タリア・グラディスとは、アニメ「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」の登場人物である。
CVはキシリア・ザビも演じた小山茉美。
概要
生年月日はC.E.44年4月8日で女性、コーディネイターである。身長170cm、体重は52kg。
本編中での年齢は29歳。
ザフト軍に所属する士官で、最新鋭艦ミネルバの艦長を務める。一児の母でもあり、プラント本国に息子を残してきている。かつてはプラント最高評議会議長ギルバート・デュランダルと相思相愛の関係であった。しかし遺伝子的にタリアとデュランダルの間には子供が生まれず、さらにプラントが敷く婚姻統制で結婚も認められなかった。どうしても子供が欲しかったタリアはデュランダルと別れて別の男について行った。とはいえデュランダルとは未だ肉体関係が続いており、物語序盤で交わったとされる描写がある。
ミネルバの艦長に抜擢されるほど判断力・指揮能力に優れているが、一部からは「デュランダルに色仕掛けをして艦長になった」と陰口を叩かれている。しかし癖のある副官アーサーやパイロットたちを纏め上げ、数々の危難を乗り越えてきた手腕は確かなものである。小説版では「カーペンタリアの鼻ッ先に敵が基地を作っている情報などない」と言い張るニーラゴンゴの艦長に対し、「鼻ッ先だからこそ敵が基地を作る理由になる」と心の中で言い返している(実際タリアの考えは的中していた)。ちなみにガンダムシリーズの中では、マリュー・ラミアスに続く2人目の女性艦長である。ただマリューは艦長戦死に伴う代理的な着任だったのに対し、タリアは正規の艦長である。シンがステラを敵軍に引き渡して処罰されようとした際、上層部に温情を求めるなど優しい一面もある。
ミネルバの艦長として、序盤から終盤まで戦い抜いた。進水式を控えるミネルバ艦内でファントムペインの強奪事件に遭遇し、母艦を追撃するため慌ただしくアーモリーワンを出港。ここから彼女の戦いは始まった。地球へ落下するユニウスセブンへタンホイザーを撃つはずみでミネルバも地球へ降下し、そこから各地を転戦。アークエンジェルとも干戈を交えた。ザフト軍に領土的野心は無いという意思表示の都合上、ミネルバは単艦で多数の敵とぶつからなければならなかったがタリアの手腕と幸運で何とか撃沈する事無く切り抜けた。途中、これまでの戦績が認められ、デュランダルによってFAITHを任命される。
最終決戦の時に、アークエンジェルの奇策でミネルバを落とされるも一命を取り留めたタリアはアーサーに艦の事を託すと自らは崩壊していくメサイアへと向かった。息も絶え絶えなデュランダルに寄り添い、キラに息子がいる事を伝えた。最期はデュランダル、レイとともに爆発の炎に巻き込まれ、波乱万丈な人生に幕を下ろした。
関連項目
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