チェナ単語

今から10年前に発売されたポケットモンスター金銀で初めて登場した、いわゆる第2世代のポケモンである。
進化前であるマグマッグは単炎タイプであったが、進化して岩タイプがついてきた。第4世代となった今でも、炎と岩の複合タイプはマグカルゴのみである。

マグカルゴ	ほのお	HP：50 こうげき：50 ぼうぎょ：120 とくこう：80 とくぼう：80 すばやさ：30 合計：410	容姿は、マグカルゴという名前が、エスカルゴをもじったものからと分かるように、かたつむりのような出で立ちをしている。 ただし本来のかたつむりとは完全に体の素材が違っており、殻の部分は高熱を耐える岩、ようがんポケモンと呼ばれるように体はドロドロと溶け出している。 バトレボのモーションだと、あの頬から垂れているものは、落ちそうで落ちず、ブラブラとそこで伸び縮みしている。
	いわ

マグカルゴがマイナーで甘んじているわけ

1.タイプ相性

固有の複合タイプである炎岩タイプは、6つのタイプ技に耐性を持つ代わりに、4倍弱点を2つ、2倍弱点を2つ抱える。その4倍弱点というのが水タイプと地面タイプである。
特に、第4世代ではなかなか多くのポケモンが、威力100命中100という安定した性能を誇る地面技「じしん」を覚えることとなったために、マグカルゴはその餌食となっていってしまった。本来相性のいい炎ポケモンは一部を除いてほぼ「じしん」を覚える。

2.耐久寄り

この炎岩タイプは、アタッカー寄りの種族値であれば、攻撃範囲も広く強かったのではないかといわれている。
マグカルゴは残念ながら耐久寄りの種族値でした。
前述のタイプ相性もあるので、相手ポケモンの技を見極めながら慎重にかいくぐりつつサポートに回るという、非常に地味な戦法が一番立ち回りやすい事となる。しかしこれでは無駄に神経を使ってしまう。

3.鈍足

その素早さ、30である。大抵のポケモンから先制されることは必至。
高火力ポケモンであれば、きあいのタスキで耐えて大逆転とか、トリックルーム下で次々と並み居る強豪をなぎ倒していく姿も想像できるが、耐久寄りであるために相手に何をしようかと考えさせてしまう。多くの場合、マグカルゴが出た時点でこちらはある程度不利になってしまうのである。

この3つの要素がアンチシナジーとして絶妙に絡まり合い、立ち回りを難しくしている。
しかしこんなマグカルゴも決して戦えないわけでなく、長所も往々にしてあるので、こちらに着目して活躍の場を設けていきたい。嘆いてばかりでは何も生まれません。

マグカルゴの長所を知る

特性の恩恵

チェナ氏も「マグカルゴの最大の旨み」と豪語する特性「ほのおのからだ」は、接触攻撃をしてきた相手を3割の確率でやけどに出来るという特性である。
3割というと結構な確率。これは物理型のポケモンにとってはかなりの脅威で、やけどになるだけでほぼ機能しなくなるケースも多く、3割といえど攻撃するのをためらってしまうほど。4倍弱点のたきのぼり・アクアテールでも交代せずにあえて食らって、3割やけどに期待し後続に繋げるという方法もある。

ただしこれはあくまで「接触攻撃」に限定され、物理技でもストーンエッジやじしんなどは接触攻撃でないため、やけどにさせることは出来ない。

ちなみにもうひとつの特性である「マグマのよろい」は、こおり状態にならないというもので、そんな状況はあまり起こらないため死に特性といえる。

相性のいいポケモン

炎岩タイプで6タイプ技に耐性を持つ。ノーマル、炎、氷、虫、飛行、毒がそれである。
中々多いと思われるかもしれないが、前述にもあるとおり炎タイプがじしんを覚えていたりする、いわゆる「サブウェポンでやられる」事も多い。この事に気をつけるためにも、色々なポケモンのサブウェポンは覚えておきたい。