チーター(けものフレンズ)とは、スマートフォンゲームなどの各種メディアミックスプロジェクト『けものフレンズ』に登場するキャラクターであるアニマルガール及びフレンズ(動物が女の子になった擬人化キャラクター)である。
CV:斉藤佑圭(ゲーム版)、水橋かおり(アニメ「けものフレンズ2」、けものフレンズ3)
演:石井玲歌(舞台版)
概要
「地上最速の名に恥じぬ走りを見せてあげる。長距離?だめだめー、すべては一瞬に、それが地上最速流なんだから。瞬きしてる暇なんて、ないわよ。キング姉さんにだって負けないんだから」
けものフレンズぱびりおんフレンズあーかいぶより引用
最高速度110㎞/hを出せる、御存じ地上最速の動物・チーターのフレンズ。草原地帯などの木が少なく開けた土地で暮らす。
落ち着いた雰囲気のクールビューティータイプ。自分の能力に自信を持ち、少々プライドが高い。最速だからなのかせっかちな所があり、そうと決めたら話が終わる前に行動しちゃう。
彼女自身も最速である事を誇りとし、最速である事に拘る。また、加速力も優れており、一瞬で敵の後ろに回り込んだり間合いを詰めたりも可能。地上でのスピード勝負なら誰にも負けないという、絶対の自信を持つ。売り文句は勿論地上最速。
一方、フレンズ前のチーターは体の作りがスタミナ不足で長距離走が出来ない構造で、100㎞/hもの速さを出すのは途方もないエネルギーを使うため、完全な短距離選手タイプな動物。高速で走れる時間は僅かで1日に走れる回数も限られている。当然そのフレンズである彼女も全速力を維持出来る時間は短く、すぐエネルギーが切れてバテてしまう体質。
本人も自分の短所について悩んでおり、地上最速の看板も「ただ速いだけ」として情けなく思っている。バテて息を切らしている姿は他者には見せられないと、あまり限界まで走りたがらない。ただし、セルリアン関連など誰かの危機に繋がりかねない案件に対してはバテた姿を晒してでも戦う。
戦闘では自慢のスピードを活かしての高速戦闘を展開し、短期決戦を目指す。仲間が居れば連携でも大活躍。
外見
ロングヘアーの長身のスラッとした体格の女の子。体型はチーターの高速で走るために進化した細くしなやかな体つきを人型で再現したものと思われる。スラッとした体だが胸はデカい。走るのに邪魔になったりしそうなものだが、胸はデカい。
白色の半そでシャツにミニスカートを着ている。スカート・アームカバー・ニーソックスなどにはヒョウ柄模様が描かれている。お尻からは尻尾が生えており、走り時のバランスを取る役割を担っている。
髪の色や前髪の模様はモデル動物の頭部を忠実に再現。瞳の色は黄色で、ツリ目。理由は不明だが、上瞼に少しだけ紫系のアイシャドウを塗っている。
ゲーム(アプリ版(ネクソン版))での扱い
パッション属性(赤)のレアリティレベル4(最大は5)のフレンズとして登場。コストは350・攻撃タイプは近距離・サイズはL。大型ネコ科グループ「百獣の王の一族」に所属している。固有スキル「音速突破アロー」は20秒だけチーターの攻撃速度が30%アップする、地上最速を冠するチーターらしい能力。
チーターのキャラクタークエストの話では、物凄いスピードで移動する「非常に素早いセルリアン」を退治するべくサーバルが援軍フレンズとして呼び寄せた助っ人。自慢のスピードをフル活用し戦闘の勝利に貢献する。なお、カラカルからの情報でサーバルのトラブルメーカー体質を事前に知っていた。
メインストーリーでは第6章で登場。ホートクチホーで開催されるイベント「スカイレース」において、アライグマ率いるアライさんチームの隠し兵器「ハイパースペシャルグレイトデリシャスな先生」として颯爽と登場。スカイレースのレース場には部分的に地上の平野部が存在しており、そこをチーター自慢のスピードで駆け抜けてしまおうという作戦。
が、しかし。チーターの最高速110㎞/hは400mちょっとしか続かない、カゲロウみたいに儚いものだった。結局、ほとんど活躍出来ないままスタミナ切れでダウン。アライさんチームの劇的な巻き返しもアライさんの時代も来ないまま、スカイレースの熱戦は両者とは無関係に繰り広げられるのだった。
なお、チーターの突然変異個体(模様違い)のキングチーターもフレンズ化されており、チーターの姉として登場している。
「けものフレンズ2」での活躍
アニメ第2期・第7話「すぴーどのむこう」にて登場。規格外の速さで走り抜ける超速のフレンズ。自身の走りに強い自信を持ち、プライドは高めでツン多めな性格。
同じく走力自慢なプロングホーンからはライバルとしてランニング勝負をけしかけられており、プロングホーンの腰巾着のG・ロードランナーに煽られると直ぐにムキになって勝負しだす。瞬間の最高速度はチーターの方が上だがプロングホーンは長時間にわたって最高速を維持して走る事が出来ると、お互いの得手不得手が綺麗に分かれている。作中ではたまたまか策略かは不明だがプロングホーン有利な長距離走で勝負していた(途中で湖があった事とサーバルの不注意によって文字通り水入りとなった)。
キュルルちゃんの発案によって勝負はチーム戦によるリレー対決での決着となり、チーターはサーバル&カラカルとチームを組む事に。カラカルからバトンを受け継ぎプロングホーンとデッドヒートを繰り広げるが、持久力の差でバテてしまい追い抜かされてしまう。どんどん離されていく光景に心が折れかかるがチームメイトであるサーバルの天使のような笑顔とエールを見て奮起し、無事バトンを繋げる事に成功した。
勝負は突如出現したセルリアンの乱入によって中止になってしまう。脚を挫いて逃げられなくなったプロングホーンを得意のスピードで救い出し、お姫様抱っこで運びながらセルリアンから逃げ切ってみせた。それをG・ロードランナーから感謝されたが「やりにくいわ」と照れた。
その後、おうち探しの旅に再出発するキュルルちゃん達を見送るが、途中でライバル関係が再燃し見送った途端にランニング対決に突入している。
漫画版
漫画版けものフレンズ2では、地上最速であることをキュルルから憧れの眼差しで見られた。
G・ロードランナーに挑発され更にはそれに反論したキュルルからは挑戦をいつでもうけると勝手に宣言され、渋々プロングホーンとのかけっこを始めて時速120㎞で走り出すも、持久力不足で負けてしまい、「あいつらいっつも勝ち逃げする」と悔しがってジタバタした。その後、プロングホーンとかけっこを思いっきり楽しむことが叶い、白熱している際に親友呼ばわりされたことを「親友(それ)やめて!!!」と言った。
また、最終決戦ではプロングホーンやカルガモと共に、コノハ博士率いる多数のフレンズよりも一足先にキュルル一行のもとに駆け付け、フレンズ型セルリアンを倒した。
けものフレンズ3
フレンドリー(緑)属性。初期けも級は星4つ。CV:水橋かおり
プロングホーンやダチョウと掛け合いがある。(詳細はwikiのセリフ集)
プロングホーンをライバル視しているが、プロングホーンはチーターをお互い切磋琢磨しあう仲間だと思っている様子。
フレンズストーリーではナナ(菜々)やプロングホーンと関わった。
フライ版のようにナナを「愚かね」と罵るなど見下しているが、一応ナナがセルリアンから盗られたバッグを取り戻してあげる優しさ(?)はある。それを見ていたチャップマンシマウマから二人の関係を問われたナナは自分はチーターとは仲良しだと思っていると答えた。
また、大量の荷物を一度に持ち運ぶプロングホーンの力に驚いた。
けものミラクルやとくいわざでリラックス(青)属性の相手に追加ダメージを与えたり、キセキとくせいでリラックス(青)属性の相手の被ダメージを増加させる性能を持つ。
とくせいや専用フォトにはかいひが増加する効果がある。
漫画(フライ版)での登場
第10話に登場。自堕落&自分勝手で女王様気質のフレンズで、カラフルで立派なおうちに暮らしている。そこに漫画版の主人公である菜々を呼びつけ、会っていきなり「愚民」呼ばわりしては、自分が冬眠(と言う名の惰眠)を貪る間の世話をするように命令する。
舞台版での活躍
快足を活かして「ジャパリ便」の運び屋として活躍している。同じくジャパリ便を手伝っているアライグマとフェネックからは一目置かれているようだ。
そのスピードは残像が現れるほどで、ぐるぐる回っている間は他のフレンズの動きが止まって見える。でもやっぱり疲れるみたいなので、見かけたらちゃんと声をかけて停止させてあげましょう。
ぱびりおんでは
「届け物?手伝いましょうか?」
2018年5月16日から観察可能になった。けもトークアイコンの背景色は赤。一人称は「アタシ」、他のフレンズのことは「あなた」もしくは敬称を付けないフレンズ名で呼ぶ。
パークで足が早いフレンズがいるという噂を聞けば地上最速の座を賭け勝負に向かう。特にプロングホーンとは最速を争うライバルであり「私が本気を出せるのはキミが相手の時だけ」「あたしもよ。」と認め合う仲である。ちなみにぱびりおんにおいてはG・ロードランナーも二人に負けない速さを持っているようである。またプロングホーンとの関係に埋もれがちだが、登場した頃にはトムソンガゼルと暗黙の了解のような狩りごっこを繰り広げるけもトークが存在していたり、よく駆けっこをしていたりとなかなかの関係であることが窺える。
ただしバテやすいのはチーターの宿命のようで勝っても負けてもスタミナ不足が健在しており、プロングホーンからは「私がチーターにスタミナつくまで特訓するというのはどうだ?」と提案をされており、別のけもトーク内でも何度かこの特訓の成果が話されている。その時系列の最後の方では「最近はちょっとはスタミナついてきた」と言っており、プロングホーンも「しかし…ずいぶんスタミナついたね、チーターは。」とそれを認めている。
走る際には「爪を食い込ませる走り方」をしており、普段から爪も出しっぱなしの状態で引っ込められないなど元動物の特徴を受け継いでいるのだが、「ツメを出しっぱなし」「爪を食い込ませる走り方」がフレンズ的にどういう状態なのかは不明である。また尻尾でバランスを取り急旋回する動物のワザも受け継いでいるようだ。
アライグマとフェネックとのけもトークで配達活動に目覚める話があり[1]、その後の時系列と思われるけもトークでもアライグマと一緒に荷物を運んでいるけもトークがある。また更にその後と思われる話として、間接的な話ではあるが「ホッキョクグマに配達」「次のクリスマスには手伝いたい」などの話が出てきている。
楽曲
収録アルバムが存在するものを掲載。完全な一覧はけものフレンズの楽曲一覧を参照。
「全フレンズ」の一員としても参加。
他のキャラと参加した歌
- まくがあがる
- われらじゃぱりびん
- けものとおどろう
以上の収録アルバム:舞台「けものフレンズ」オリジナルサウンドトラック
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関連項目
脚注
- *このけもトークでアライグマとフェネックのことを凸凹コンビと呼んでいる。また、さばんな→としょかんとなかなかの距離を走っていることになるが、間にシーンチェンジ演出が挟まっていることや視点がアラフェネ視点のけもトークなのでスタミナの基準にはできない話である。
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