ダイナマイト・キッドとは、プロレス黄金時代を体を張って駆け抜けた、スピードと魂が売りのブリティッシュプロレスラーである。本名トム・ビリントン。
概要
1975年に英マットでデビュー。新日本では藤波辰爾・初代タイガーマスク・小林邦昭との抗争でファンを沸かせた。全日本に移籍してからはデイビーボーイ・スミスとのタッグ、ブリティッシュ・ブルドッグスとしても活躍。このチームはWWF(現WWE)でもベビーフェイスチームとして人気を博した。
しかし身体の小ささを補うために手を出したステロイドや、受けも攻めもあまりに真っ直ぐなファイトスタイルのために全身が蝕まれ、身体的限界を理由に1991年の全日本・世界最強タッグリーグ戦最終戦で引退を表明。その後は断続的にリングに上がっていたが、車椅子生活を強いられるようになり、2018年12月逝去。
ダイナマイト・キッドといえばダイビングヘッドバット。コーナーからリング中央をはるかに超えてすっ飛んでいき、ガチで相手の頭を狙う危険技はまさに「爆弾小僧」を体現する大技である。
また、高速低空で叩きつけるスナップ・スープレックス、大きくジャンプして決めるツームストーン・パイルドライバーも得意技としてよく知られている。
レスラーとしては小柄ながら、身体の小ささを逆手に取ったスピードあふれる戦いぶりは後に数多くのレスラーに影響を与えることとなった。
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