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チャールズ・チャップリン（Charles Chaplin）とは、白黒映画時代に活躍した喜劇俳優兼映画監督である。
略歴
フルネームはチャールズ・スペンサー・チャップリン・ジュニア（Charles Spencer Chaplin, Jr.）、
愛称はチャーリーで「喜劇王」の異名を持つ（ハロルド・ロイド、バスター・キートンと並び「世界の三大喜劇王」とも）
子供のころに父チャールズがアル中で死亡、母は精神病で入院し、父親違いの兄と共に孤児院を転々としながら様々な職に就く。その一方でパントマイムを演じたり木靴ダンスの一座に加わったりして芸を磨き、名門劇団入りを経てアメリカ・ハリウッドでの映画デビューを果たす。
やがて儲けたお金で自分のスタジオを制作、第一次世界大戦前には世界的な大スターになった。
（その際にはアメリカ政府の戦争にまつわるプロパガンダ映画なども手がけている）
また五・一五事件では決起部隊が「来日したチャップリンを暗殺して日米関係を悪化させる」という計画を練った事も。しかし来日する日を特定できなかったため、中止となっている。
第二次世界大戦前後に制作した戦争にまつわる映画の作風から批判を受け、1952年には時の政権からアメリカ国外へ追放されスイスに移り住む。再び彼がアメリカに足を踏み入れるのは実に20年後のことであった。
1977年の12月25日のクリスマスに、スイスの自宅で死去。享年88歳。
波乱の人生
喜劇俳優として著名な彼だが、その人生も映画に匹敵するドラマチックなものであった。
生涯4度の結婚（内縁の妻含む）をしている。そのうち最後の奥さんとの関係が一番長かった。
（他の奥さんとの関係が色々訳アリだったこともあるが）
それ以外にも子供の認知問題で女優に訴訟を起こされているが、こちらは実子でないとの判決。というか訴訟を起こした女がキチg（ｒｙ
また大の日本好きでも知られ何度も来日し、秘書に移民の日本人を雇っていた時期もある。（元々は運転手としての雇用だったがその手腕を見込まれての抜擢。でもチャーリーの内縁の妻とケンカして辞めた）
また、二度目の来日の際には映画評論家の淀川長治との会談を行っている。（一説によれば、ファンである淀川が押しかけたもの…とされている、らしい。）
芸風など
山高帽にちょびひげ、ぴっちり上着にだぶだぶズボン、竹のステッキにぶかぶかの靴といった恰好が定番の役どころ。幼少の貧しい時に見かけた浮浪者をモデルにしたと言われており、「悲しいけど笑えてしまう」＝ペーソスが原点になっている。
初期映画はこの姿でコミカルに動き回ることで笑いを誘っていたが、やがてヒューマニズムや社会批判といった要素が後の作品に加味されていく。
また、初期の作品では自身がサイレント映画のパントマイム演技で名を売った為か、当時主流になりつつあったトーキー映画にはかなり消極的であった。
映画「独裁者」では反感を持っていたアドルフ・ヒトラーを演じており、強い風刺のきいた作品になっている。
そして作品の彼からは想像できないほど、作品の出来には完璧主義者であったらしい。
ちなみに、あのちょびひげは付け髭であり、きちんとした正装に身を包んだ彼は実はかなりイケメン。
（ただし身長は165 cmとやや低め）
名言集
One murder makes a villain. Millions a hero.
Numbers sanctify.
Yes, life can be wonderful, if you're not afraid of it.
All it needs is courage,imagination...
I always like walking in the rain, so no one can see me crying.
私はいつも雨の中を歩くのが好きだ。泣いているところを見られないから。
Life is a tragedy when seen in close-up, but a comedy in long-shot.
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関連項目
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