株式会社ティーアンドイーソフト(T&E SOFT)とは、かつて名古屋市にあったゲームソフト会社である。
概要
1981年に創業、翌年に名古屋市で法人が設立(旧T&E)。社名の由来は、創業者である横山俊朗、英二兄弟のイニシャルからである。
もともとパソコン用ゲームソフトを開発しており、「3Dゴルフシミュレーション」「スターアーサー伝説」「ハイドライド」「ディーヴァ」「レイドック」などのヒット作を世に送り出した。
1987年には、当時ヤマハの契約社員としてシンセサイザーなどの開発、TM NETWORKのサポートメンバーとして活動していた浅倉大介がサウンド部門で関わり、「DAIVA」「アシュギーネ~虚空の牙城~」のサウンドの一部を担当、「DAIVA」のサントラ、5周年記念サントラ(ハイドライド3パッケージ添付の非売品)の編曲、演奏を担当している。
1990年代に入ると家庭用ゲーム機へと進出し、1995年にはジャスダックに上場するほどになったが、このころから陰りが見え始める。1997年にスクウェアからの出資を請けたものの、ゲーム事業の低迷は続いた。
2001年にディズニーからの資本提携を請け、翌年にディーワンダーランドと社名変更、ゲーム事業を分社化して業務用ソフトウェア開発とディズニー向けのネットコンテンツ事業に注力するようになる。
一方で分社化したゲーム事業は株式会社ディープとしてスタートした。また創業者の横山俊朗は2003年にデジタルゴルフを設立した。
2005年に、ディープがディーワンダーランドからティーアンドイーソフトの商標権を取得、2006年にはデジタルゴルフがディープを買収、2008年に旧ディープを株式会社ティーアンドイーソフト(新T&E)として再独立させた。
同年にドワンゴの子会社であるゲームズアリーナがティーアンドイーソフトを買収し、同社の子会社となった。一方でデジタルゴルフは2011年にコナミの傘下となった。
新T&Eは、ゴルフゲームの開発に強く、最近ではMMORPGなども手がけていたが、2010年にチュンソフトに売却されて同社の名古屋オフィスとなった。その後法人格が再び消滅している。
現在はチュンソフトがスパイクを買収してスパイク・チュンソフトとなり、同社の名古屋オフィスとなっている。
主な作品
旧T&E
新T&E(ディープ、デジタルゴルフ時代を含む)
関連動画
関連商品
関連コミュニティ
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関連項目
- 浅倉大介 - DAIVA(ディーヴァ)の一部楽曲などを担当。
- スパイク・チュンソフト
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