ダライアス(DARIUS)とは、タイトーが発売したアーケードゲームで横スクロールシューティングゲーム、及びそのシリーズ作品である。ここでは主にシリーズ作品全体について説明する。
概要
「グラディウス」や「R-TYPE」と並ぶ、1980年代を代表する横スクロールシューティングゲームの1つ。初代では、ボディソニックを内蔵したベンチシートやヘッドホン端子を装備し、3画面を連結した大型専用筐体が話題となった。続編の一部では初代と同じく大型専用筐体を使用したものもある。
クリアごとに分岐するステージ、ZUNTATAのOGRこと小倉久佳氏担当のシリーズ作品ごとに高い評価を得ているBGM、そして水棲生物をモチーフにしたボスの巨大戦艦は以降の作品にも引き継がれ、シリーズの象徴となっている。前作から十余年経って発表された今冬発売予定の新作「ダライアスバースト」でも、楽曲にタイトーを退社しフリーとなった小倉氏が参加するなど、この点は変わらぬ伝統となっている。
シリーズ作品
アーケード
- ダライアス (1986年)
- ダライアス エキストラバージョン (1987年)
- スーパーダライアス (PCエンジンCD-ROM2、1990年3月16日)
- ダライアスプラス (PCエンジンHuCARD、1990年9月21日)
- ダライアスアルファ (PCエンジンHuCARD、1990年 プレゼント企画景品)
- ダライアスゲート (iアプリ / Yahoo!ケータイ / EZアプリ、2002年8月12日)
- ダライアスR (ゲームボーイアドバンス、2002年12月13日)
- ダライアス完全版 / ダライアス完全版ワイド (Yahoo!ケータイ、2007年9月12日)
- ダライアス (EZアプリ、2007年12月13日)
- ダライアスワイド (iモード、2007年12月21日)
- ダライアスⅡ (1989年)
- ダライアス外伝 (1994年10月)
- Gダライアス (1997年)
- ダライアスバースト アナザークロニクル (2010年12月17日)
家庭用オリジナル
- ダライアスツイン (スーパーファミコン、1991年3月29日)
- サーガイア (ゲームボーイ、1991年12月13日)
- ダライアスフォース (スーパーファミコン、1993年9月24日)
- ダライアスオーシャン (iアプリ / EZアプリ、2004年8月4日 / 14日)
- ダライアスバースト (プレイステーション・ポータブル、2009年12月24日)
主なゲームシステム
ステージ分岐
ステージクリア後には、プレイヤーは2つのステージのうちどちらへ向かうかの選択ができる。
ステージはアルファベットによるゾーン分けがなされており、V'ゾーン、Z'ゾーンを含めた最大28種類が用意されている。そのうちの規定のステージ数をクリアするとゲーム終了となる。
Gダライアスではギリシャ文字でα~οのゾーンに分けられており、さらにゾーン内で2つのエリアの分岐が存在する。エリアはアルファベットでA~Zで分けられている。そのため、合計15種類のステージと30種類のステージ内分岐(U、V、W、Xエリアは重複)が用意されていて、そのうち5ステージをクリアするとゲーム終了となる。
家庭用オリジナルではステージ分岐の仕方がアーケードとは大きく異なる。
パワーアップ
自機シルバーホークは数種類に色分けされたパワーアップアイテムを回収することで各種装備が強化される。パワーアップアイテムは、アイテムと同じ色をした敵を倒したり、特定の敵編隊を全滅させることで出現する。パワーアップの種類は作品ごとによって異なり、また、Ⅱを除くアーケード作品では、それぞれの装備の段階が数レベルに細分化されていて、最大レベル時にアイテムを回収することで段階が上がるというパワーアップシステムとなっている。
- ●赤
- ショット(対空攻撃)の強化。主に、ミサイル→レーザー(敵を貫通)→ウェーブ(敵と地形を貫通)の順で強化されることが多い。外伝では、最終段階の1つ前の段階のショットの方が強力であるということが有名。
- ●緑
- ボム(対地攻撃)の強化。フォースのみレーザー(後述)も強化。主に、ボム(前方下)→ツインボム(前方上下)→マルチボム(前後上下)の順で強化されることが多い。
- ●青
- アーム(防御シールド)の強化。全ての作品で、アーム→スーパーアーム→ハイパーアーム(地形への接触も防御)の順で強化される。
- ●黄
- レーザー(補助攻撃)の強化。Ⅱとフォースで登場。アイテム自体はⅡのみで登場。自機を中心に広範囲攻撃する。
- ●紫
- 外伝ではボンバー、Gではキャプチャーボールの数を増やす。キャプチャーボールは敵を捕獲する特殊攻撃で、捕獲した敵で、その攻撃を利用したり、ボンバーやαビーム(強力な大型ビーム。ボス敵が使うβビームに干渉させ、連射に打ち勝つとより強力になる)に変換したりする。
1度でもミスをすると、細分化されたレベルの高さが初期値に戻ったり、全体の段階が初期状態に戻ったりするので、シリーズを通してリカバリーが難しい。
他にも、敵を全滅させる金アイテム、スコアが上がる銀アイテム、1UPアイテム、複合パワーアップアイテムなどがある。
ボス(巨大戦艦)
ダライアスシリーズ最大の特徴といっても過言ではないのが、水棲生物をモチーフにしたボスの巨大戦艦であり、作品ごとにインパクトのある演出がなされている。特に、シリーズではボス戦前に警告音と共に下記メッセージが表示されるのが恒例。また、初代ダライアスとダライアスバースト、ダライアスバーストACでは、巨大戦艦戦時に次元気流に突入する。
下記に、シリーズに複数回登場しているものや特に有名なものについて紹介する。詳細なデータは「巨大戦艦(ダライアスシリーズ)
」を参照されたい。
- シーラカンス型戦艦
- 「キングフォスル」「クィーンフォスル」など、シリーズ最多の登場回数を誇る。序盤のボスとして登場することが多い。
- ピラニア型戦艦
- 「ファッティグラトン」「ハングリーグラトンズ」など。初代では弱点である口や拡散するピラニア弾がレーザーだと狙い辛いため、攻略の難易度は高め。外伝では高速移動しながらの苛烈な攻撃で、ダライアスバーストでは大量の子機がバリケードとなりシルバーホークを苦しめる。
- イソギンチャク型戦艦
- 「エレクトリックファン」「サンダーボルトファンズ」が該当する。フォスル型、グレートシング(後述)に次いで有名な戦艦。外伝では扇風機なのになぜか吸引攻撃をしてくる。
- ウミガメ型戦艦
- 「ストロングシェル」「ヘビーアームズシェル」「エンシェントバラージ」など。ラスボスとして登場するケースが多いのが特徴。初代の「ストロングシェル」は、最強状態のミサイルで弱点の頭部に張り付いて連射すると瞬殺できる。
- タツノオトシゴ型戦艦
- 「グリーンコロナタス」「バーミリオンコロナタス」「ディープドラゴン」など。ウミガメ型と並び、こちらもラスボスの常連である。初代の「グリーンコロナタス」については自機狙い弾を大きく弧を描いて避ける「三日月パターン」が有名。
- クジラ型戦艦
- 他のボスが「○○コロナタス」といった風に作品ごとに名前を変えて登場する中、当型艦は「グレートシング」という名前で一貫して登場する事が多い(Gダライアスでは頭文字を並べた「G.T.」と言う名で登場している)。一部作品を除き、基本的にラスボスとして登場する。全ての作品で高い攻撃力と耐久力を持ち、特に耐久力が他のボス敵とは比べものにならないほど高く、長期戦を強いられる。ステージの最後を飾るに相応しい風格と実力のため特に人気が高い。
- 胎児型戦艦
- ダライアスIIでは「バイオストロング」の名で、スーパーダライアスIIでは「メカバイオストロング」の名で登場する。「バイオストロング」の姿は巨大な胎児で、機械らしさは微塵も感じられない。攻撃のたびに産声を上げるその光景は異様そのものである。「メカバイオストロング」は成長した「バイオストロング」をサイボーグ化したような外見で、機械と混じり合った姿はグロテスクさを増している。水棲生物をモチーフとする巨大戦艦の中でひときわ異彩を放っている。
- シャコ型戦艦
- ダライアス外伝の6ステージにて「クラスティハンマー」の名で登場する。全方向にばらまかれる弾幕など、その攻撃は並のラスボス以上に激しく、シリーズでも屈指の強敵としてプレイヤーたちに鮮烈な印象を刻み付けた。
- オニキンメ型戦艦
- ダライアス外伝にて「ゴールデンオーガ」の名で最初のボスとして、「ストームコーザー」の名でラスボスとして登場する。「ゴールデンオーガ」はパッケージ、オープニング、エンディングに取り上げられていることから、外伝を代表するボス敵という見方が強い。「ストームコーザー」は外見は類似しているが攻撃方法は全くの別物で、ゲームバランスを崩壊させるような鬼畜な猛攻をしかけてくる。攻撃の激しさだけなら外伝で最強を誇るが、耐久力が高くないのが唯一の救い。
エピローグ
ステージ分岐を持つ本シリーズには、作品ごとに複数のエピローグが用意されていて、どの最終ステージをクリアしたかで決まる(ツインではプレイヤーがゲーム中にどのようなプレイをしたかで決まる)。
ハッピーエンドからバッドエンドまで、さまざまな種類があるので、これらを全て見るのも1つの楽しみである。
Gでは全て「誕生」をテーマにしたもので統一されている。
BGM
BGMはタイトーサウンドチームZUNTATAのOGRこと小倉久佳氏が担当している。アーケード4作品はどれもゲームBGMとして極めて高い評価を得ている。
初代では、大型専用筐体のボディソニックによる重低音を生かしたサウンドや、メタリックなBGMが好評を呼んだ。
Ⅱでは、初代とは違う生物感のあるBGMとなっている。また、最終ステージのBGM「say PaPa」は、道中からボス戦まで通して使用されていて、サビの部分に入るとボス戦が開始すると言った演出がなされた。
外伝では、全てのBGMが幻視をモチーフにしている。「FAKE」や「SELF」が主な名曲。最終ステージはⅡと同じく、ステージ全体で同一のBGMが使用されているが、BGMとゲーム画面とのシンクロはⅡ以上に顕著なものになった。
Gでは、ややアシッドトランスに近い、強いテクノ色を持つ、音楽全体としても一線を画すものにまで発展した。中でも、「KIMERAⅡ」「adam」はとりわけ高い人気を誇る。
2007年3月に小倉はタイトーから離れ独立。その後2009年12月に発売された新作『ダライアスバースト』ではメインコンポーザーは土屋昇平、サブコンポーザーは小塩広和が担当し、小倉は一曲のみ提供という形になった。楽曲は全体的にオリエンタルなイメージを基調としており、「Good-bye my earth」「The world of spirit」やアーケード版『アナザークロニクル』の「組曲 光導」、小倉の提供曲「Hello 31337」が特に人気が高い。
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リビジョン番号: 1385856
読み:ダライアス
初版作成日: 08/10/26 00:48 ◆ 最終更新日: 11/12/21 09:22
編集内容についての説明/コメント: シリーズ作品にACEX追加
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