ダークロードとは
- 「究極の悪の権化」という意味。暗黒卿などのように訳される
- データイーストから発売されたファミリーコンピュータ用のRPG
- 東方projectの楽曲→厄神様の通り道 ~ Dark Road
- デュエルマスターズのモンスターカードの種族の一つ→デュエルマスターズ
- ゲーム『ファイアーエムブレムif』に登場する兵種。→戦士(ファイアーエムブレム)
- 十月ユウによるライトノベルのシリーズ
ここでは6について話す。
この項目は、編集者が飽きたために内容が少ないです。 調べものなどの参考にはなりますが絶対的に内容が不足しています。加筆、訂正などをして下さる協力者を求めています。 |
この項目は、ネタバレ成分を含んでいます。 ここから下は自己責任で突っ走ってください。 |
ダークロードとは富士見ファンタジア文庫から出版されたライトノベルの題名であり、その物語の主人公の称号名である。全4巻
著者は十月ユウ、挿絵はいっせー
概要
舞台は、『カガク』の暴走により、一度文明が崩壊しかけた後の世界。主人公は『闇』を操る貴族。
専門用語
閉鎖技術 バウンドテクノロジー
過去に暴走した『カガク』の記録・知識のこと。(当然、家電や銃なども閉鎖技術に含まれる。)
貴族の中でも爵位によって解放されない物もある。(空間に関する技術は侯爵以上にしか解放されず、遺伝子に関する技術は"王"にしか使えない)
"王"
世界の頂点であり、全ての閉鎖技術を使うことができる絶対者。世界最強。
王族
7人の先天的に選ばれた特別な平民達。
平民として生まれ、成長と共に王族であることを自覚し、それと共に記憶が継承され、力に目覚める。血縁などとは関係なく選ばれる。
継承権争いでは、自分の推した王族が継承権を得ることで身分の上昇を狙う貴族が居るため、勝てそうな王族ほど多く臣下を抱えていることが多い。(ちなみに、王族を殺せるのは王族か配下の貴族のみ)
七大王器などを使って殺し合い、残った一人が戴冠式で王冠を戴き、次代の王となる。
七大王器 レガリアピース
〈直轄地〉が内包されている。〈王都〉に招かれてこれを手にすることで王族は継承権争いに参加できるようになる。
〈直轄地〉
"王"という『概念』を具現化した力。それぞれの七大王器に別々の力が宿っている。
貴族
魔法と呼ばれるレベルまで極まった『カガク』を制御する一握りの者たち。強大な力と引き換えに多大な制約に縛られる。
〈領地〉の『実体』(そのもの)と『概念』(伝承など)を操ることができる。
称号の継承が可能な限られた平民(稀に王族)が、貴族と会うことで、自動的に称号が継承される。継承にかかる時間は一瞬の時もあれば、一年かかることもある。貴族になった瞬間、ナノマシンが打ち込まれ一般教養・閉鎖記録が頭に流れ込み、王位の封具を先代から受け継ぐ(容姿も受け継ぐ場合がある)。継承を終えた元貴族(平民)は貴族の『閉鎖記憶による優位性』を守るために死ななければならない。
貴族同士が会えば、基本感づく。
全ての貴族は王から何らかの役目を持たされている。(闇黒卿は「反逆した貴族の始末」など)
王威の封具 インペリアルギフト
"王"から賜わり、貴族が代々受け継ぐ道具。
それぞれの称号を表す紋章が刻まれており、形も効果も千差万別。〈領地〉が内包されており、破壊されると貴族としての力を失う。
〈領地〉 フィーフ
それぞれの貴族が持つ『力』の象徴。
"決闘"中に発動条件を満たさなければ解放できない、所謂「超必殺技」。ここに取り込まれたら大体負ける。
召喚、強化、無効化、精神攻撃など、称号によって効果は様々。
下僕
貴族に拾われた平民などで、貴族に付き従っている者。
メイドだったり用心棒だったり性欲処理の道具だったりする。(人間でないこともある)
使い魔
正式名称は「特定服従遺伝子内包型生物群」といい、その名の通り遺伝子レベルで貴族への服従を強要させられている動物の事。レグルスは称号と一緒に受け継いでいることが確定しているが、他は不明。
"決闘" デュエル
基本一対一で行われる貴族同士の殺し合い。王威の封具も含め、禁じ手は一切無し。発動条件を満たせば〈領地〉を解放できる。審判として"王"から立会人を送られて。立会人を攻撃したら即失格(死亡)だが、観客が死んでも「身を守れない方が悪い」ということになる。
エクストリームルール
コイントスで先攻後攻を決め、順番に攻撃しあう。
相手の攻撃ターンは防御だけ。特殊な防備及び攻撃に対する妨害はできない。自分の攻撃ターンは打撃による攻撃を一回だけ。武器の類は使えないが、自身の能力を付与することはできる。防御側が10秒以内に立ち上がれず、戦闘態勢を取れないときは、攻撃権が相手に移る。
ルール上、相手を立てない状態にすればずっと俺のターンなので、貴族からは忌避されている。
平民
世界で一番人数が多い身分。
貴族を畏れ敬うことを遺伝子レベルで刻み込まれている。
貴族を識別することはできるが、王族は存在が遠すぎてできない。
とてもローテクでエコな暮らしをしている。
主な登場人物
王族
- 第一子 ???
- 第二子が七大王器を渡された時には、貴族の継承者を人工的に作り出す実験をしていた"王"に歯向かい死亡。
長兄であり、七大王器は代理の〈直轄地〉を内包した王笏 - 第二子 パシリッサ=シェニット・マムラハー
- "王"になる気は無いが、第三子にならせないために継承権争いを闘っている。
長姉であり、七大王器は魅了の〈直轄地〉を内包したイヤリング - 第三子 ルクス=シェリシー・マムラハー
- 人の心を察して行動を予想する能力にたけているため、王党派の大半を傘下に収めている。"王"になることが目的で、その後のことはどうでもいい。
次兄であり、七大王器輝きの〈直轄地〉を内包した手袋 - 第四子 フィリア=アレバー・マムラハー
- 第五子に襲われて、家族を殺された。自殺しようにもブレスレッドの効果で死ねないため、ずっと逃げ続けている。
次姉であり、七大王器は防御の〈直轄地〉を内包したブレスレッド - 第五子 ジャヴォール=ハメシェット・マムラハー
- 王族なら何をしても許される、と思っているうつけ。
三兄であり、七大王器は武力の〈直轄地〉を内包したチェーン - 第六子 レギーナ=シェシェット・マムラハー
- 頭がいいバカ。カナヅチ。
三姉であり、七大王器は聖域の〈直轄地〉を内包した指輪 - 第七子 プリエラ=シェヴィート・マムラハー
- 王族であることを認めたくなくて祖母と一緒に王党派の貴族から逃げ回っていた。
末子であり、七大王器は加護の〈直轄地〉を内包したネックレス
貴族
- 闇黒卿(ダークロード) ルイヤ=オフェル・クロス
- 王位の封具は《禁忌の断章》(アルスデッキ)で、「傾いた逆十字に鎖をあしらった紋章」が刻まれてたカードケース。無限にある闇という概念(「狂気・欲望=心の闇」「悪=闇」「ブラックホール=闇の星」etc...)と実体をカードの枚数だけに限定して使うことができる。カード一枚一枚は弱い上に持続時間が短いが、組合せ(「札技」という)方法が多くあるので、相手に合わせて使う能力を選べる利点がある。カードの種類はこちら
〈領地〉は、闇黒卿が闇そのものになる。拡散すると、攻撃をできない代わりに闇黒卿も攻撃を受けなくなる。凝縮すると、攻撃できる代わりに、闇黒卿も攻撃を受ける。最終形態は漆黒の球体に自分と相手を取り込む。
〈領地〉の発動条件は、敵の〈領地〉に取り込まれ、一回攻撃を受けること。 - 血侯爵(ブラッディマーショネス) エリザ=ダーム・マドグリフ
- 王位の封具は《夜薔薇の蜜血》(ローゼンブラッド)で、「薔薇の花と茨に彩られた紋章」を形作る。五体を循環し、代謝を行い、毒を無効化する人工血液。自分で血流を制御できる。血を取り込んだモノは全て下僕となる
〈領地〉は不明 - 月光男爵(ムーンバロン)
- 王位の封具は《真月の宝玉》(ルナティックオーブ)で、「三日月をハンモックに見立てて、背を預ける兎の紋章」が刻まれた手の平サイズの透ける素材でできた月のミニチュア。月光を凝縮して熱線を放ったり、月面のように軽々と跳ねたり、吸引させることで精神を侵す月の砂を出したりする。
〈領地〉は思考が混濁し、全身から力が抜ける。
〈領地〉の発動条件は、"決闘"の最中に月を相手に見せること。 - 死侯爵(デスマークイス) 京夜=メス・マドグリフ(旧姓は「ジェメリ」)
- 王位の封具は《不滅の仮面》(エクスデスマスク)で、額に「百合をあしらった図柄に刻まれる罅割れた髑髏の紋章」が刻まれた顔の左側を覆う仮面。装着すると、不死身と無痛症の肉体を与える代わりに、最も帰りたいと願う歳に姿を留めさせる。外すと、体が年齢相応のものに戻り、腕力と速さが化物並みになる。
〈領地〉は、下僕を召喚する
〈領地〉の発動条件は、"決闘"の最中に一度殺されることで発動する。もう一度殺されると〈領地〉が解ける。(死亡するかは不明) - 鏡子爵(ミラーヴァイカウント) エスペリオ=レイ・リベルタ
- 王位の封具は《双忌魔鏡》(デュアルリフレクター)で、時々、鏡面に「角と蝙蝠に似た翼を備えた異形の獣の紋章」が現れる、持ち手の代わりにバンドが付いている女性が使うような手鏡2枚。相手の全てを写し取ったり、自分を別の場所に映し出したり、望むものを映し出したり、と色々使える。使い魔の合わせ鏡の悪魔を出すこともできる。
〈領地〉は、取り込まれた者の心を抉る真実を見せつける鏡の群れ。最終形態は鏡の檻。
〈領地〉の発動条件は、敵を《双忌魔鏡》で挟み、合わせ鏡に取り込むこと。 - 夢幻子爵(レヴェリーヴァイカウンテス) レム=ハズット・リベルタ
- 王位の封具は、《悪夢の魔酒》(ナイトメアキャップ)で、「枕を抱き締める翼の生えた悪魔(夢魔)の紋章」がラベルに描かれた、琥珀色の酒が入ったボトル。幻覚を見せることができる。
〈領地〉は、夢幻の実体化。視覚や聴覚だけでなく触覚や痛覚までも認識させるため、うまくいけば無傷のままショック死させることができる。
〈領地〉の発動条件は、"決闘"の最中に幻覚を幻覚だと敵に『自覚』されること。 - 毒伯爵(ポイズンカウンテス) ヴェレーノ=ラール・ヴェンデッタ
- 王位の封具《毒色吐息》(バジリスクガス)で、「交差する一対の針に蠍を模した紋章」を形作る毒の息。ここから毒を精製することもできる。
〈領地〉は不明 - 蟲伯爵(バグカウンテス)
- 王位の封具・紋章・〈領地〉共に不明。『フェロモン』のようなもので下僕の蟲を操っているらしい。
- 刻大公(クロノ・デューク)
- 王位の封具は《自在刻針》(インフィニティクロック)で、自分自身と触れた物の流れる時間を操る紋章の形は「時計盤を模した絵柄」なのだが、《自在刻針》の表にある時計の絵柄なのか、また別のものなのか不明。
〈領地〉は、3分間自分の好きな時間を引き出せる。
〈領地〉の発動条件は、"決闘"を30分続けること。
使い魔
- ネケヴァ
- 血侯爵の使い魔の雌豹。出てきた使い魔の中で唯一、闘っている描写が無い。
- レグルス
- 闇黒卿の使い魔のライオン。普段は《獅子王》のカードに入っており、カードの中にいると傷の回復が早くなる。《聖統なる王女》と札技を組むと、野生の本能がむき出しになり、危険。
- カスレフティス
- 鏡子爵の使い魔の合わせ鏡の悪魔。《双忌魔鏡》を合わせると出てくる。動きが速くて力もそれなりにある。
- ゴーレム
- 死侯爵の使い魔の人型の岩の塊。鈍重で単細胞だが、巨大で再生する。
下僕
- 瑠妃・リディアーノ
- 《黒衣の巫女》として闇黒卿に全てを捧げた下僕。《黒衣の巫女》を持っていることで、他のカードを使うことができる。闇黒卿の性欲処理の道具でもある。登場人物の中で最大を誇る爆乳。
- ルーシー
- 血侯爵に拾われた双子の姉。表情の変化と胸が大きい方。登場人物の中で一番まともではあるが、ちょっとうぶすぎる気もする。
- ミナ
- 血侯爵に拾われた双子の妹。表情の変化と胸が小さい方。今にも戦闘を始めようとしている貴族の間に無表情で割って入ったり、生首をパスされても平然と生ごみのゴミ箱で受け止めたり、主人と婿のベッド運動の途中で呼ばれても淡々と命令をこなしたりと、ちょっと冷静すぎる気もする。
- セレネ
- 月光男爵の下僕の中で、月の砂を過剰に吸わせたために人格が崩壊し元に戻れなくなった者。使い捨て。腕力が異常なほど強くなる。
- 死人
- 死侯爵がこれまでに殺した人間の成れの果てで、《不滅の仮面》と同じ意匠の仮面を被っている。腕力は生前より強くなっており、当然死なない。歴代の死侯爵が殺した人間なのか現代の死侯爵が殺した人間なのかは不明。(前者だと先代が殺した現代の母親なども混じってることになるが・・・。)
- 蟲
- 蟲伯爵の下僕。フェロモンみたいなもので操っている。
その他
《禁忌の断章》の内容
これまでで一番多くのカードが埋まった状態の物を記す。
番号 | 名前 | 絵柄 | 効果 |
埋めた | 読み | ||
Ⅰ | 闇黒卿 | 漆黒の長衣をまとう男性 | 闇黒卿の正装である「奈落の闇衣」(アビスのやみぎぬ)を纏う |
元々 | ダークロード | ||
Ⅱ | 黒衣の巫女 | 頭まで覆う黒衣を纏い、両手を絡めて祈りを捧げる女性の絵柄 | 全てを捧げた忠実なる下僕を指定し、権限と保護を与える。(下僕が持っていることで常に効果を発揮する) |
元々 | アナザーシヴイル | ||
Ⅲ | 聖統なる女王 | 王冠を戴き、類まれな気品と尊厳を湛えて玉座に座る麗しき美女の姿 | 組み合わせたカードの効果を上げる。その代わりに、プリエラが死にかける |
1巻 | フェイテッドクイーン | ||
Ⅳ | 王権 | くすんだ灰色をした、十字架の交差点に丸で囲った意匠の紋章 | 組み合わせたカードの持続力を上げる |
3巻 | ラシュト | ||
Ⅴ | 祭祀 | 生贄の赤い血を満たした、祭壇に掲げられた杯の絵柄 | 全てのカードの媒介になることで他のカードを札技に参加させ、通常ならばできない札技を使用可能とする |
4巻 | リチュアル | ||
Ⅵ | 信愛 | 想いを重ねる男女の絵柄 | 常に2人の心を通じ合わせる |
4巻 | ノードウス | ||
Ⅶ | 武装 | 騎士の甲冑 | ルイヤの場合は左足に甲冑を、瑠妃の場合は右手に鞭内蔵の籠手を装備する |
元々 | アームズ | ||
Ⅷ | 獅子王 | 漆黒の体毛に彩られた、剛毅な獅子の絵柄 | 使い魔のレグルスを召喚する。特に利用制限は無い |
元々 | レグルス | ||
Ⅸ | 真理 | 古き古き時代に錬金術師を魅了した真紅の石(賢者の石?)の絵柄 | レギーナが生前とカードになってから得た知識を囁く |
4巻 | エメト | ||
Ⅹ | 時空 | 時計盤を模した絵柄 | 時間の流れを変える |
4巻 | クロノス | ||
ⅩⅠ | 暴力 | 衝撃波を放つ。連続で3回使用可能 | |
元々 | フォース | ||
ⅩⅡ | 鎖縛 | 相手に突き刺さった瞬間に四方から白木の杭が飛んできて、相手の動きを一定時間停める。連続使用不可 | |
元々 | バインド | ||
ⅩⅢ | 不死 | 醜悪なゾンビの図柄 | 使用中は死なない(《勅命》によって死侯爵の力を一時的に奪い取ってできたカードで、使用後は白色無地になる) |
4巻 | ノスフェラトウ | ||
ⅩⅣ | 制御 | 黒い書物の絵柄 | 組み合わせることで、他のカードの性質を変える(使用可能回数を減らす代わりに効果を倍にする、等) |
元々 | ルール | ||
ⅩⅤ | 病魔 | 毒々しい緑のバツ印の絵柄 | 体調不良を起こす無差別範囲攻撃をする。貴族の力に対する特殊な防御をしないと防げない(使用者含む)。(遅効性のわりに持続時間が短いので、札技に組み込んで影響力を強くするか持続時間を延ばすかしないとほとんど使えない) |
3巻 | イル | ||
ⅩⅥ | 牢獄 | 牢獄の鉄格子と手錠の絵柄 | 一時的に対象をカードの中に幽閉する |
元々 | プリズン | ||
ⅩⅦ | 暗黒星 | 宇宙を思わせる濃紺の背景に、全てを呑み込む暗黒の星が一つある絵柄 | マイクロブラックホールを発生させる(顕現は短い) |
元々 | ワーム | ||
ⅩⅧ | 月蝕 | 闇に侵蝕され、輪郭だけがおぼろげに光を放つ満月の絵柄 | 『心の闇』を刺激し、その時最も都合のいい幻想を束の間見せる。連続使用不可 |
1巻 | イクリプス | ||
ⅩⅨ | 業火 | 猛々しく燃える黒い炎の絵柄 | 強大な熱量を発する。純粋なエネルギーとして使用することもできる |
3巻 | プロミネンス | ||
ⅩⅩ | 勅命 | 王威を背景に、貴族に対してもたらせれる強制力 | |
4巻 | ドミネート | ||
ⅩⅩⅠ | 闇 | 完全に塗りつぶされた漆黒の闇 | <領地>が内包されている。任意の発動が不可な上、"決闘"中しか使用できない |
元々 | オフエル |
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