チランとは。
- 知覧。鹿児島県南九州市の一地域で、薩摩半島の南端にある旧知覧町のこと。薩摩の小京都とも呼ばれ、武家屋敷が並ぶ町並みが現存する。大東亜戦争では特別攻撃隊の基地となり、現在は特攻の資料を保存・展示する知覧特攻平和会館があることでも知られる。
- チラン。イスラエルが4回にわたる中東戦争で鹵獲したソ連製戦車を自軍で運用した際つけた名前。
本稿では2.について述べる。
チラン1・2・3
以上。
チラン4・5・6
チランの車載機関銃(主砲同軸機関銃と車長用機関銃)を西側のものにとっかえたものが、
- チラン1→4
- チラン2→5
- チラン3→6
である。チラン4と5は後述するSh化を行うものが多数だったが一部はこれ以上の改造を行わずレバノンの反政府組織やイランに供与されている。チラン6は後に爆発反応装甲『ブレイザー』を搭載。最後はエンジンをアメリカ製に交換されて南米に売られていった。現在イスラエル軍はチラン6を実戦配備していない。
主砲交換(Sh化)
チラン4と5は兵站上の問題(主砲の弾が手に入らない)から、主砲をメルカバやベングリオンと同じイギリス製105mm砲『L7』に取り替えられた。この改造を行ったものはチラン4Sh、5Shとよばれる。その後イスラエル戦車のお約束である60mm迫撃砲や前述のブレイザー、マガフにも使われている火器管制装置『マタドール』まで搭載したが120mm砲はさすがに積めず、120mm砲搭載メルカバやマガフ7シリーズの配備が進むにつれて次に述べるアチザリットに改造されていった。現在チラン4Sh、5Sh共に現役車両は存在しない。
アチザリット兵員輸送車
古くなった車両を捨てたりしない、地球にやさしいイスラエル軍。彼らはチランに新たな魔改造を行い第2の人生を歩ませている。これがアチザリットである。
- 砲塔のけて天井をふさぐ。
- エンジンをアメリカ製に交換。
- 後方右に兵員の出入りをするためのハッチをつける。
- 車体側面に燃料タンクをぐるりと配置(対HEAT弾装甲を兼ねている)。
- 足回り(サスペンションなど)は強力なものに交換。
こうしてもはや面影がないぐらい大改造を行ったチラン改めアチザリットは21世紀の現在も現役である。今日もアチザリッドはゴラン高原の鉄火場で兵士たちを運び続けている。たぶん。
関連動画
チランに関するニコニコ動画の動画はありません。つかT-54/55やT-62でも見れ。
代わりにアチザリットたんのようつべ動画のリンクおいときます。
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