ティンクルスタースプライツとは、縦スクロール対戦シューティングゲームのシリーズである。
この記事では主に一作目のティンクルスタースプライツ(無印)について記述する。
概要
公式のキャッチコピーは「超絶送り合い対戦ゲーム」
1996年にNEOGEOのアーケードゲームとして発売された。開発はADK。キャラクターデザインは藤ノ宮深森。
唯一無二の「対戦シューティングゲーム」というジャンルで登場した。落ち物パズルゲームのように左右ニ分割した画面で、自エリアの敵を倒すことで相手のエリアに攻撃を送り合うシステム。後に直接弾を撃ちあうタイプの対戦型シューティングはいくつか登場しているが、このシステムを採用したゲームは同人作品を除けば現在でもこのゲームのみである。
かわいらしいキャラクター、世界観でライトなゲームかに見えるが、対戦ゲームとしての完成度は非常に高く、初心者から上級者まで幅広く楽しむことができる。
稼働当初は対戦格闘ゲーム主流の時代でファンシーな世界観がとっつき難かったのかプレイ人口が極端に少なかったものの、知る人ぞ知る名作として語られてきた。
尚、東方夢時空、東方花映塚はこのゲームを元にして作成された物である事がZUN氏のサイトやマニュアルで公言されており、決して東方がオリジナルのシステムではない。
ゲームシステム
ライフとラウンド
双方とも5個のハートを持ってスタート。0になるとラウンド敗北となる。
編隊を組んで登場するザコ敵に当たるとハートマーク1個分が減少し(ただしサコ敵ではハートが0になることはない)、相手のライフがハート0.5個分回復する。攻撃ザコ、エキストラアタック、ボスアタックを受けるとハートマーク3個分のダメージを受け、相手のライフが1個回復する。
標準設定では2ラウンド先取した方が勝利。同時にハートが0になった場合はダブルKOになり、双方が1ラウンド取った扱いになる。CPU戦の場合は敗北扱い。ダブルKO時に双方が規定ラウンドを達成した場合、ストーリー・キャラクターモード時は乱入した側、たいせんモード時は1P側の勝利となる。
攻撃手段
- 通常ショット
- Aボタンで出る通常のショット。一画面に二発までしか打てないため、弾速が遅いキャラクターでは連射が効かない場合がある。敵キャラクターに接近すれば画面に表示されている時間が短くなるので全キャラクターで連射が可能なので、固い敵には接近して連射すると良い。
- 連爆
- このゲーム中で最も重要なシステム。ザコ敵がショットや爆風に当たるとダメージを受け、耐久力がゼロになると爆発。その爆発がさらに他のザコ敵にあたって、耐久力がゼロになると爆発。これを連続させることを「連爆」という。一定以上の連爆を起こすと攻撃ザコを相手に送り込むことができる。青い球体のオーブを連爆に巻き込むことでフィーバーに入ったり、連爆をすることでチャージゲージが溜まったりと、全ての攻撃の起点になっている。
- チャージショット(溜め打ち)
- 画面下部に表示されている赤いゲージがチャージゲージ。ショットボタンを押しっぱなしで1のところまで貯めてボタンを話すと、キャラクター毎に異なるチャージショットを放つことができる。
連爆を起こしたり連爆でパーフェクトを取ったり送られてきたボスを撃破すると赤いゲージが増加していき、レベル2やレベルMAXのチャージショットを打つことができるようになる。レベル2のチャージショットは、ゲージを一目盛り分消費して、チャージショットに加えてエキストラアタックを数体相手に送り込む。レベルMAXはゲージをニ目盛り消費して、チャージショットに加えて相手にボスアタックを送り込むことができる。 - ボム
- Bボタンで発動。シューティングゲームにおける一般的な緊急回避型のボム。発動した瞬間からキャラクターが一定時間無敵になり、画面中のザコと死神は一瞬で破壊され、ボスにもダメージが与えられる。攻撃ザコには直接的にはダメージを与えられないが、ザコ敵の爆風は起こるのでこれに巻き込んで連爆を起こすことはできる。
敵キャラクター
- ザコ敵(編隊ザコ)
- 一定間隔で編隊を組んでくる通常のザコ。サイズが大きいほど倒した時の爆風も大きいので連爆を起こしやすいが、耐久力も高い。耐久力は色で判別でき、紫が最も固く、紫>青>緑>黄>赤の順に耐久力が低い。
このザコのみダメージがハート1個分と軽く、ザコでハート0になることもないのだが(ハート0.5個で耐える)当たると弾き飛ばされて一瞬行動不能状態に、さらに復帰後もしばらくの間、移動速度とショットが弱体化する。場合によっては二回ザコ敵に弾かれた後で攻撃ザコがヒットして即死する場合もある。相手も回復するのでやはり当たらないに越したことはない。因みに行動不能から復帰した直後は僅かではあるが無敵。 - 攻撃ザコ(ノーマルアタック)[NORMAL ATTACK]
- 一定以上の連爆でザコ敵を倒すと、火の玉のような形をした攻撃ザコが相手側に送られる。通常時は4連爆で1体、6連爆で2体、8連爆で3体というように4連爆から後は2連爆毎につき1体増えていく。更に連爆が増えていくとサイズが大きく耐久力の高い攻撃ザコが出現するようになる。
- リバーサル攻撃ザコ(リバースアタック)[REVERSE ATTACK]
- 攻撃ザコをショットやザコの爆風で破壊すると、緑色に点滅した攻撃ザコに変化して相手側に送られる。リバースアタックを更に敵に破壊されると強力なエキストラアタック(後述)やボスアタック(後述)となって戻ってくるため、極力緑色の攻撃ザコは返さないように心がける必要がある。
- エキストラアタック[EXTRA ATTACK]
- リバースアタックを破壊するか、レベル2のチャージショットで発動。
キャラクター固有の攻撃キャラクターが相手に送られる。これらのキャラは破壊不可能かつ厄介な軌道で相手に近づいたり、画面を占有して逃げ場を塞いだりと強力なものが揃っている。後述のボスアタックと並んでこのゲーム中で敵側に対する最も強力な攻撃になるので、狙って出しに行きたい。 - ボスアタック[BOSS ATTACK]
- リバースアタックを3個同時破壊するか、レベルMAXのチャージショットで発動する。
キャラクター固有の巨大なボスキャラクターが相手側に送られる。これらのキャラは破壊可能であるものの、高い耐久力を持ち画面を大きく占有しつつ、厄介な固有攻撃を行う。
ボスは自分・敵側含めて画面上に一体しか存在できない。お互いにボスを出し合った場合は後から出したボスが優先されて先に出現していたボスは帰っていく。同時に出した場合は相殺となり、ボスはどちら側にも出現しない。
ボスを出した側のリバース破壊は全てエキストラアタックになり、MAXのチャージ攻撃はエキストラアタックがレベル2発動時より多く出現する。 - 死神[DEATH ATTACK]
- ラウンドがスタートしてから一定時間が経過するか、時間帯ごとに規定される数以上の連爆をしないでいると画面の上から登場し、プレイヤーに向かって移動してくる。死神に触れるとハートが5個あっても即座に0になってしまう。いわゆる永久パターン防止用キャラ。ショットやザコの爆風でダメージを与えて破壊することも可能だが、出現中一定時間が経つごとにスピードが上がるほか、破壊するごとに耐久力が上がって再登場する。
アイテム
- オーブ
- 青い球の中に三日月の模様が描かれたアイテム。プレイ中、画面上部に「!!」のマークが表示された後に、編隊ザコの中に混ざって出現する。オーブは通常のショットやチャージショットでは破壊できないが、爆風やボムで破壊することが出来る。破壊すると、「フィーバー!」という効果音が鳴って自キャラクターが一定時間フィーバーモードに入る。
フィーバー
効果中は自キャラクターが黄色に点滅する。フィーバーモードに入ると、攻撃ザコの出現に必要な連爆数が半分で済むようになり、自画面のザコ&こちらが送る攻撃が大幅にスピードアップする。泡に包まれたザコも登場しなくなるので、猛攻をかけるチャンスになる。 - コイン
- 取ると表示されている面の効果が得られるアイテム。回転しながら登場し、表面は☆かボム、裏面は$になっている。登場前にフキダシで『!!』が出てコイン登場を知らせてくれる。通常は表面を取ったほうが対戦に有利に働くので、コインが登場したら表面を向いているうちに取ったほうが良い。
「☆コイン」 シャボンザコの泡が消滅。直後にシャボンザコの編隊が登場する。
「ボムコイン」 ボムのストックが1個増える。
「$コイン」 得点が増える。続けて取ると高得点。
登場キャラクター
マジカルスプライト:ロードラン
- 妖精族の王女。メヴィウスに奪われたティンクルスターを取り戻すためにお供のラビキャットを連れて城を飛び出す。
- チャージショット:マジカルショット
- 前面に向かって大きめのショットを放つ。
- エキストラアタック:ラビボム
- 発動位置そのままの場所にラビキャットが現れ、下向きの弧を描きながら敵のいる場所に移動して爆発する。
最もスピードの速いエキストラアタック。特にフィーバー時にリバースを破壊する(チャージ2は超高速にはならない)と目にも止まらない速度が出ることもある。奇襲性能は全エキストラ中№1だが、性質上、同時に大量に出してもほぼ同じところに着弾して広い範囲をカバーできないのが欠点。 - ボスアタック:スーパーラビキャット
- 巨大なラビキャットを召喚する。
耐久力は22で体当たり、星弾、ニンジン、ラビボム攻撃を行う。攻撃は単調で余り優秀なのが無く、ラビボムとの連携効果も低め、ただ耐久力がなかなか高めなのと星弾攻撃が近接しての瞬殺をやりにくくしてるおかげで盾としてはそこそこ役に立つ。
ドラゴンスター:リアリー・ティル
- 妖精族と一万年争いを続けているドラゴン族の王女。ロードランをライバル視していて、ランを出し抜いて先にティンクルスターを取り戻してしまおうと考えている。乗っているのはドラゴンの子供「ドラピー」。ちなみに凄い音痴。
- チャージショット:ドラピーファイアー
- ドラピーが一定時間火を前面に放射する。効果時間は長めだがリーチは短め。威力もそれほどではないので壁としてもあまり信用しないほうが良い。使い所が難しいチャージショット。
- エキストラアタック:ドラピーアタック
- 敵画面上部にドラピーが現れしばらく下に向かって移動し、ランダムな位置で直角に横に曲がって画面外に出ていく。敵を狙って曲がってくれるわけではないので、ドラピーの気分次第な攻撃。スピードの遅い序盤だと画面上部に一瞬登場しただけで逃げてしまったりと滅多に役に立たないが、後半にスピードが上がって同時に大量に出てくると下まで到達し始めるので脅威になってくる。
- ボスアタック:スーパードラピー
- 巨大なドラピーを召喚する。
耐久力は21で体当たり、火炎放射、弾ばらまき攻撃を行う。体当たりは発生が早いため潰されにくく、ドラピーアタックとの連携効果も高く優秀。ただし残りの火炎放射は画面下まで届かない、弾ばらまきは6発のみと微妙。体当たりは出現して即出るのでそれがこなければ無視してもいいレベル。
ビーストマスター:ヤン・ヤンヤン
- 虹色の森に住む最年少のビーストマスター。今はトリブタしか操れないが、実力を試すためにティンクルスターを取り戻す旅に出る。幼女で胸にさらしを巻いているという凄いデザインのキャラ。語尾に「~だモン」とつく。
- チャージショット:ワイドウェーブ
- 前面に横幅の広いカマイタチ状のショットを放つ。チャージスピードが最速クラスなのも相まって非常に使いやすいショット。
- エキストラアタック:トリブタ
- 敵画面上部にトリブタが現れ、敵キャラの方向に向かって蛇行しつつ高速で画面下に向かって飛んでいく。
スピードが速く蛇行軌道がかなり読みにくく嫌らしい。場合によっては単体で2・3体登場するだけで躱しきれないと感じる場合もあるほど。敵画面上下部召喚タイプのエキストラの中では最も攻撃力に優れる性能と言える。 - ボスアタック:パパブタ
- 巨大なトリブタを召喚する。
耐久力は22で小ウェーブ弾、大ウェーブ弾、弾ばらまき攻撃を行う。6WAYの小ウェーブと11発の弾ばらまきが強い。トリブタとの連携効果も高め。強い部類のボスに入る。
ロケットマン:アーサー・シュミット
- ロードランに想いを寄せる16歳(ランは10歳)。ロードランの一人親衛隊の親衛隊長(自称)でもある。
- チャージショット:プラズマレーザー
- 前面に太めのレーザーを放射する。一瞬で画面端まで放射され効果時間も長いのでなかなか便利。
- エキストラアタック:プラズマシュート
- 敵画面下部にジェット噴射の飛行体が現れ、真っ直ぐ画面上に移動していく。
直線移動しかしないので画面が混み合っていなければ避けるのは比較的容易。ジェット噴射部分にも攻撃判定があるので意外に縦幅が広い。チャージ2で4体召喚ができるのでチャージ2を出しつつリバース破壊などを行えば敵画面を埋め尽くすことも可能。 - ボスアタック:魔導砲
- 魔導砲を召喚する。
耐久力は17でレーザー、爆弾、弾ばらまき攻撃を行う。耐久力は全ボス中最低だが、爆弾攻撃が瞬殺をさせにくくしているため、意外と耐久力は高めに感じることも。攻撃は相手の動きを制限するには十分でプラズマシュートとの連携が狙えればかなり役に立つ。
なぞのいきもの:なんじゃもんじゃ
- 全身毛むくじゃらの謎の生物。なにもかも不明だがやる気はある。
- ひそかにどきどき魔女神判!2でもぬいぐるみで登場
- チャージショット:ナンジャサンダー
- 前面に雷を放射する。横レバーを入れながら撃つことで斜めに放つこともできる。一瞬で画面端まで放射され効果時間も結構あるのでなかなか便利。
- エキストラアタック:大なんじゃ
- 敵画面上部に大きめのなんじゃもんじゃが現れ、敵キャラの方に緩やかに横移動しつつ縦に跳ねるような動きをしながら画面下に向かっていく。
移動速度は遅めで敵からすると見てからゆっくり対処できるのでこの攻撃自体の決定力は低いが、画面占有力・出現時間は最大クラスなので大量に出現させれば画面を埋め尽くして相手の逃げ場を完全に無くすことができる。 - ボスアタック:なんじゃ王
- 巨大で角が生えているなんじゃもんじゃ、なんじゃ王を召喚する。
耐久力は18で体当たり、ツノ弾、雷攻撃を行う。体当たりは発生が早いため潰されにくく、大なんじゃとの連携効果も高め、雷も敵を狙い打ちするので大なんじゃで動きが封じられてる状況で出ると強い。ただし体当たりは大なんじゃの支援が無ければ役立たず、他の攻撃は近接しての瞬殺を封じれないため、単発で出すとあっという間に撃破される。大なんじゃの支援が得られないゲージ消費での召喚は避けた方が無難か。
トレジャーハンター:マッキー&ペンテル
- トレジャーハンターのコンビ。ティンクルスターを秘宝と考え奪取を目論んでいる。
- チャージショット:ペンテルアタック
- ぬいぐるみ型の弾を前面に発射、弾は敵に当たるとペンテルの姿をした爆発を起こして広範囲にダメージを与える。範囲攻撃は便利だが他のチャージショットが持っている貫通能力がないので、エキストラ等で邪魔されると狙った対象に上手く当てるのが困難になることも。爆風の攻撃力も見た目ほどではなく、堅めの攻撃ザコが貫通してくることもある。
- エキストラアタック:ぬいぐるみ
- 発動位置そのままの場所にぬいぐるみが現れ、まず出現時に敵がいた場所まで移動し、再度移動を開始する時に敵がいた場所に真っ直ぐ進んで画面外に移動する。
二回敵を捕捉する性能が凶悪。移動は加速するので気がついたら目の前に居たなんてことも頻繁に起こる。メヴィウスのと並んで最も強力なエキストラアタックと言っていいだろう。 - ボスアタック:ぬいぐるみスペシャル
- 巨大なぬいぐるみを召喚する。
耐久力は20で体当たり、エンピツ、パンチ攻撃を行う。攻撃がどれも微妙で画面が混み合ってなければ簡単に避けられる。攻撃力面は全ボス中最弱。とりあえず画面上半分を占有させるために召喚すると考えるべき。
ドラネコ仙人:ド・ケスベイ
- 65536年生きているスケベなネコ仙人。しかし魔力は高く巨大なネコ型の機械「魔導ネコ」を自在に操る。ラビキャットの師匠でもある。
- チャージショット:トリプルパンチ
- 魔導ネコが三連発のパンチを繰り出す。射程は短いが威力は高く、上手く使えばボスを瞬殺できる。チャージ速度も早いため連打が可能。
- エキストラアタック:ネコパンチ
- 敵画面上部にロケットパンチが現れ、画面下に向かっていき途中でランダムで爆発する。
スピードが遅い時は画面下部まで届かないこと多いが、スピードが上がれば結構画面下まで届くようになる。が、エキストラ最弱争いの地位は揺るがない。レベル2チャージはグリフォン、シュミットとも4体召喚できるのに、ケスベイは3体しか発射できない。 - ボスアタック:魔導ネコ
- 魔導ネコを召喚する。
耐久力は19で体当たり、6WAY弾、三角反射弾、レーザー攻撃を行う。体当たりはバウンド上に4回跳ねて非常に発動時間が長い、6WAY弾は一斉発射なので瞬殺狙いで近付いていると危険。三角反射弾は弾の間を抜けるのが意外に難しい。レーザー攻撃は画面端にしばらく追い詰められる、と、全ての攻撃がそれなりの性能を持っているためかなり頼もしいボス。ゲージ消費でも最弱のレベル2チャージを撃つよりはこちらを狙っていくべきか。
ようせいコンビ:ティンカー&リンカー
- ロードランお付きの双子の妖精。城を飛び出していってしまったランを連れ戻すため後を追う。
- チャージショット:フェアリークリスタル
- 名前の通りクリスタルのような弾を放つ。弾のサイズは小さく通常のショットとあまり変わらない。レバーを入れながら撃つことで8方向に飛ばす方向を調節できる。このどの方向にも撃てる性能のおかげで他のキャラにできない連爆の起爆やリバース拾いができる反面、焦ると間違った方向に弾を発射しかねないなど使用が難しい。
- エキストラアタック:プチフェアリー
- 発動位置そのままの場所に妖精が現れ、一直線に敵陣地に移動していく。光っている妖精は画面端に到達すると一度だけ跳ね返って画面外に出ていく。尚、フェアリークリスタルの方向を調節できる性能を生かして、画面外に出て判定が残っているリバースを上手く拾うと、とんでもない位置からプチフェアリーを出現させることもできる。通常は速度は遅いが、まれに目で追えないほど高速なプチフェアリーが出現することもある。動きは直線的だが、あらゆる角度から現れ、攻撃時間も長いため強力なエキストラアタッックの一つ。
- ボスアタック:マジカルフェアリー
- 巨大な妖精を召喚する。
耐久力は19で流星、プチフェアリー、バウンドショット攻撃を行う。流星は発動が遅いが、出れば画面全体に攻撃範囲が及ぶので優秀、バウンドショットはマジカルフェアリー手前が攻撃範囲になるため相手は画面下に居ざるを得なくなるため優秀。と攻撃面はかなり強い。が近接を封じる攻撃手段がないので比較的瞬殺し易い。単発での召喚は避けた方が無難か。
メヴィウス親衛隊:グリフォン&エヴィン&バーン
- メヴィウス親衛隊の三人組。乗っているのは「グリピー」という生物。三人とも女好きで幼女でも普通に口説く。
- チャージショット:トルネードカッター
- 丸鋸のような弾を前方斜め二方向に放つ。弾はブーメランのように戻ってくるが、これに触れずに避け続けると弾は延々と自機を追い続けるので、これを利用して弾をまとわせることができる。
- エキストラアタック:グリピースラッシュ
- 敵画面上部にグリピーが現れ、真っ直ぐ画面下に移動していく。
直線移動しかしないので画面が混み合っていなければ避けるのは比較的容易。ただしチャージ2使用でエキストラを四体召喚できるので(ほとんどキャラは三体)大量に出現させられれば十分実用性は高い。 - ボスアタック:グリピーグレート
- 巨大なグリピーを召喚する。
耐久力は25で体当たり、カッター、剣、弾ばらまき攻撃を行う。耐久力は全ボス中最大だが、そんなに厳しい攻撃はない。耐久力25は瞬殺狙いでの張り付きでも削るのは結構大変なので盾としては非常に役に立つ。
暗黒スプライト:ダークラン
- 隠しキャラクター。キャラクター・対戦モードのキャラクター選択画面で、グリフォン&エヴィン&バーンの欄にカーソルを当てて、レバーを下に四回入れてから決定ボタンを押すと使用できる。
メヴィウスが魔法の土から作りだしたロードランに似た少女。あらゆる部分でロードランより優れている(胸もちょびっと大きい)とのことだが、ゲーム的には性能の違いは感じられない。 - チャージショット:ダークマジカルショット
- ロードランのマジカルショットを黒くしただけのようなショット。性能は変わらない。
- エキストラアタック:ダラビボム
- ラビキャットの代わりにダークラビキャットが飛んでいくラビボム。性能も当然変わらない。
- ボスアタック:スーパーダークラビ
- 巨大なダークラビキャットを召喚・・・、のはずだがダークラビは釣り目で腹にこうもりマークだが、これは垂れ目で腹に星マーク。どう見てもスーパーラビキャットの使い回しです。ありがとうございました。
性能は書くまでもなry
光の王女:スプライツ
- 隠しキャラクター。キャラクター・対戦モードのキャラクター選択画面で、ロードランの欄にカーソルを当てて、レバーを上に四回入れてから決定ボタンを押すと使用できる。
五千年前に危機に瀕した世界を救った伝説の魔法戦士。現在はある少女に転生しており、ティンクルスターの力で目覚める。 - チャージショット:マジカルショット
- ロードランのものと名前が同じだが、中央の大きなショットの左右に小さなショットが付いたものになっており、上手く使えばボスを瞬殺できるほどの威力を備えている。
- エキストラアタック:ラビキャットアタック
- ラビキャットが敵画面の敵キャラの周囲に召喚され、わずかに弧を描きながら敵に体当たりし画面外に移動する。
- ラビボムと比べると最初から敵画面に召喚されるのと爆発しない点が違う。標準の移動速度はラビボムと同じで最速だが、フィーバー時に超高速タイプが出現することはない。
- ボスアタック:ゴッドラビキャット
- 天使の輪のようなものが付いた巨大なラビキャットを召喚する。
耐久力は23で体当たり、星弾、火炎、雷撃、ラビボム攻撃を行う。スーパーラビキャットと比べると耐久力が1上がり、ニンジン攻撃が無くなった代わりに火炎と雷撃が追加された。雷撃はランダム性、持続時間、敵の行動範囲制限と3拍子揃った優秀な攻撃で、全ボス中二位の耐久力と合わせて最強のボスと言えるか。
悪の帝王:メヴィウス
- 隠しキャラクター。キャラクター・対戦モードのキャラクター選択画面で、グリフォン&エヴィン&バーンの欄にカーソルを当てて、レバーを上に四回入れてから決定ボタンを押すと使用できる。
ダーク・エンパイヤに住む悪の帝王。五千年前に先祖が光の魔法戦士スプライツに倒されたことを恨みに思っており、ティンクルスターを奪って世界支配を目論む。 - チャージショット:トリオ・ザ・バット
- こうもりの形の弾を前方3方向に撃ち出す。
- エキストラアタック:コウモリ君
- 発動位置そのままの場所にこうもりが現れ、敵キャラをホーミングしながら横に一往復半して画面外に出ていく。相手陣地に向かっていくところで一回、相手を追い抜いたら折り返して一回、さらに折り返してもう一回と、一体が都合三回もホーミングするという凶悪なエキストラアタック。大会等でメヴィウスが使用禁止にされやすい主原因。
- ボスアタック:マスターコウモリ君
- 巨大なこうもりを召喚する。
耐久力は22で体当たり、しっぽ、コウモリ君攻撃を行う。これのコウモリ君攻撃はホーミング性能があるわけではないが、グラフィックは同じなのでエキストラを合わせて出されると入り乱れてかえって回避困難なことになる。元の性能で考えればそこそこのボスだが、エキストラを合わせることで凶悪なボスになる。
マジカルクィーン:メモリー女王
- 隠しキャラクター。キャラクター・対戦モードのキャラクター選択画面で、ロードランの欄にカーソルを当てて、レバーを下に四回入れてから決定ボタンを押すと使用できる。
妖精族の女王でロードランの母親。のんびり屋で物凄い大食いでもある。 - チャージショット:スプラッシュバウンド
- メモリー女王の顔が描かれたような球体状の弾が画面を跳ね回る。画面全体をほぼカバーできる異常な攻撃範囲を持つ。上手く使えば連爆を張らなくても大量のリバースを返すことが可能になる。チャージ速度は遅い。
- エキストラアタック:フーズ
- 様々な食べ物のキャラが敵画面の敵キャラの周囲に召喚され、敵に真っ直ぐ進んで画面外に移動する。
- このエキストラのみ複数のグラフィックがある。特徴自体はスプライツのラビキャットアタックに似ているが判定が大きいのと背景に紛れて見えにくいグラフィックのものがあるのが性能以上にこの技を凶悪なものにしている。更にチャージ2使用でエキストラが四体召喚されるのが強い。またフィーバーでの高速化があり、高速フェアリー並みに速くなることもある。前述のスプラッシュバウンドと合わせてメモリー女王が大会等で使用禁止にされやすい原因。
- ボスアタック:A・D・ケーキ
- 巨大なデコレーションケーキを召喚する。
耐久力は22でスイートカーニバル、フォーク、弾ばらまき攻撃を行う。攻撃自体はそんなに強い方ではないが、ショットを妨害するものを召喚する技が多いので地味に嫌らしい。強さは標準的。
スコア
※MVS版にて確認 |
販売されたハード
- Multi Video System(MVS)
- アーケード版のNEOGEO基板。
- NEOGEO-ROM
- 家庭用NEOGEOのROM版。勿論完全移植。現在の時価は非常に高いプレミアがついており入手も困難。
- NEOGEO-CD
- 家庭用NEOGEOのCD版。BGMがROM版と異なる。時価はROMに比べると安価だがロード時間が非常に長いのが欠点。空ステージのアレンジBGM『Love me ~ I love you』は名曲として人気が高い。
- セガサターン
- セガサターン版。新品は入手困難だが、中古は比較的手に入り易く、時価も元の定価程度。
新キャラ美鈴(メイリン)キサラギが追加され、バランスも多少修正され、エフェクト等が追加されているセガサターンモードと、元のゲームに近いアーケードモードの二つのゲームモードが選べる。
アニメーション付きのOPやおまけのイラスト集などゲーム以外の部分が充実しているのも特徴。 - ドリームキャスト
- ドリームキャスト版。販売直後に販売元のSNKが倒産したため高めのプレミアがついている。
ほぼアーケードの完全移植であり、NEOGEO版を除けば最もアーケードに近い感覚でプレイできる。 - PS2
- 続編である「ティンクルスタースプライツ -La Petite Princesse-」の隠し要素として、第一作目が収録されている。隠しプレイヤーキャラであるリアリーティル、ロードラン、天神ミコトを出現させ、この三人を使用してキャラクターモードをクリアすると出現。
またADKの名作5本を一つにまとめた「ADK魂」にも収録されている。
いずれもNEOGEO-ROMのエミュレーションで初めの読み込みが長いが、一度読み込むとロード時間無しで快適にプレイできる。 - Wii
- バーチャルコンソールで配信。
ティンクルスタースプライツ -La Petite Princesse-
PlayStation2で発売された続編。グラフィックの描写が3Dに変わっているが、第一作のシステムをほぼそのまま踏襲している。キャラクターは新キャラクター10名に既存のキャラクター5名を加えた15名。ストーリーも新たに書き起こされた。
前作から実に9年もの間を開けて登場した続編だが、劇中設定では前作のエンディング時点から「3日もの歲月」しか経っていないらしい。画風がかなり変化しているように感じられるが、キャラクターデザインは前作と同じく藤ノ宮深森が担当している。
ニコニコ動画におけるティンクルスタースプライツ
ニコニコ動画では主に個人のプレイ動画。恐らく全一レベルにあると思われる名古屋のGAME BOX.Q2(現在はQ3に店名が変わった)の名勝負動画。それと世紀末ゲーセンとして知られる中野TRFの大会動画などのほか、BGMを紹介した動画や実況動画が投稿されている。
BGMは人気が高く、サウンドトラックは販売数も少なかったためかプレミアがついている。特に空ステージのアレンジ「Love me ~ I love you」は名盤なので、気になる人は一聴してみるといいかも。
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