- プロ野球選手一覧 > デーブ・ハフ
デーブ・ハフ(David Gregory Huff、1984年8月22日-)とは、アメリカ合衆国カリフォルニア州出身のプロ野球選手(投手)である。MLB・KBO時代の登録名は「デビッド・ハフ」。
概要
カラチ・モナークス | |
---|---|
デーブ・ハフ David Huff |
|
基本情報 | |
国籍 | アメリカ合衆国 |
出身地 | カリフォルニア州サンディエゴ |
生年月日 | 1984年8月22日 |
身長 体重 |
185cm 95kg |
選手情報 | |
投球・打撃 | 左投両打 |
守備位置 | 投手 |
プロ入り | 2006年MLBドラフト1巡目追補 |
経歴 | |
メジャーリーガーテンプレート |
エディソン高校に進学すると、2003年にはロサンゼルス・エンゼルスから31巡目(全体930位)で指名される。しかしこれを拒否しサイプレス大学へ進学する。
2005年にはフィラデルフィア・フィリーズから19巡目(全体577位)で指名されるがこれも拒否。カリフォルニア大学アーバイン校へ進学する。
その後同大学ロサンゼルス校へ編入すると、2006年MLBドラフトでクリーブランド・インディアンスから1巡目(全体39位)で指名を受け、ついにプロ入りを果たす。
インディアンス時代
入団から順調にキャリアを積み重ねる。特に2008年はAAで防御率1.92を記録し、インディアンスの最優秀マイナー選手に選ばれた。
2009年5月17日にはMLB初登板初先発を果たすも、3.2回を投げ7失点と打ち込まれ初黒星を喫した。最終的には11勝8敗と勝ち越したが、防御率5.61と不安定な投球が続いた。
2010年に2勝11敗、防御率6点台と大きく負け越すと、その後はメジャーとマイナーを行ったり来たりして過ごす。2013年5月にはDFAを受けた。
ヤンキース時代
2013年5月にニューヨーク・ヤンキースと契約を結んだ。一度メジャー契約から外れたが、8月に再び契約を結んだ。この年は14試合に登板した。
ジャイアンツ時代
2014年にトレードでサンフランシスコ・ジャイアンツに入団し、開幕から40人ロースター入りした。4月に左大腿四頭筋の故障で故障者リスト入りしたこともあり16試合の登板に留まり、6月6日にDFAとなった。
第2次ヤンキース時代
2014年7月に金銭トレードでヤンキースへ復帰すると、30試合に登板。この年は自身最多となる46試合に登板し好成績を収めた。
ドジャース時代
2015年1月にロサンゼルス・ドジャースとマイナー契約を結んで、4月に昇格したが6月にマイナー落ちした。7月にはパンアメリカン球技大会男子野球にアメリカ代表として参加するも、決勝戦で痛恨のサヨナラ牽制エラーをしてしまい、優勝を逃した原因となった。
エンゼルス時代
2016年にはカンザスシティ・ロイヤルズとマイナー契約を結ぶもメジャー昇格はならず、5月に自由契約。その後ロサンゼルス・エンゼルスと契約するが結果を残せなかった。7月に韓国球界(KBO)・LGツインズへのシーズン途中移籍を決め、契約を解除する。
韓国球界入り
シーズン途中での加入ながら7勝をあげる(2敗)。
2017年は怪我で開幕から出遅れ、6勝4敗と前年から勝数を落とす。しかし規定投球回未達ながら、防御率2点台、WHIPに至っては1点台を切るなど安定感のある投球を披露した。
ヤクルト時代
2017年オフに東京ヤクルトスワローズと1年契約を結んだ。背番号は45。
2018年4月4日の広島東洋カープ戦でNPB初登板初先発を果たすも、5.1回5失点と勝ち星がつかず。その後5月15日の読売ジャイアンツ戦で8回1失点と好投し、NPB初勝利を収めた。しかしながら不安定な投球が続き、後半戦からは中継ぎに転向。主にビハインド、対左のワンポイントとして起用された。オフに一度自由契約となったが、12月25日に再契約を結んだ。
2019年は完全に中継ぎに専念。8月13日の横浜DeNAベイスターズ戦では自身初のセーブを記録。最終的にチーム最多タイとなる68試合に登板した。オフに自由契約となる。
ヤクルト退団後
2020年1月、アリゾナ・ダイヤモンドバックスとマイナー契約を結ぶ。しかし新型コロナウイルスによる開幕延期、ならびに球団財政悪化に伴うコストカットにより、5月に解雇となる。
2021年5月、シアトル・マリナーズとマイナー契約を結ぶが、8月に自由契約となった。
2022年4月、メキシカンリーグのメキシコシティ・レッドデビルズと契約を結ぶ。オアハカ・ウォーリアーズにレンタル移籍後、2023年5月にはサルティーヨ・サラペメーカーズへ移籍した。2023年10月にはベースボール・ユナイテッドのカラチ・モナークスから2巡目でドラフト指名を受けた。
人物・プレイスタイル
最速150km/h前後のストレートを軸に、カットボールやチェンジアップを投げる。コントロールがよいため、与四球率は低く出る傾向にある。
投球時にはメガネをかけている。
成績
- (2023年終了時点)
年度別投手成績
年度 Year |
球団 Team |
登板 G |
先発 GS |
完投 CG |
完封 SHO |
勝利 W |
敗戦 L |
セーブ SV |
ホールド HLD |
勝率 W-L% |
投球回 IP |
与四球 BB |
奪三振 SO |
失点 R |
自責点 ER |
防御率 ERA |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2009年 | CLE | 23 | 23 | 0 | 0 | 11 | 8 | 0 | 0 | .579 | 128.1 | 41 | 65 | 82 | 80 | 5.61 |
2010年 | 15 | 15 | 1 | 0 | 2 | 11 | 0 | 0 | .154 | 79.2 | 34 | 37 | 61 | 55 | 6.21 | |
2011年 | 11 | 10 | 0 | 0 | 2 | 6 | 0 | 0 | .250 | 50.2 | 17 | 36 | 35 | 23 | 4.09 | |
2012年 | 6 | 4 | 0 | 0 | 3 | 1 | 0 | 0 | .750 | 26.2 | 5 | 19 | 14 | 10 | 3.38 | |
2013年 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | ---- | 3.0 | 1 | 5 | 5 | 5 | 15.00 | |
NYY | 11 | 2 | 0 | 0 | 3 | 1 | 0 | 0 | .750 | 34.2 | 8 | 26 | 18 | 18 | 4.67 | |
13年計 | 14 | 2 | 0 | 0 | 3 | 1 | 0 | 0 | .750 | 37.2 | 9 | 31 | 23 | 23 | 5.50 | |
2014年 | SF | 16 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 1.000 | 20.0 | 6 | 11 | 15 | 14 | 6.30 |
NYY | 30 | 0 | 0 | 0 | 3 | 1 | 0 | 3 | .750 | 39.0 | 17 | 28 | 10 | 8 | 1.85 | |
14年計 | 46 | 0 | 0 | 0 | 4 | 1 | 0 | 4 | .800 | 59.0 | 23 | 39 | 25 | 22 | 3.36 | |
2015年 | LAD | 3 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | ---- | 6.0 | 1 | 4 | 6 | 6 | 9.00 |
2016年 | LAA | 2 | 2 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | .000 | 5.1 | 2 | 3 | 10 | 7 | 11.81 |
LG | 13 | 11 | 0 | 0 | 7 | 2 | 0 | 1 | .778 | 74.2 | 9 | 46 | 34 | 26 | 3.13 | |
2017年 | 19 | 17 | 2 | 0 | 6 | 4 | 0 | 0 | .600 | 124.2 | 14 | 98 | 37 | 33 | 2.38 | |
2018年 | ヤクルト | 35 | 14 | 0 | 0 | 3 | 6 | 0 | 7 | .333 | 94.1 | 27 | 78 | 54 | 51 | 4.87 |
2019年 | 68 | 0 | 0 | 0 | 1 | 5 | 3 | 26 | .167 | 65.2 | 21 | 58 | 31 | 29 | 3.97 | |
MLB:8年 | 120 | 57 | 1 | 0 | 25 | 30 | 0 | 4 | .455 | 393.1 | 132 | 234 | 256 | 226 | 5.17 | |
KBO:2年 | 32 | 28 | 2 | 0 | 13 | 6 | 0 | 1 | .684 | 199.1 | 23 | 144 | 71 | 59 | 2.66 | |
NPB:2年 | 103 | 14 | 0 | 0 | 4 | 11 | 3 | 33 | .267 | 160.0 | 48 | 136 | 85 | 80 | 4.50 |
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