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デュランとは、ドラゴンクエストシリーズに登場するモンスターである。
概要
ドラゴンクエスト6に登場したボス。大魔王デスタムーアより、魔族に害を為す存在の封印を命じられた四大魔王の一人として登場。並み居るデスタムーアの配下の中でも一、二を争う実力者で、「クラウド城」の封印を管理する。しかし、跡形もなく封印するように命じられたにも関わらず、勝手に改装を施して自身の居城「ヘルクラウド城」として使用し、あまつにさえ夢の世界の存在であるそれを現実の世界に持ち出すなどやりたい放題である。
魔族にしては珍しく、正々堂々とした武人肌な性格。また、態度や言動も他の魔王達に比べると紳士的で、主人公一行を魔族に仇為す宿敵と言うよりも驚嘆に値する強者として扱う。
強者同士の戦いを観賞したり、自ら強者と戦ったりすることを至上の喜びとする生粋の闘士。数で圧倒したり、姑息な手段を用いる戦いは嫌いなようで、主人公一行が単身「ヘルクラウド城」に乗り込んで来た時も、配下の魔物たちに襲わせずに黙って自身のいる玉座の間まで通したり、戦闘の前に体力を回復させてくれたりと、公平な条件での戦いを好む。
デュラン戦では、デュラン自身と戦う前に余興として配下と二連戦させられる。ちなみに、これらの戦闘で敗北すると伝説の武具をすべて没収されて地上に戻される(SFC版のみ。奪われた場合もデュランを倒すと返して貰える)。
一戦目はキラーマジンガ+ランドアーマー。余興の割にいきなりマジンガ様を出してくる辺り、殺す気満々である。守備力が極めて高いランドアーマーが身代わりになって攻撃を受け止め、その隙にマジンガ様が情け容赦ない攻撃を浴びせかけるといった厄介な連係プレーをしてくる。油断しているとここであっけなく全滅させられて地上へ放り出されることになる。
二戦目はダークサイドに堕ちたドランゴ引換券テリーと戦う。やや高めな攻撃力と多彩な剣技が脅威と言えば脅威だが、スクルトなどで固めてしまえば怖くない。ルカナンでこちらの守備力を下げてくることもあるが、すぐにスクルトをかけ直せば何の問題も無い。雷鳴の剣を振りかざして全体攻撃を放つも、ハッスルダンスないしベホイミで全回復できる範疇でしかない。順当にストーリーを進めてきたプレイヤーなら、まず負けることはないだろう。悲しきかな引換券。即死の危険があるキラーマジンガ様の方がよっぽど強かったという。
そして二連戦に勝利するとついにデュランとの戦闘に入る。言うだけあってその実力はかなり高く、物理攻撃を中心とした正攻法で攻めてくる。また、いてつく波動を使ってくる最初の敵であり、初見の場合これまでのような戦略が思うように通じず、戸惑うことになる。
勝利すると、死ぬ間際に自身を負かした主人公一行の為にデスタムーアの存在を教え、助言を与えてくれる。そして、「○○○○(主人公の名前)よ……。もし いつの日か生まれ変わり この大地に戻れたら そのときは……また おぬしと戦いたいものだ……。ぐふっ!」というセリフを残して息絶える。敵ながら天晴な死に様には感心したプレイヤーも多いだろう。(ちなみに、CDシアター版では主人公がこのセリフに対して不快を感じ、だが断る!と却下していたりする。)
上記のような魔族らしからぬ堂々たる態度や後述する素敵な恰好のせいもあってか、同じような立場にあるジャミラスやグラコスよりも記憶に残りやすいようだ。グラコスは忘れたがデュランは覚えてるという人も多いのではなかろうか。
魔族にとっては一般的なのかもしれないが、人間には到底理解できないような素敵すぎる御姿をしている。具体的に言うと、全裸にパンツ一枚とマントというカンダタスタイルである。しかも股間が微妙に盛り上がっている(ように見える)。変態と言ってはいけない。矮小なる人間の身では強大なる魔王の考えることなど理解し得ないだけである。こらそこ、小島よしおとか海パン刑事とか言わない。
名前は中世の叙事詩『ローランの歌』に登場する伝説の武器“デュランダル”、もしくは実在する人名である“デュラン”からとったものと思われる。正々堂々とした戦いを好む性格はデュエル(決闘)ないしデュエリスト(決闘者)とかけているとも考えられる。
他作品での登場
ドラゴンクエストモンスターズ
悪魔系のモンスターとして登場。また、「テリーのワンダーランド」では「かがみのとびら」の最深部に待ちかまえるボスとしても登場。その際には6のイベントを再現した三連戦(前座二戦+デュラン戦)をすることになる。
ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー2
デザインがDS版ダークドレアムと統一化されている。使い回しと言ってはいけない。四大魔王の中では最も作りやすく、中盤から終盤あたりで戦力として利用する者も少なくない。
完全版のプロフェッショナルでは位階配合から特殊配合に変更され、炎の戦士とブリザードマンを使用しなければ作れない様になっている。
最強化させるとステータスが下がる代わりに一定確率で2回行動できるようになり、手数が増える。
ドルマブレイクをはじめとする特性が全体的に優秀で性能は悪くない。同じくドルマブレイクを持ち、完全2回行動できるエルギオスとは素早さの高さで差別化できる。入手するのはこちらのほうが圧倒的に楽だが。
ドラゴンクエスト10
「幻界の四諸侯」コインのボスとしてバージョン3.0.1より魔法の迷宮に登場。グラコスやアクバー、ジャミラスと共に戦闘となる。ムドー?知らんな
最初は動かず、他の三体が倒されるか2分経過する(あるいはその前に攻撃を当てる)と動き出す。なお他の三体を倒せばセリフと共に6同様回復してくれる。
攻撃内容としてはグランドクロスやかまいたち、いてつくはどうなどを使用してくる。
関連動画
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関連コミュニティ
関連項目
- ドラゴンクエストのモンスター一覧
- ドラゴンクエストVI 幻の大地
- キラーマジンガ(下手すると上司より強い部下)
- ムドー/ジャミラス/グラコス(同僚)
- アクバー(ほぼ同格)
- デスタムーア(上司)
- ダークドレアム(色違い リメイク版では別グラになりました)
- デュランに教えてもらった遊び
- ガチムチ
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