デスピリア(deSPIRIA)とは、電脳映像製作所が製作し2000年9月21日にアトラスから発売されたドリームキャスト用ゲームソフトである。キャッチコピーは「人の心を覗ける恐怖」。
あらすじ
2070年、終末戦争が起こり、大陸の殆どが焦土と化し、世界人口の三分の二は死滅してしまった。
暗殺の任務を受けた教会最強のマインド使いアルーアは、ターゲットを抹殺するため列車に乗り込む。しかし爆破により列車は停止。車内を探索し自分以外のマインド使いの痕跡を発見した彼女は、予想だにしない陰謀に巻き込まれていく。
概要
全5章からなる、一人称視点のサイケデリックなサイコ・サスペンス・ホラー・アドベンチャー。
「詩篇戦争」と呼ばれる大戦によって荒廃した2092年の大阪市とその周辺都市を舞台に、マインドという、人の心を読んだり破壊したりできるスキルを駆使して次々に起こる事件の情報を集め、真相を解明していく。
サイバーパンクや宗教などをグロテスクにごちゃ混ぜにした、シュールで狂気的な世界観が特徴。
タイトル画面でボタンを押すと男の叫び声が響いたり、オープニングから主人公(女)が鼻から虫を吸引して大量出血したりとしょっぱなから飛ばしまくっている。付いた異名は「ドリームキャスト最狂のRPG」。
用語
- マインド……マインド使いが使える能力。対象が心を持つものならば、その深層理念にダイブして干渉することが出来る。考えを読み取るだけでなく、思念戦闘に持ち込み、対象の心を破壊することも可能。
- 教会……アルーアが所属する組織。先の大戦に起因する遺伝子異常の解決法を確立したことで人類を救った。今現在の世界を実質的に支配している。
- 異端……教会に仇なす存在。
- スピリア……急速に蔓延しつつある新種のドラッグ。人の記憶を物質化したもので、摂取することによりその記憶を追体験することができるが、強い依存性と精神と肉体を崩壊させる副作用がある。
補足
- 元々は『ダークメサイア』の続編として開発がスタートしたらしい。
- CERO設立前のためレイティングは行われていない。しかし非常に悍ましい内容を含むため苦手な人は注意。
- 『ファミ通』615号で行われたクロスレビューの合計は26点。
関連動画
関連静画
関連リンク
関連項目
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