『トゥ★ナイト』とは、VOCALOIDプロデューサーのナモナキPが制作した、VOCALOID MEIKOオリジナル曲である。ニコニコ発表作品としては7曲目にあたる。ジャンルはVOCAROCK。
塩梅
『トゥ★ナイト』の発表は2008年1月15日。2008年の第一弾として登場。前年12月末の、鏡音リン・レン発売後のリンレン曲ラッシュのなかで発表されたことになる。
初音ミク登場直後は「旧式」と思われがちだったMEIKO(よしえ)も、この頃には「セクシー」「大酒呑み」「男勝り」など、非公式の後付設定が普及し、KAITOやミク、リンレンも交えて「VOCALOIDファミリー」の考え方が一般化した。
そうした「キャラクター化路線」に乗り、MEIKOオリジナル曲もよく聴かれだしたものの、MEIKO・KAITOを起用して曲を作るのは一部の実力派VOCALOIDプロデューサーに限られていた。それほどVOCALOID1使いは多くはなかった(そのぶん高レベルであったのは間違いない)時期である。
前作『エスケイプ』(2007年12月31日)のあたりから、「大人の(満たされない)恋愛路線」が一般にも支持され始め、ナモナキPの名も浸透してきた(ナモナキP自身のニコニコ大ヒットは『今夜がスパンキー』まで待つことになる)。
その「大人恋愛路線」を継承・発展させた一作が本作であるといえようか。
本作の完成度はあまたのVOCALOIDプロデューサーを刺激、とくに同じMEIKOマスターの「ふなむしP」は、この曲を聴き多大なショックを受けたという。
カラオケ音源も配布されたが、活用できた人はそれほどいない。
またwacca村では『To Night~ムーンライトよしえ~』としてジャジーなアレンジのものが配布されている。
関連動画
よしえの『トゥ★ナイト』原曲。
二次創作
現在までのところ、数はけして多くはない。これは「遅れてきた女帝」グル美による「歌ってみた」。
関連項目
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