トレーナーとは、『ウマ娘 プリティーダービー』における役職である。
概要
ウマ娘たちを指導・監督し、強いウマ娘への育成を目指す。ライセンス資格を取得する事でトレセン学園に在籍する職員であり(ウマ娘の指導を含むため)トレーナーバッジの携行が義務付けられている(フジキセキのストーリーでバッジを紛失した事をトレーナーが激しく狼狽している)。
また『ウマ娘 シンデレラグレイ』において、地方のカサマツトレセン学園のトレーナーは府中のトレセン学園でのトレーナーライセンスが無いと着任出来ない事が明言されている(JRAの調教師と地方競馬の厩務員の関係と似ており、前者はJRA競馬学校卒業が義務付けられている)。
種族・性別は問われないが、ウマ娘は人間との絆の力で実力を引き出せると考えられており、人間の方が向いているとされる(ウマ娘出身のトレーナーは現時点ではいずれのメディアでも登場していないが、アグネスデジタルや「シンデレラグレイ」のベルノライトなど志望者がいる)。
トレセン学園では年に数回選抜レースが行われ、トレーナーはレースの様子を見てウマ娘をスカウトする、という流れが一般的とされているが、中にはウマ娘自らトレーナーを指名する、または選抜レース関係なくスカウトが行われるパターンもあるという。将来有望なウマ娘には多くのトレーナーがスカウトに押しかけることも多い。
ウマ娘はトレーナーが担当につくことでレースに出走できる(=デビューできる)ようになるため、ウマ娘にとってトレーナーは必要不可欠な存在であるといえる。一人のウマ娘に一人のトレーナーがつくのが基本だが、一人のトレーナーが複数のウマ娘の担当を持つ、一人のウマ娘にトレーナーとサブトレーナーがつく、ということもある。一人のトレーナーが複数のウマ娘の担当となると「チーム」と呼ばれる団体として扱われることもある。
なお、デビュー後一定期間のレースで結果を残せなかった場合、担当ウマ娘との契約が打ち切りになってしまう。他にもウマ娘やトレーナーからの申し出などで契約関係が解消されることもある。
ウマ娘とトレーナーの関係はそれぞれであり、先生と生徒のような師弟関係となる者、互いに対等な関係となろうとする者など、中には恋愛関係に発展してトレーナーと結婚したウマ娘もいるという。トレーナーのママになるウマ娘も
アプリ版でのトレーナー
アプリ版でのトレーナーはプレイヤー自身である。プロフィール設定で男性・女性のどちらかを選ぶことが可能。ゲーム上の有利不利はないが、ウマ娘からの呼ばれ方(ライスシャワーやカレンチャンはボイス対応までしている)、選択肢のセリフ回しが多少変わったりする。中には男性恐怖症持ちのメジロドーベルのように、対応がガラっとかわったりするウマ娘もいたりして結構差分が細かい。
年齢設定は不明だが駆け出しの新人トレーナーであるらしい描写がされている。新人ながらトレーナーの才能は凄まじく、ほんの些細な出来事も担当ウマ娘の育成に役立てるアイディアをひらめく才能を持つ。それ以上にあのハルウララでさえも勝たせるのだから実はすごいのかもしれない。また桐生院葵はプレイヤーとほぼ同時期に配属になった同期トレーナーである。他にも名前の出てこないモブトレーナーも数多く登場する。
ウマ娘の個別ストーリーではそれぞれどのような経緯でウマ娘の担当になったかが描かれる。基本的に担当ウマ娘を探している所に対象の育成ウマ娘と出会う形となるが、ウマ娘の才能に惚れ込んでトレーナーを名乗り出ることが多いが、たまに強引にトレーナーにされたりするケースもある。
メインストーリーでもプレイヤー自身がトレーナーとして登場。チーム「シリウス」のサブトレーナーを務めていたが、オグリキャップのトレーナーとして名を馳せた先代のトレーナーからチームを引き継ぎ、新生チームとしてウマ娘とレースに挑んでいく。こちらではサブトレーナー時代からの経験(オグリキャップの育成を見ていた先代の指導もあってか)からアドバイスや考察が概ね的確で、各メンバーからの信頼も篤い。
最終章の時点で皐月賞制覇(ブライアン)・日本ダービー3回(チケゾー・ブライアン・スペ)・菊花賞3回(マックイーン・ライス・ブライアン)・宝塚記念2回(マックイーン・スズカ)・天皇賞春5回(マックイーン2回・ライス2回・スペ)・天皇賞秋制覇(スズカ)・有馬記念制覇(ブライアン)と何気にGⅠタイトルホルダーである
ストーリー上、ゴルシはデビュー前だが、史実に則っていれば此処に皐月賞・菊花賞・有馬記念・宝塚記念2連覇・天皇賞春が入り、スペのジャパンカップと天皇賞秋も入るとGⅠ勝利24回になる。この数字は10人のチームリギルの37、7人チームスピカの30と比べると少ないが、現状シリウスはスプリント・マイル部門のタイトルが無いので、中長距離に絞ると両チームを上回るアベレージを誇る。メンバーでスプリントやマイル部門の適性があるのがスズカ(と引退したオグリ)だけという事情があるが。
チームシリウスのメンバー
- メジロマックイーン(ウマ娘)
- ゴールドシップ(ウマ娘)
- ライスシャワー(ウマ娘)
- ウイニングチケット(ウマ娘)
- ナリタブライアン(ウマ娘)
- スペシャルウィーク(ウマ娘)
- サイレンススズカ(ウマ娘)
- オグリキャップ(ウマ娘):OG。冒頭の有馬記念で引退。
- 他数名モブウマ娘が在籍
トレーナー一覧
この項目では、アプリ版及びアニメ版に登場する固有のトレーナーを取り上げる。
- トレーナー(チームスピカ)
アニメ版に登場。チーム<スピカ>のトレーナー。トレセン学園にやってきたスペシャルウィークをスカウトする。ユーザーからは担当声優の名前から「沖野トレーナー」「沖野T」との通称で呼ばれる場合がある。 - 東条ハナ
アニメ版に登場。トレセン学園最強チーム<リギル>のトレーナー。眼鏡をかけたポニーテイルのキャリアウーマン風の女性で、実際にリギルを率いて多大な功績を上げている。沖野Tとは対称的にウマ娘たちを自分のプランに従わせるタイプのトレーナーなので、サイレンススズカから離脱される要因にもなっているが、単に厳しさだけのトレーナーだけではないのがポイント。それがエリート集団を形成している原動力になっている。
沖野Tとは腐れ縁のような関係。いや、どうやら惚れているようだが、沖野Tがダメすぎるので進展していない模様。 - 南坂
アニメ版に登場。チーム<カノープス>を率いているトレーナー。他のアニメトレーナーと比べると若手に見える青年で、アクの強い個性派揃いのメンバーにふりまわされがち。でも、やる時はちゃんとやる。「スピカ」や「リギル」に比べるといまいち戦績は目立たないものの、有馬記念をはじめGIの掲示板にも残る成績のウマ娘を育成出来ている。(スピカとリギルがレジェンド集めすぎとも言う) - 黒沼
アニメ版に登場。ミホノブルボンのチームのトレーナー。筋肉質でヤクザに見えるが一応はトレーナー。彼女からはマスターと呼ばれている。「スタミナは努力で補える」と公言する東条以上のスパルタでチームを統率しているが、それなりに愛情はある模様。風貌が声を担当している黒田崇矢氏に寄せた故に「沖縄で園長先生をしている」とか「歌舞伎町に似た街で人助けしている」等と噂される事も - セイウンスカイのトレーナー
アニメ1期5Rで登場。レース前の記者会見での登場しかないが、長身でロングヘアの女性。ちゃんと顔も映っている。 - ライスシャワーのトレーナー
アニメ2期7話で登場。新聞記事のレース前のインタビューでライスと一緒に写っている写真1枚しかないが、長身でロングヘアの女性。顔が見切れていて正確な顔は不明。ライスシャワーにお姉さまって呼ばれているのかも不明。 - 桐生院葵
アプリ版に登場。育成ストーリーにてハッピーミークのトレーナーを務める同期。
名門トレーナーの家系であり、非常に高い才覚と評判を持つが、家の教えを盲信しているかなり箱入りのお嬢様であり、(担当ウマ娘がおとなしいこともあって)ウマ娘のコミュニケーション等に難を抱えているが、プレイヤーとの交流で徐々に才能を開花させていく。 - 樫本理子
アプリ版に登場。育成ストーリー「アオハル杯~輝け、チームの絆~」で秋川理事長の代理としてトレセン学園へやってきたURAの幹部。ウマ娘の育成教育は徹底して管理されるべきである、という信念に基づき、アオハル杯の廃止と自身が提唱する「管理教育プログラム」を証明するべく、賛同するウマ娘を集めてチーム<ファースト>を結成する。
トレーナーとウマ娘の相関関係
育成シナリオによるが、アプリ版では概ねトレーナーとウマ娘は史実における競走馬と騎手のセットからなるキャラクター造形がされている。例として
等々、多種多様な方向性があり所謂元ネタ探しの題材として、レース以外でもイベント・シナリオの斜め読みするのもアプリをプレイ及びアニメを視聴する際の楽しみと云える。其処には歴史に蹄跡を遺した数多くの競走馬や鞭を置いた先人たちの物語がある。
関連動画
関連静画
関連項目
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