チンクルチンクル~! クルリンッ! パ! ・・・まねすんなよ!
チンクルとは、任天堂発売のゼルダの伝説シリーズ、およびそのスピンオフであるチンクルシリーズに登場する35歳無職童貞のオッサン愉快でファンシーな妖精さんなのだ!(よく勘違いされるが住所は不定ではないぞ!)
CV(音声)はゼルダの伝説シリーズでは『ムジュラの仮面』では大西健晴、『風のタクト』以降は宮田浩徳(『トワイライトプリンセス』におけるガノンドロフ役)、DSのチンクルシリーズでは倉島一幸(『もぎたてチンクル』のアートディレクター)が担当している。
初登場なのだ!
初登場は『ゼルダの伝説 ムジュラの仮面』である。風船によって浮かんでいる緑色の全身タイツという、変態不審者ファンシーな格好で登場しプレイヤーの心をつかみまくった。弓矢や魔力の泡などで丁重に叩き落としてあげると、リンクに周辺の地図を作成してくれる(有料、世の中ゼニですね。)。リンクのことを妖精だと勘違いしており、友達になろうと勧めてくる(実際は横にいるチャットが妖精なのだが……一応チャットの姿も見えていることからリンクも一緒に妖精と勘違いした可能性が高い)。
なお『ムジュラ』では父親がおり、沼地の船着場でボートクルーズを経営しているが、息子チンクルがいい年していつまでたっても妖精さんゴッコと緑タイツ衣装を止めないことをぼやいている。ちなみに地図作りは親父の手伝いでしており、精巧な出来で地図作りの才能は十分あるようだ。
またまた登場なのだ!
『ゼルダの伝説 風のタクト』でも登場する。このときはなぜか島の牢に投獄されており、脱獄させてあげることでアイテム、チンクルシーバーとチンクル島への地図をくれる。何故投獄させていたのかは不明。しかし投獄されていたこと自体には多くのプレイヤーが何の疑問も抱かない。
チンクルシーバーはゲームボーイアドバンスを2Pコントローラーとしてゲームサポートに使えるようにするもので、2Pプレイヤーはチンクルとなって1Pプレイヤーのサポートが出来る。具体的には爆弾を投下したり(有料、もちろん1Pの所持金である)、宝箱や穴など何かありそうな地点を見つけてプレイヤーを誘導したりできる(ヘェーイ!といううざいかけ声と共に突然1P側の画面も止まるので、乱発するとリアルファイトになるので注意だゾ!)。
チンクル島ではチンクルが兄弟と共に暮らしている。島には塔が建っており、その先端には回転するチンクルの顔の像があるというナウなヤングにバカウケなセンスである。ちなみに回転するチンクル顔は人力駆動であり、前述の兄弟たちが愚痴とうめき声をもらしながら日々回し続けている。ここでのチンクルもやはり前作同様地図に関するキャラクターであり、未鑑定のタライとホースの地図を鑑定し使えるようにしてくれるなんとも親切なお方である。
しかし、鑑定料は高い。あまりルピーを集めずにプレイしていた場合、鑑定料金のために金策しなければならないほど。ゲーム開始時点の財布(200ルピーで満杯)では鑑定料金の398ルピーすら支払えないため、初期装備縛りにやさしくない。この地図が無いとゲームが進まないため、今日も風タクプレイヤー達はチンクルのために額に青筋を浮かべルピーを集め続けている。
この他のゼルダ登場作品
このほか、『ふしぎの木の実 時空の章』『ふしぎのぼうし』でも登場している。もはやゼルダシリーズ=チンクルといっても過言ではないほどとは言いすぎだろうか。『4つの剣+』ではお邪魔キャラや対戦相手として登場する。
また、『トワイライトプリンセス』では、出し物小屋のお兄さんとして登場。クローショットおよびダブルクローショットを駆使してミニゲームをクリアすると、とても嫌そうな態度で賞品や賞金をくれるぞ!ちなみに従来のチンクルとあまり似ていないため、初見でチンクルだと気づいた人は稀であり、雑誌のスタッフインタビューで知った人も多いのではないだろうか。
『大地の汽笛』『スカイウォードソード』ではチンクルの人形が飾られている。
『ゼルダ無双』では遂に参戦キャラクターの一人として登場!なお青沼氏には参戦を止められたらしい。
ついに主役抜擢なのだ!
そんなチンクルもついにニンテンドーDSにて主役として大抜擢された。タイトルは『もぎたてチンクルのばら色ルッピーランド』。開発内容とタイトル絵が発表されたとき、多くのゲームファンはガセネタだろという至極当たり前な意見と、任天堂ならやるという病的な意見に分かれていたが、結果はごらんの有様だよ!
35歳無職独身(ここまで公式)が主人公のRPGであり、金を稼いで守銭奴の楽園ルッピーランドを目指すというストーリーである。この作品では金「ルピー」は単なる金銭以上の意味を持ち、比喩でなく「金は命」、すなわち金が0になると即死になる。用心棒を雇うのにも、地図購入にも金は要る。身銭を切るとはまさにこのこと。
略称は「もぎチン」。本編の自宅を模した凝ったつくりの公式ホームページ、魔王ガノンとか世界の危機とかは無視してとりあえず金を稼ぐのが初めから終わりまで一貫してストーリーの軸になるなど異色の作品だったが、結果的には25万本以上を売り上げるヒットを売上げ妖精さんのファンにも高評だったようだ。
そして伝説へなのだ!
マリオやピカチュウと並ぶ任天堂スターダムを歩き出したチンクルであった。そんな中、新作の開発が発表された。
タイトルは『いろづきチンクルの恋のバルーントリップ』。ジャンルは君とナカヨシになるADV。2009年8月6日発売!
非モテから脱し彼女を作ってモテモテリア充になるため、絵本の中へと突入したチンクルだったが、絵本の登場人物にすら不審者扱いされてしまう。しかしチンクルは諦めない。絵本の中で活躍し、彼女を手に入れMOTEMOTEになるのだ!(ロリも可)
他にもニンテンドーDSでは、クラブニンテンドーのプラチナ特典として2007年に配布された『チンクルのバルーンファイトDS』や、2009年6月24日よりニンテンドーDSiウェアで配信中の『できすぎチンクルパック』などが出ている。
現在では単独の主役作は『いろづき』を最後に出ていない…が、ゼルダシリーズやスマブラシリーズに相変わらず出演しており、今後のますますの活躍が期待されるのだ!
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読み:チンクル
初版作成日: 09/08/05 01:03 ◆ 最終更新日: 15/03/14 03:48
編集内容についての説明/コメント: 担当声優・登場作品・主役のゲームについて加筆修正、動画4件追加、ほか全角英数字の半角化など細部の修正を行いました。
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