トア・テスカトラとは、モンスターハンターフロンティアGに登場する大型モンスターである。別名は凍王龍。
古龍種 | |
トア・テスカトラ | |
別名 | |
原種 | 凍王龍 |
登場作品 | |
・モンスターハンターフロンティア | |
モンスターハンターのモンスターテンプレート |
概要
MHF-G9.1で登場した古龍種モンスター。
角のある顔や大きな翼、体中に生えている毛など同じ古龍種のテオ・テスカトルやナナ・テスカトリによく似ている姿をしている。
ただしトア・テスカトラは彼らが使う火属性とは反対の氷属性を使用し、生息地も雪山や極海といった寒冷地である。始種という枠組みのモンスターなのでテオナナ夫婦のご先祖様と思われるが、詳しい生態は今のところ不明。
HR100から剛種として狩猟できるが、G9.1アップデートでバランス調整として剛種全体のHPや攻撃力が弱体化され、トア・テスカトラもそれに合わせた強さとなっている。
ただし下記の通りフレーム回避ができないときつい相手でもある。
氷属性の粉塵爆発や冷凍ビームなどテオ・テスカトルのモーションの氷属性版といった技もあるが、それ以上にトア・テスカトラは氷を使った大技を多用するため印象としては全く別物といえる存在になっている。
周囲から氷山を連続で出現させたり、巨大な氷の塊を落としたり、上空からのブレスで氷山を作って押し潰して粉砕したりと派手な技が多い。
また、動きも素早く尻尾振りからの飛びかかりや連続ステップで粉塵を設置して爆破、
ヴァルサブロスのように氷のトライアングルを作る技もある。
ちなみに3回の突進で正三角形を描くヴァルサブロスと異なり、
トアの突進はハンターを狙って2回のため形はその時々であり、
残りの辺を古龍としての能力で描いた後に三角形の内部を凍結させる。
トアの粉塵は水色なので極海や雪山の銀世界に溶け込みやすく、人にもよるが視認しづらく、
特にHGEを有効にしている場合は粉塵を見逃し易いことに注意。
これらトア・テスカトラの大半の技はフレーム回避が可能なため、フレーム回避をできるかどうかがとても重要になってくる。
技が派手すぎて一見隙はない様に見えるが慣れることで回避ができれば反撃はいくらでもできるという、
覇種UNKNOWNやドゥレムディラに代表されるMHFらしいモンスターとなっている。
部位破壊は頭、翼、尻尾。最近のガルバダオラやハルドメルグ同様に破壊条件は特になく、拘束中でも破壊が可能。
また、表面にしか判定が無いテオナナと違って頭判定が広いのでダウンも部位破壊も狙い易い。
氷界創生
怒り移行咆哮と同時に行う、トア・テスカトラの能力開放。テオでいう炎の鎧にあたる。
猛吹雪によって、一定以上距離が離れているハンターに対して緩やかに氷漬け状態を進行させる。
緩やかに進むとはいえ立ち回り距離の関係で常時晒される事になるガンナーは剣士と比べてそれなりの速度で進んでいく。
この能力開放は頭部怯みによるダウン、尻尾切断の怯みで止めることが可能。
ただし部位破壊をした後でも能力発現自体はとめられないので、
ガンナーは生存率を高めると言う意味でもダウンを奪う事が重要になってくる。
この能力をモチーフにした希少スキルが同名である「氷界創生」。
冬将軍スキルが常時発動するほか、
モンスターに攻撃することで自身の周囲にフィールドが発生し、
範囲内のモンスターに対しては継続ダメージを、
味方ハンターには「切れ味」、「気力回復」スキルを与える。
更に攻撃を続けることでフィールド範囲、継続ダメージ量、味方ハンターに付与されるスキルの段階が強化されるが、
逆に攻撃を中断するとフィールドは縮小していき最終的に消滅する。
継続ダメージについては現時点で有志の検証によると1秒に1回発生し、
基本値、氷界創生の段階、全体防御率によって決定する模様。
基本値はG7以降のガンランスの砲撃同様、武器攻撃力の表示に変化を及ぼす要素のみ適用され、
氷界創生の段階は第1段階~第3段階まで存在する。
大雑把に言えば最低でも毒に近いダメージは保証され、第3段階になればスリップとしては破格のダメージソースになり得るようだ。
またこのフィールド段階はモンスターではなくハンター自身に発生するため、
小型を含む有効範囲内の全モンスターに継続ダメージが発生する仕組みになっている。
更に、複数名が発動させていた場合ダメージが別々に発生することが公式の紹介で示唆されている。
氷漬け状態
同時に実装された新状態異常であり、
トア・テスカトラの能力によって、ハンター周囲の水分を凍結させられた状態。
氷界創生状態で一定以上距離が空くと徐々に、冷気攻撃を受けると一気に蓄積し、
ハンター行動を起こしたりホットドリンクを飲んだりと、体が温まる行動を取ると減っていく。
冷気攻撃による蓄積量は攻撃の種類だけでなく、通常時と怒り時によっても変化する模様。
蓄積段階に応じて、
脚が凍りつく→氷付きが大きくなる→下半身が凍結して身動きが取れなくなる→全身凍結して閉じ込められるという変化を起こす。
まだ上半身が動かせる状態であればレバガチャで破壊を試みることが可能だが、
全身凍結したら一切動けないのでどうしようもなくなり、
一定時間の経過か外部からの破壊以外に復帰する手段はなく、ゆっくりとしたスリップダメージが発生する。
ドゥレムディラの絶凍と違い解除後の即死判定は無いが、
スリップによる根性スキルの有効性低下、麻痺同様根性スキルの無効化が働いているため危険度は同じようなもの。
氷漬けと凍傷を無効化する凍結耐性というスキルによって対策可能。
始種
始種でも基本的に防御力が機能するが、
一部の大技に被弾すると保護要素を貫通して即死するという、
近年のモンスターに準拠した調整になっている。
追加技は三つ。
一つ目は軽く吼えて周囲に大きな氷の輪を生成、
その半径を収縮させていき終結と同時に広範囲を爆破するというもの。
収縮していく氷はフレーム回避可能だが当たってしまうと氷漬けとなり、
位置によっては根性無効状態で即死級威力の爆発に被弾してしまう。
二つ目は左右に体を揺さった後、巨大な氷柱を本体から這わせる様に生成し壁を形成、
壁の完成後、咆哮して壁の外にいるハンターに対して間隔を開けてピンポイント爆破を3回起こす遠距離凍結爆破。
壁の中には爆破が発生しないため、上記の収縮爆破の逆といえる性質を持った攻撃。
最初の生成を攻略し内部に侵入できれば一方的に殴り放題となるため、これが突破口となる。
氷柱は二回に分けて出現するので間を縫うかフレーム回避で対処するといいだろう。
なお氷柱に当たると通常より遠くまで吹っ飛ばされて壁の外に出されてしまい、
ガードするとガード性能+2だろうが最大ノックバックとなる上に、
大ダメージの削りが複数回発生し内部に入るどころか天槍でもなければ削り殺されてしまう。
完成後の壁に触れた場合もダメージを受けるがその部分の壁が壊れるので、
絶対防御態勢を犠牲にして無理矢理侵入するという手もある。
最大技となる三つ目は3連続攻撃となる大凍結。
回転しながら浮上し着地と同時に凍結エネルギーを周囲に放出して、
一度目の小規模凍結で足止めを行いエネルギー開放で二撃目、
間を置いて急激な冷却を起こし、咆哮と共にフィニッシュとなる大凍結を起こす。
威力は2、3回目が高くこれらが本命となる。
どの段階もフレーム回避が可能だが1回目、2回目の被弾で氷漬けにされてしまうと、
根性も効かない状態でその後の本命の被弾が確定してしまう。
範囲も凍結<<エネルギー開放<大凍結と広くなっていくので距離を取って避ける際も油断は禁物。
回避タイミングとしては、最初の凍結は着地と同時、
エネルギー解放は着地後ワンテンポ置いた咆哮(脚を上げないもの)と同時、
最後の大凍結は直前にトアが右脚を上げ、それを地面に下ろすと同時に発生する。
大凍結後は大きな隙を晒すので回避できれば大きなチャンスとなる。
関連動画
関連項目
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