デスザウラーとは、『ZOIDS』シリーズに登場するティラノサウルス型超巨大戦闘ゾイドである。
機体解説
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ゼネバス帝国が国力の全てを傾けて生み出した超巨大恐竜型ゾイド。
登場するやいなや最強のゾイドの座に踊り出て帝国と共和国軍のパワーバランスを瞬く間に崩壊させ、共和国軍からは“死を呼ぶ巨竜”と恐れられ、同時に帝国軍のシンボル的存在となった。
大きさこそゴジュラスと同程度だが、それを遥かに超える戦闘能力を有しており、その巨大な電磁クローはいかなる重装甲の大型ゾイドであろうと紙切れの如く引き裂き、尻尾に当たる荷重力衝撃テイルの一振りは背後に迫る敵ゾイドをまとめて薙ぎ払う事ができるほどの攻撃力を秘めている。
なにより最大の武器は口腔から放つ荷電粒子砲である。これは背部の荷電粒子吸入ファンから空気中の静電気を吸収し、それを体内で莫大な電気エネルギーに変換増幅して口からあらゆる物質を原子レベルで消滅させる強力な粒子砲を放つという代物で、射程こそそれほど長くはないものの、威力は大型ゾイドでさえまともに浴びれば一瞬で蒸発し、小型~中型ゾイド程度ならば複数まとめて消し飛ばしてしまうほどとされ、その破壊力は当時のあらゆるゾイドが装備していた武装の範疇を遥かに逸脱するものであった。
全身を覆う装甲も今まで以上の超重装甲であり、当時使われていたあらゆる砲弾、ミサイル、ビームを全く通さない上、しかもそれほどの重装甲でありながら機動性や運動性も決して悪いものではなく、たとえ相手が純粋な高速ゾイドであろうとあっさり補足する事ができるほどの俊敏性を発揮し、戦闘に関してはほとんど隙の無い強力なゾイドであった。
弱点としては背部の荷電粒子吸収ファンが破壊されてしまうと荷電粒子砲の発射は不可能となり、さらに機体の全性能も著しくパワーダウンしてしまうが、それに対応してか背部には小型火器を重点的に装備し、背後からの攻撃に備えている。
また、極めて高い威力を誇る荷電粒子砲であるが、発射の際のエネルギー消費も非常に激しく、短時間の連射は不可能であるとされる。
こう見えて拡張性にも優れており、このデスザウラーをベースにした改良機や局地戦用機が次々と生み出され、そのバリエーションは全ゾイドの中でも屈指の数におよんでいる。
中央大陸戦争中期にロールアウトするやその圧倒的性能を見せつけ、共和国最強のゾイドであったゴジュラスとウルトラザウルスをいとも容易く撃破し、今まで劣勢であった帝国軍の勢いを一気に盛り上げた。
その破竹の快進撃は誰にも止められず、遂に共和国軍はほとんどの軍事拠点はおろか共和国首都さえも奪われる事になってしまった。
その後、RBOZ-8マッドサンダーの登場によってその無敵時代は終わりを告げるが、ゼネバス帝国を吸収したガイロス帝国軍にとってもこのデスザウラーの存在は非常に大きく、ガイロス軍はこのデスザウラーを独自に改良した機体を作り続け、DBOZ-17ギル・ベイダーの登場まで戦線を支え続けた。
しかし、ZAC2056年に発生した惑星Zi大異変で絶滅状態に陥ってしまうも、その力を惜しんだ帝国軍によって密かに再生への研究が進められ、西方大陸にて古代のオーバーテクノロジー・オーガノイドシステムを応用した復活計画が進行、暗黒大陸戦争にて遂に完全復活を果たす事になるも、同時に共和国軍もマッドサンダーの再生に成功したため戦局を覆すには至らなかった。
後のネオゼネバス帝国においても引き続き運用され、さらなる後継機の開発も検討されていたが、このデスザウラーを遥かに超える格闘性能を持つRZ-64ゴジュラスギガの登場を受けてこのデスザウラー強化計画をシフトさせてEZ-69セイスモサウルスが生み出される事になった。
さらに戦後100年以上経ったZAC2230年の時代でも一部勢力の間でデスザウラーの改良と研究は進められており、遥か未来においてもこのデスザウラーは優れたベース機としての価値を示していた。
現在においては決して最強無敵のゾイドではなくなってしまったが、後述するバトルストーリーでの活躍やアニメでのインパクトから一部のゾイドファンの間では「デスザウラーこそ今でも最強のゾイド」と考える者も少なくなく、EZ-36デススティンガーと並んで“デス様”と呼ばれて高い人気を誇っている。
劇中での活躍
バトルストーリー
ZAC2044年ロールアウト。開発はドン・ホバートによって行われ、あのダニー・ダンカンの弟であるトビー・ダンカンをパイロットにして戦線に投入された。
有名なのはゴジュラスが10機以上駐屯している基地に突撃したエピソードで、格闘戦では最強だったゴジュラスを火器を使わず全て殲滅する目覚しい活躍を見せた。 対する共和国軍はこのデスザウラーを葬り去ろうと基地を自爆させるが、デスザウラーは荷電粒子砲で地面に穴を開けて回避したため難を逃れた。
(しかし、この時の話は後世において「荷電粒子砲で基地を吹き飛ばした」と間違った解釈で伝説化されている)
その後、トビー機は兄の仇であるヨハン・エリクソンのウルトラザウルスを撃破し、当時最強のゾイドの座に君臨する。
そして今までの意趣返しと言わんばかりに24ゾイドで構成された特殊部隊“スケルトン”を率いて共和国軍の拠点を尽く突破し、遂に共和国首都をも陥落させてその版図を大きく塗り替えた。
デスザウラーはその後も量産と改造が続けられて共和国軍の残党狩りに勤しむが、対する共和国軍もしぶとく抵抗を続け、両軍は一進一退の攻防を繰り返す。
しかし、ZAC2048年、マッドサンダーが登場するや状況は一変。自慢の荷電粒子砲も重装甲も通用しないマッドサンダーによってデスザウラーは実力面で完全に敗北、対マッドサンダー用の改造機も全て敗れ去り、そしてこれがゼネバス帝国崩壊のきっかけとなった。
とは言え、それでデスザウラーの有用性がなくなったわけではなくガイロス帝国にゼネバス帝国が吸収された後もこのデスザウラーの量産と改造は継続され、この改造デスザウラーの研究で得られたデータによりガイロス帝国最強のゾイドであるギル・ベイダーが開発された。
ZAC2056年の惑星Zi大異変でほとんどの個体が失われたが、第2次大陸戦争において帝国摂政ギュンター・プロイツェンの意向の下、帝国軍上層部はこのデスザウラーこそ今後の大局を左右しうる存在として再生計画を発動し、西方大陸のオリンポス山山頂にある古代遺跡を改造した研究所にてオーガノイドシステムを応用したコアの復活作業が進められた。そこにハルフォード中佐率いる独立第2高速戦闘大隊の乱入を受け、デスザウラーは不完全ながら自己防衛本能で応戦し荷電粒子砲で隊に甚大な被害を与えるが、最後はハルフォードのシールドライガーの特攻によって大破、この時のデスザウラー復活計画は阻止された。
だが、それで復活計画が止まったわけではなく作業は極秘裏に進められ続け、暗黒大陸戦争末期にはなんと50機も再生されて帝国正規軍に再配備された。
そしてそのうちの30機が同時期に復活を果たしたマッドサンダー20機とセスリムニル市にて激突、オーガノイドシステムの力により荷電粒子砲が強化されていたため、反荷電粒子シールドをも溶かすほどの威力を見せるが、やはりそのアドバンテージを覆し切る事は出来ず、3日後にはマッドサンダー部隊と相討つ形で全滅した。
しかし、それもプロイツェンの策略の内であり、本命の改良機ブラッディデスザウラーを爆弾代わりに用いる事でヘリック・ガイロス連合軍を壊滅に追いやっている。
ネオゼネバス帝国でも拠点防衛用に使用されており、さらに帝国の新たなシンボルとするための再設計も進んでいたが、ゴジュラスギガの登場を受けてセイスモサウルスの開発計画に切り替わった。
『三匹の虎伝説』シリーズでは帝国技術の流れを組む兵器開発企業Zi-ARMS社がこのデスザウラーの改良するための研究と開発を引き続き行なわれ、それにより荷電粒子砲の連射性能を高めたメガデスザウラーが生み出された。
アニメ
『ゾイド -ZOIDS-』に登場。
本作においてはその設定が大幅に変更されたゾイドの一つで、そのサイズも数十mから百m近くのものとなり、むしろ巨大怪獣のような異様さを持つ本作のラスボス的存在として描かれている。
『ゾイド -ZOIDS-』では元は古代ゾイド人がその科学の粋を集めて創り上げた最終兵器であった。
しかし、デスザウラーどういうわけか自我を持ち始めて暴走、古代ゾイド人を文明ごと滅ぼしてしまい、最後の手段として古代ゾイド人達は全てのゾイドを生み出し、制御するゾイドイヴと呼ばれる女神像の機能を停止させる事でデスザウラーを止め、その後コアと機体は分割されてコアはガリル遺跡に、ボディの方はイヴポリスに封印された。
フィーネいわく、このデスザウラーに野心を持って近づいた人間はその邪悪な意識に操られて破壊衝動と破滅願望に取り付かれてしまうとされ、その暴威から劇中では“破滅の魔獣”と呼ばれて時を超えて恐れられ続けた。
その圧倒的な力に目を付けた帝国摂政ギュンター・プロイツェンによりコアが回収された後、他のゾイドコアを与えてのクローニングによる再生作業が推し進められ、途中フィーネが研究所に来た際にデスザウラーがそれに反応して暴走を起こすという事故が発生するものの、その後も作業は進み、遂にプロイツェンの皇帝即位の日にその姿を現した。
そして狂気に駆られるプロイツェンと共に帝都で破壊の限りを尽くし、ヘリック・ガイロス連合軍を圧倒するも、バンのブレードライガーがレーザーブレードとEシールドで荷電粒子砲は防げるという利点を付いてデスザウラーを粉砕、プロイツェンもろとも爆風の中に消えた。
しかし、GF編後半より再びその存在が匂わされ始める。
そのオリジナルコアは死んだと思われていたプロイツェンと融合しており、このプロイツェンはダークカイザーを名乗ってヒルツやリーゼを操っていた事が判明する。
物語終盤、デスザウラーのコアはプロイツェンを取り込んで再生、さらにデススティンガーのコアとも融合し、遂にはイヴポリスに安置されていたオリジナルボディとも再結合を果たして今度はヒルツを依代にして完全に復活する。
そのサイズはクローン体の倍以上であり、弱点だった荷電粒子吸収ファンは荷電粒子コンバーターに変化、装甲全面にもEシールドを展開できるようになるなど飛躍的なパワーアップを果たし、荷電粒子砲の威力・射程もまた第1部の個体とはまるで比較にならないものになっており、胸部を開いてコアから物質を直接吸収する機能も追加されている。
ウルトラザウルスのGCを浴びてもそれを力づくで押し戻し、さらに空に打ち上げたレンズに荷電粒子砲を通す事でその荷電粒子砲を世界中に拡散させて各地に壊滅的な被害を出すなど、かつてと同じく惑星Ziを滅ぼさんと暴れ狂うが、今度はGCで撃ち出されたブレードライガーによってヒルツもろとも体とコアを貫かれて滅び去り、その残骸も崩壊するイヴポリスと共に地中深くへと沈んでいった。
キットでは荷電粒子砲は連射できないとされるが、本作ではファンが動いている限り荷電粒子砲を乱射可能になっており、また、尻尾の関節全てにミサイルポッドが搭載され、そのミサイルも上空で爆散してそこから大量のアンカーを降らすタイプとなっている。
ちなみに『ZOIDS2 ヘリック共和国VSガイロス帝国』や『ゾイドストラグル』と言った一部のゾイドゲームではアニメの設定が微妙に逆輸入され、“デスザウラー=世界を滅ぼすゾイド”みたいな感じに描写される場合も増えている。
他にも『ゾイドサーガ』シリーズや『ゾイドインフィニティ』『サイバードライブゾイド』などのゲームでもこのデスザウラーやその派生機がラスボスを務める事も少なくない。
主な機体バリエーション
- デスザウラー先行試作型
デスザウラーのプロトタイプ。背部にコング用の高機動ブースターの他、追加装備がいくつも施されている。
プロトタイプでありながらそのまま実戦投入され、ゴジュラス部隊やウルトラザウルスを撃破する活躍を見せている。
あのトビーが乗り込んだのがこのタイプで、後に装備を省いて正式採用されたのが通常のデスザウラーである。 - ギルザウラー
デスザウラーにギル・ベイダーの翼を取り付け、腕にレーザーブレードとガトリング砲が取り付けられた特別改造機。
ギル・ベイダーの飛行能力にデスザウラーの格闘能力が両立された機体で、ガイロス皇帝自ら乗り込みキングゴジュラスと戦い、ある程度は互角に張り合う実力を見せるも、一瞬の隙を突かれてとうとう撃破された。
しかし、掲載媒体が違うためかこの時の戦いは現在まで正史として記録されていない。 - ブラッディデーモン
デスザウラーのボディにジェノザウラーのコアを組み込んだ実験改造機。
背部にビームガトリング砲を2門装備し、荷電粒子砲も発射可能だが、コアと機体のバランスが悪く非常に不安定。
鉄竜騎兵団が独自に生み出したもので、閃光師団に壊滅的打撃を与えるが、最後にはこちらも撃破された。 - ブラッディデスザウラー
真紅の機体色を持つギュンター・プロイツェン専用機。
全身にエネルギーケーブルを繋いでおり、自爆の際のエネルギーを帝国首都全体に伝搬させる爆弾的存在。
一応戦闘ゾイドとしても使用可能で、ルドルフの操るセイバータイガーゴールドと激戦を繰り広げる。
最後はプロイツェンの思惑通り自爆を敢行し、ガイロス・ヘリック両軍に多大な被害を与えた。 - メガデスザウラー
東方大陸の兵器開発企業Zi‐ARMS社が制作した未来形デスザウラー改造機。
背部にハイマニューバスラスターをはじめとするコング用追加武装を標準装備し、なおかつ新型の荷電粒子吸入ファンによりエネルギー変換効率が飛躍的に向上しており、荷電粒子砲を理論上であるが無限に発射できるとされる。
ブラストルタイガーと共にライバルであるZOITEC社のワイツタイガーとレイズタイガーを狙うが、3機が共鳴暴走してこのメガデスザウラーに襲いかかったためあえなく粉砕された。 - デス・メテオ
ゲームオリジナルゾイド。『サイバードライブゾイド』と『ZOIDS SAGA』シリーズに登場。
頭部形状がオリジナルとは極端に異なっており、さらに両腕の爪も細く鋭利なものに変わっている。 - メガザウラー
ゲームオリジナルゾイド。『ZOIDS VS』シリーズに登場。
機体が白で、背部にミサイルポッドがない代わりに大口径荷電粒子砲を放ち続けられるユニットを装備している。 - デスザウラーVF
ゲームオリジナルゾイド。『ZOIDS SAGA』シリーズに登場。デスザウラーとビクトリーレックスがユニゾンした機体
両肩にメガデスキャノン、背部にクローミサイルが追加されており、さらに最高速度は335km/hに達している。
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関連項目
http://dic.nicomoba.jp/k/a/%E3%83%87%E3%82%B9%E3%82%B6%E3%82%A6%E3%83%A9%E3%83%BC


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読み:デスザウラー
初版作成日: 12/01/30 11:28 ◆ 最終更新日: 12/04/19 10:42
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