トルネコとは、ドラゴンクエストシリーズの登場人物である。初出は『ドラゴンクエストIV 導かれし者たち』のシナリオの1つ「第三章 武器屋トルネコ」の操作キャラクターであり、後に第五章で主人公(勇者)のパーティに加わる、導かれし者の一人。
また、チュンソフトから発売された、スピンオフシリーズの『トルネコの大冒険 不思議のダンジョンシリーズ』の主人公でもある。
概要
トルネコはDQIVの町、レイクナバ出身の武器商人である。トレードマークの赤い帽子と青いひげをたくわえ、中年太り恰幅の良い体型。妻のネネと息子(初期は名前が不明だったが、後にポポロで固定)との3人暮らしであり、武器屋の下働きとして勤めるかたわら、世界一の武器商人になるという夢を持ち続けていた。その第一歩としてまずは自分の店を持たなければならない。そこで、ネネに店を任せ、トルネコは一攫千金目指してあちこちを旅することになる。
数々の冒険の末、冒険で手に入れたお宝や、貿易で取引した武具によってお金を貯めたトルネコ夫妻は、見事自分たちの店を持つことができたのであった。めでたしめでたし…と、ここまでがDQIV第三章のお話。
ねんがんの自分の店を手に入れたトルネコ、しかし、彼の目指す世界一の商人への道はまだまだ遠いのであった。
その後は、伝説の武器である天空の剣を見たいがために、勇者と一緒に魔王を倒してしまったり、愛妻のネネ(かなりの年下だが、彼女が幼い頃から「キミは僕と結婚する」とプレゼントしまくってたそうな)と共に不思議のダンジョンを制覇したりしている。
DQ4での性能
武器商人であるため、比較的幅広い武器防具を装備できる戦士タイプのキャラクター。
ステータス面では戦士であるライアンよりも体力の伸びは良く、最終的なHPは導かれし者の中で最も高くなる。
反面、そのメタボ体型のためかすばやさが低く、また魔法に関する才能はないため、MPおよび呪文はいっさい使えない。
装備面では、勇者やライアンと比べると、装備できる武具はやや少ない。
と言っても主な防具で「勇者・ライアンに装備出来てトルネコに装備できないもの」と言えば鋼の鎧・ドラゴンメイル・鉄仮面・風神の盾・ミラーシールドくらい。最強の防御力を誇るはぐれメタル鎧・ヘルムはちゃんと装備出来るし、トルネコの最強盾の力の盾は風神の盾と大差無い(守備力は10差があるが、力の盾には炎・吹雪に耐性がある)。
武器は中盤のまどろみの剣・氷の刃・ドラゴンキラー等がどれも装備出来ず、終盤近くまで破邪の剣(ライアンが一章で使う武器)で戦わなければならないため弱いが、終盤では奇跡の剣・破壊の鉄球・はぐれメタルの剣など主要な武器は全て扱えるため、戦力として十分。
また、トルネコのみの特殊能力として、「かんてい」の能力と、戦闘中の各種特殊行動がある。
「かんてい」はDQ3の商人の能力とほぼ同じもので、トルネコにアイテムを見せる事で、特殊効果や売値・装備可能な仲間を調べる事が出来る。
戦闘中の特殊行動は以下の表の通り。
| 足払い | 敵一体の動きを1ターン封じる。 |
| 力を溜める | ホフマン等もやる特殊行動。次ターンの自分の攻撃のダメージが2倍になる。 |
| 不思議な踊り | モンスターには広く浸透している特技。相手一体のMPを20程度削る。 |
| 大声 | いきなり叫ぶ。モンスターの特技でいうところの雄たけび。 |
| つまづいて転ぶ | つまずいて転ぶ。ただのドジだが、トルネコだと 必ず持っている武器が飛んでいって敵の急所に当たる(会心の一撃)。 |
| 駄洒落 | 駄洒落を言う。モンスター的にはかなりのセンスがある駄洒落なのか、 敵全員が爆笑して1ターン行動不能になる。 |
| 子守唄 | 敵全体を眠らせてしまう。ラリホーと同じく通用しない敵には効かない。 |
| 指をくるくる回す | ランダムで他の人の技を使う…のではなく、敵全体を混乱させる。 確率次第で効かない事もある。 |
| 砂を掴んで投げる | 足元の砂を掴んで投げる。敵全体にマヌーサの効果。 |
| なだめる | 敵を説得し、なだめて帰らせてしまう。敵全体が逃走した扱いになる。 はぐれメタルの大群をなだめて帰らせている画像は有名。 |
| ぼーっとする | ぼーっとする。何もしない。 |
| 商人軍団を呼ぶ | どこからともなく商人軍団を呼んで攻撃。トルネコの通常攻撃相当の打撃を3回行う。 この攻撃はトルネコの攻撃力に依存し、会心の一撃も出、力溜めの効果も乗るが、 トルネコにバイキルトをかけてあっても効果は乗らない。 |
| 宝箱を盗む | 敵のドロップアイテムを盗む。 発動した時点で盗みは完了しているので、盗んだ直後に逃走したりしても アイテムは手に入る。 |
| かばう | HPが減っている仲間をかばい、代わりに攻撃を受ける。 これと「口をふさぐ」の2つのみ、トルネコの行動順とは無関係に発動する。 |
| 口をふさぐ | 呪文を唱えようとした敵が居た場合、口をふさいで呪文の発動を失敗させる。 カジノでモンスター闘技場を見学している時でも、トルネコがパーティにいると発動する。 (こちらが賭けているモンスターに対しても発動する) |
「口をふさぐ」と「かばう」の2つ以外は、トルネコが通常の攻撃をしようとした時に、一定確率で代わりに発動する。
これは作戦が「命令させろ」の時でも同様。
見ての通り、ほぼ「盗賊」と「遊び人」の良い所を寄せ集めたような設計となっている。
デメリットのある行動は殆ど無いが、指示したとおりに行動しない事があるというのはそれだけでデメリットでもある(特に、回復アイテムを使わせようとした時などはとても困る)ため、通常のプレイではどちらかと言うと邪魔になる場合が多い。「力を溜める」からの「ぼーっとする」で2ターン無駄なんてこともありがちである。
しかしAS動画などでは乱数調整により確実に狙った特殊行動を起こすため、「武神トルネコ」と呼ばれる所以となっている(力溜め→商人軍団のコンボは、レベルを最低限しか上げていないトルネコでも400×3と言った凄まじいダメージを叩き出す)。
リメイク版では上記の特殊能力に加えて、フィールド上で「くちぶえ」や「たからのにおい」などの探索用の特技を使えるようになっている。これはDQ6以降加わった職である盗賊の特技に近い。
物語途中で手に入る、せいぎのそろばんはトルネコ専用の強力な武器である。
不思議のダンジョンでの性能
引き続き武器商人であることには変わりないが、主人公かつ操作キャラクターとなったため、本編DQ4とは異なりクセの無い万能キャラクターである。どれくらい万能かと言うと、明らかに装備出来なかっただろオマエと言いたくなるほどの重装備、メタルキングの剣やらドラゴンキラーやらオーガシールドやら、戦士・勇者向き武具も軽々身につけられるほどである。また、2以降の続編では仕掛け付き宝物庫に厳重保管されていたロトの剣・ロトの盾を平然と装備してしまったり、あわよくば分裂の壺/吸い出しの巻物コンボで伝説の装備を無限増殖してしまったりする(※PS版の2限定)ことから、
など、いろいろと要らぬ憶測を生むことになっている。
呪文は相変わらず使えないが、不思議のダンジョンにのみ眠っているアイテム、魔力を秘めた杖や巻物を使いこなすことで代用する。またトルネコの大冒険2のみ、前述の通り魔法使いに転職し、MPでなくHPを消費して呪文を繰り出すことが可能となる。 戦士に転職した場合、魔法系アイテムや指輪が一切使えなくなるが、引き換えに特定のピンチ条件達成時に会得できる【技】を剣と盾にセットすることが可能。相手を確実に眠らせる・身代わりに仕立て上げる・レムオルも無しに消え去れるなど、本家DQ戦士も「そんな技ねぇから!」と青ざめる数々のチート技を習得しうる。
どちらも本職ではないことから、打撃やワナの衝撃で習得した分を忘れてしまう(呪文)、セットした装備品を砕かれる(技)といったデメリットが加わり、装備・使用可能アイテムにも何かと制約がかかるが、どちらの職も商人単体には成し得ない、アイテム+職固有技の組み合わせで、強烈な無限コンボの超パワープレイ/超トリックプレイが可能。
しかし、ローグライクシリーズのお約束である「満腹度」が導入されたため、ダンジョンに潜ることでお腹が空き、パンを食べなくては力尽きてしまうという弱点を抱えることになった。システム上のこととはいえ、潜るたびにパンをあれだけ食べていたら、メタボ体型になるのは当たり前かもしれない。
プレイヤーや漫画家に翻弄されるトルネコ
DQIV「最終章 導かれしものたち」で主人公パーティに加わるトルネコであるが、その中でひときわネタ要員として扱われがちな一面がある。以下にいくつか挙げると、
- 物理攻撃主体のキャラクターが、アリーナ、ライアン、トルネコと3人になってしまうために、4人パーティにおいてトルネコが外されがちとなってしまう。アリーナの会心の一撃連発やキラーピアス装備による複数回攻撃、ライアンの強力な物理攻撃力に比べ、トルネコは通常攻撃してほしい局面でも子守唄などの特殊攻撃がランダムで出てしまうため、使い勝手が悪いと思われている節がある。
- 上記のように前線パーティから外されたトルネコは、馬車で待機していることが多く、仲間に加わってから最終決戦までずっと馬車の中で過ごすというプレイケースもありうる。すなわち馬車の主=トルネコであり、戦闘に加わることなく、ブライ爺さんあたりとずっと待機状態のままエンディングをむかえることも…。
- ガーデンブルグ城において、主人公一行は盗みの疑いをかけられてしまう。ここで主人公達は疑いを晴らすため、城に人質を1人出して犯人探しをすることになるのだが、ここでトルネコを人質に差し出したプレイヤーは日本全国にあまた存在するといわれている(要出典)
トルネコ「・・・やっぱり。私が、選ばれるんじゃないかと思ってましたよ」 (プレイステーション版ドラゴンクエストIVのセリフより)
- エニックス刊行の「ドラゴンクエスト 4コママンガ劇場」においても、多くの漫画家がトルネコを登場させるときには、上記のような「馬車要員」「人質要員」「人間倉庫」「ダメおやじ」「結局スタンシアラ王からダジャレで天空のかぶとは手に入れられない中年」といったネタが多かった。
しかしながら、いろいろなネタに愛されたキャラクターと見ることも出来、不思議のダンジョンシリーズの主役として大抜擢されたことで、プレイヤーキャラクターとしても魅力あるキャラクターとして見直されたため、たんに不幸なキャラとは言えないだろう。そのあたり、テリー(ドラゴンクエスト)と共通する点があるのではないだろうか。
トルネコが登場するゲーム
- ドラゴンクエストIV (FC、PS、NDS)
- ドラゴンクエストVI (SFC) - 見た目は汎用キャラだが、トルネコと名乗る商人がいる。
- ドラゴンクエストVIII (PS2)
- トルネコの大冒険 不思議のダンジョンシリーズ
- ドラゴンクエスト 少年ヤンガスと不思議のダンジョン (PS2
- ドラゴンクエスト&ファイナルファンタジー in いただきストリートSpecial (PS2)
- ドラゴンクエスト&ファイナルファンタジー in いただきストリートポータブル (PSP)
関連動画
2:10~ バトルロードSランク1回戦の相手、アイラブネネさんズのオーナーとして登場。
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関連項目
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読み:トルネコ
初版作成日: 08/08/05 12:15 ◆ 最終更新日: 12/03/24 16:53
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