅう、CV:岸尾だいすけ)
新日本プロレスの若手レスラーで、こちらはアニメオリジナルキャラ。
オカダさんを師と仰いでおり、タイガーマスクのデビュー戦でタッグを組む。いかにもタイガーの親友・ライバル役に収まるかという登場だったが、ただの若手レスラーで一流どころとの実力差は大きく、その後は前座のかませ役に落ち着く。
GWMと新日の直接対決第一戦でオカダ、棚橋と共に6人タッグに出場するという大抜擢を受けるが、ミラクルズの反則混じりの連携によって敗れてしまう。続く第二戦でも永田、棚橋と共に6人タッグに臨み、マイク・ロドリゲスと新人同士の激突。試合がノーコンテストに終わった後、ランバージャックで苦しめられるタイガーの窮地を救いに駆けつける。さすがにファイナルウォーズまでは参加させてもらえなかった。
タイガーの付き添いで会場に来ている春奈にアタックをかけているが、全く相手にされていない。一度食事に誘う事には成功したものの、最終的に玉砕した。 - 本間朋晃(CV:高塚正也)
みんなのこけし。真壁と行動を共にすることが多い。特徴的な声しており、話した相手から聞き返されることが多い。 - 石井智宏(CV:乃村健次)
ブルファイター。バトルロイヤルに参加した。 - YOSHI-HASHI(CV:岡本寛志)
「CHAOS」のメンバー。場外戦では持参した棒を凶器として使用する。29話からデザイン(髪型)が改められた。 - 矢野通(CV:深川和征)
「CHAOS」のメンバー。ヒールレスラーながらもコミカルな一面を見せる。 - 外道(CV:竹本英史)
「CHAOS」のメンバー。オカダのマネージャー的役割も務めるが、本人もIWGPジュニアタッグの王座を獲得するなど実力者。他の新日本のメンバーとともにウォーゲームに参加するも、ザ・サードと鉢合わせしてしまいあえなく敗退する。 - タマ・トンガ(CV:今村直樹)
「BULLET CLUB」のメンバー。白いフェイスペイントをしている。 - バッドラック・ファレ(CV:平井啓二)
「BULLET CLUB」のメンバー。試合ではタマとタッグを組んでいる。 - ケニー・オメガ(CV:堀秀行)
「BULLET CLUB」のリーダー。真壁が楽しみにしていたスイーツを先回りして買い占めるなど悪知恵が働く。
なお、堀秀行氏は「タイガーマスク二世」にて主人公・亜久竜夫を演じている。 - 内藤哲也(CV:山口勝平)
「LOS INGOBERNABLES de JAPON」のメンバー。普段は非協力的な態度を見せることが多いが、ふくわらマスクの自主興行やウォーゲームでは文句を言いながらもなんだかんだで協力している。
GWMと新日の全面抗争の直前にメキシコに遠征しており、最終決戦まで帰国が遅れて間に合わなかった。その穴を埋める形で、タイガー・ザ・ダークが新日側の選手として参加することになった。 - EVIL(CV:落合福嗣)
「LOS INGOBERNABLES de JAPON」のメンバー。内藤とともにふくわらマスクの自主興行に参加し、メインでタイガー&ふくわらマスク組と対戦する。 - 飯伏幸太(CV:飯伏幸太)
現実の方のタイガーマスクWの中の人。
久しぶりに新日本のリングに戻ってきた。奇しくもタイガーマスクと入れ替わる形なのは何を暗示しているのか……。
本人が声優を務めるのは二人目となる。
その他のレスラー
- ふくわらマスク(CV:塩谷浩三)
東北のご当地レスラーで、普段はひょうきんな覆面や仕草で観客の笑いを誘っているが、
タイガーの打撃で流血した際には人が変わったかのように本来の高い実力を見せた。
後に覆面ワールドトーナメントに出場し、タイガー・ザ・ダークと対戦。
試合後に解説席に現れて勝手に解説を担当するなど、勝負よりも場を盛り上げる事に徹するタイプ。
寂れていく地元に活気を呼び戻すため、大勢の知己を呼び集めて自主興行「プロレス三昧」を行い、大成功を収める。
ウォーゲームでザ・サードと対戦した際に、互いの正体について理解する。後にザ・サードと直接対話し、実は「虎の穴」のコーチだったという前歴が語られる。
……と、完全に正体がばれた後でもまだGWMの試合の解説をやっており、ミスターXが一緒にいるのに動じない肝の据わった男。
新日とGWMの戦いが終わった後には富士の練習場を高岡に使わせてもらっており、その際に高岡を「先輩」と呼んでいることから、高岡が元「虎の穴」のレスラーであるという事も知っているようだ。何かと詳しすぎる人物だが、正体は最後まで明かされずに終わった。
その正体は最初にジパングプロレスを壊滅させたGWMの四人のレスラーの一人、ケイジ田中という可能性があるが、はっきりと言及はされていない。 - ゴリラー・ジェット・シン(CV:江川央生)
タイガーマスクの対戦相手として招待された外人レスラー。半月刀を手に暴れ回る悪役。
控室でも凶暴なキャラクター性を崩さない。 - ミスター?(ミスター・クエスチョン、CV:西村知道)
覆面ワールドトーナメントに突如乱入した覆面レスラー。ヨガを修めているため体が柔らかく、関節技が通用しない。
彼の祖国インドもGWMによって被害を受けており、打倒GWMに立ち上がったタイガーマスクが初代タイガーと同じ強さを持つか興味を抱く。幼き日に初代タイガーの戦いを見届けていたという高齢のレスラー(60歳近いと推測される)が、その正体である。
初代タイガーマスクの時代にも同じリングネームを持つレスラーがおり、初代タイガーは必殺技を攻略され大苦戦を強いられた。
初代ミスター?の正体は、当時90歳を超える高齢だった伝説の強豪、「太陽王」グレート・ズマ。 - ポセイドン(CV:川津泰彦)
覆面ワールドトーナメントに出場したレスラー。イッツ・ザ・エースと対戦し、序盤は奮闘したものの敗退。正体は三笠海王。 - イッツ・ザ・エース(CV:鈴村健一)
覆面ワールドトーナメントに出場したレスラー。派手好きでパフォーマンスを欠かさない。ポセイドンと対戦し、豪快なぶつかり合いの末に快勝。正体は棚橋弘至。 - ドラゴンヤング(CV:岸尾だいすけ)
覆面ワールドトーナメントに出場したレスラー。イエローデビルと対戦し、為す術も無く敗れる。
その後ウォーゲームにも現れ、ザ・サードに挑むも手も足も出ず敗れる。正体は若松龍。 - ザ・サボテン(CV:岩田光央)
メキシコからやってきたレスラー。日本の牛丼が大好物。
メキシコプロレス界はGWMに優秀なレスラーをことごとくスカウトされて危機に瀕しており、プロモーターの母親と共にタイガーマスクを(超格安で)スカウトするために来日。彼自身に知性は無い、完全にギャグキャラクター。
回り回って最後には本当にタイガーマスクがメキシコのリングにやってきて、彼とタッグを組むことになった。ギャラは大丈夫なのか。 - マミー(CV:堀越真巳)
自称メキシコの大物プロモーター。ザ・サボテンの母親。
タイガーマスクをメキシコにスカウトするため来日。試合前にはタイガーマスクにケガを負わせるため息子に工作を指示したが悉く失敗。試合でもマネージャーとして試合に介入するなどしたが、息子に渡した凶器のサボテンが自分に自爆するなどこちらも失敗に終わった。 - うなぎマスク(CV:深川和征)
ふくわらマスクが主催した自主興行「プロレス三昧」に参加する予定だったレスラー。インディー団体「はまなこプロレス」に所属。
渋滞に巻き込まれ、試合に間に合わなくなってしまった。
その他
- 生ハムと焼きうどん(CV:西井万理那、東理紗)
実在するアイドルユニットで、声優も本人が担当。新日本の興行に呼ばれるが……。 - エヴァンス(CV:沢木郁也)
ヘル・イン・ザ・ホールを観戦する大富豪の一人。ミスターXを煽るなど、虎の穴にも慣れた上客の模様。 - ブラックアウト
ヘル・イン・ザ・ホールの門番として現れた巨漢レスラー。実はエヴァンスの会社が開発したロボット兵器で、圧倒的な戦闘能力でタクマとケビンに襲い掛かる。 - 嵐高徳(あらし・ごうとく、CV:麻生智久)
かつて初代タイガーマスクを教え導いた武術家、嵐虎之介の後継者で三代目師範。
人相風体はかつての嵐十段によく似ているが、来訪した武術家にそれっぽいことを言って寸借詐欺を働いており、最終的に半田一誠に後継者の権利を奪われる。大きな借金を作り、道場の土地や建物を取り上げられるという話は本当らしい。後継者争いが起こったり、前作終了後の嵐柔剣流はかなり酷い事になってしまったようだ。
公式サイトには「嵐先生の息子」と紹介されているが、半田によれば本名は「うまの・おさむ」(漢字表記不詳)と言うらしい。嵐虎之介は約50年前の時点で白髪の老人であり、息子とするには歳が離れすぎている。出来の悪い血縁者だとしても、孫か曾孫では無いだろうか? - 半田一誠(はんだ・いっせい、CV:真殿光昭)
嵐柔剣流の後継争いに敗れて破門され、別の場所で道場を開いていた男。最終的に、嵐柔剣流の幹部たちによって新たな後継者に選ばれる。
必殺技習得に悩むタイガーマスクと真剣勝負を行い、「払捨刀」(ほっしゃとう)の奥義を伝授する。……が、その教えは結局活かされる機会が無いまま終わってしまったような。
メインスタッフ
- 原作:梶原一騎、辻なおき
- プロデューサー:ギャルマト・ボグダン
- シリーズディレクター:小村寿明
- シリーズ構成:千葉克彦
- キャラクターデザイン:香川久
- アクション作画監督:羽山淳一
- 美術デザイン:渡辺佳人
- 音楽:高梨康治(Team-MAX)、刃-yaiba-
- アニメーション制作:東映アニメーション
主題歌
前述のように、オープニングテーマ曲はアニメ第1作のOP曲「行けタイガーマスク」のカバーとなっている。
関連動画
関連チャンネル
関連項目
- タイガーマスク
- 新日本プロレスリング
- ブシロード
- 東映アニメーション
- 馬越嘉彦
- 八代拓
- 梅原裕一郎
- 三森すずこ
- 橘田いずみ
- オカダ・カズチカ
- 棚橋弘至
- 永田裕志
- 真壁刀義
- 湘南乃風
- 虎の穴
- ミスターX
- アニメ作品一覧
- 2016年秋アニメ
関連リンク
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