ダルド歩兵戦闘車とは、イタリア陸軍に配備されている歩兵戦闘車(ICV)である。
形式名のVCC-80とは、『80年代型装甲戦闘車』という意味である。
そのくせに配備が2002年である。
歴史
1970年代まで、イタリア陸軍では装甲兵員輸送車としてM113とその仲間たちが居たのだが。
ということで国産でのICVを開発することにした。それまではM113を改造した車両(VCC-1カミリーノ)でお茶を濁すこととした。
1982年に開発が始まったのはいいが、イタリア自身の財政事情から試作車ができたのは1987年。さらに冷戦終結によって予算が削減されたり対戦車ミサイル装備の為設計変更されたり、またまたの財政難から発注がずれ込み、やっと1998年に制式化。そこからまた仕様変更があり(主にコストダウンのため)、部隊配備が始まったのは2002年からという体たらく。80年代からすでに20年が過ぎてしまったが気にしてはいけない。
機体解説
こうして長い長い時間がかかって配備されたダルド歩兵戦闘車ではあるが、やはり財政難から全然数が足りておらず、まだまだ配備要求が続いている。
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関連項目
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