トールズ士官学院とは、英雄伝説 閃の軌跡に登場する架空の教育機関である。
概要
獅子戦役を平定した獅子心皇帝ドライケルス・ライゼ・アルノールが世の礎たる人材を輩出するために近郊都市トリスタに設立した軍事学校である。
当初は貴族とその子弟のみであったがやがて平民も入学できるようになる頃には軍事学校の特色は薄くなり、近年では領邦軍や正規軍など軍以外の進路を選択するものが増加している。そのため名門学校として側面が強くなっていった。
とはいえ軍事学校であるため軍事学や演習などその方面の授業は現在でも行われている。
設立した経緯からエレボニア帝国皇室とは切り離せない関係となっており、皇族の進学先となっており、理事長を務めることにもなってる。
学院近隣との関係は良好で、依頼などが生徒会へ回ってくるほどである。とはいえ家電製品の修理とか明らかに学院が処理する範疇を超えたものがあったりするが。
校訓は「勇往邁進、日々研鑽を怠るな」「個を尊重し、和を重んじよ」「世の礎たれ」。
貴族連合の反乱以降、学習システムが見直され(部活動・自由行動日の廃止、クラス分けが身分順から成績順に)普通の士官学校の様な質実剛健を旨とするお堅い学校になった。元の校風はリーヴス第二分校に受け継がれている。
現状
前述のとおり名門校として有名であるため軍とは縁がなさそうな人物が増加傾向にある。またクラブ活動も活発であるため、軍事関係の授業等を除けば高等学校とさほど変わらない状況である。バイトにいそしむもの、ラジオ投稿ネタをさがすもの、可愛い女の子を隠し撮りするもの…など。
改革派の台頭で貴族と平民の対立が表面化してきており、大小含めて衝突が発生している。ただ中には身分を超えた友情をはぐくむものもおり、全てが身分による差別を行っているわけではない。
とはいえ学生会館3階に設置されている貴族専用サロン、領地運用の勉学という名目の一ヶ月間の夏休みなど貴族による特権は確実に存在している。
関係者
1204年(閃Ⅰ・閃Ⅱ)
一年生
- パトリック・ハイアームズ
貴族生徒。Ⅰ組。四大名門ハイアームズ侯爵家の三男。フェンシング部部員。
卒業後は父の名代として領地運営の手伝いをしている。 - フェリス・フロラルド
貴族生徒。Ⅰ組。フロラルド家の令嬢。2年生のヴィンセントは兄。ラクロス部部員。平民でありながら自分以上の気品を持つアリサに対抗心を燃やす。
卒業後は実家の手伝いをしながら、オルディスの老舗百貨店「リヴィエラコート」の責任者を務める。 - ケネス・レイクロード
貴族生徒。Ⅱ組。釣具メーカー「レイクロード社」を創業したレイクロード男爵家の次男。釣皇倶楽部部長。
卒業後は釣皇師団のメンバーとして各地を巡り釣三昧の日々を送っている。兄の婚約者アナベルとは相思相愛の関係に。 - マルガリータ・ドレスデン
貴族生徒。Ⅱ組。かつて皇室へ嫁いだと伝説に残る美女「グランローゼ」の出身家であるドレスデン男爵家の令嬢。調理部所属(料理の腕はそこそこだが惚れ薬をぶち込むためゲテモノ化しがち)。
学校には婚約者探しのために入学。とてつもなくボリュームのある体形だが自分を美女だと思い込んでおり、ヴィンセントとマキアスを婚約者にしようと追いかけまわしている。絶食・ダイエット中のみ細身の美女に変身する特異体質の持ち主。
卒業後は実家に戻りヴィンセントと交際を始めた。 - ブリジット
貴族生徒。Ⅱ組。男爵家の令嬢だが親の影響か平民を見下すようなことはしない。吹奏楽部部員。
卒業後はアランと結婚する。 - モニカ
平民生徒。Ⅲ組。水泳部部員。気弱な性格で水泳も苦手だが徐々に克服していく。
卒業後はノーザンブリアの福祉団体に加入。 - ベリル
平民生徒。Ⅲ組。オカルト研究会会長。占いを得意としており、機神の存在も知っている謎の女生徒。
卒業後は各地を巡る旅に出ており、結界がある魔女の隠し里にも現れるなど神出鬼没。 - ヒューゴ・クライスト
- ミント
- アラン
- カスパル
- リンデ
- ヴィヴィ
- コレット
- ベッキー
- レックス
- ムンク
- ロジーヌ
- ポーラ
特科クラス《VII組》
- リィン・シュバルツァー
貴族生徒。シュバルツァー男爵の養子。
卒業後は教師の道を選びトールズ第二分校に勤務する傍ら帝国の英雄として戦地にも赴く。 - アリサ・ラインフォルト
平民生徒。重工業メーカー「ラインフォルトグループ」の社長令嬢。ラクロス部部員。
内戦後は特例による飛び級で1年で卒業。ラインフォルトグループの第四開発部室長に就任。 - エリオット・クレイグ
平民生徒。帝国軍第四機甲師団団長オーラフ・クレイグ中将の息子。吹奏楽部部員。
内戦後は特例による飛び級で1年で卒業。音楽院に再入学し音楽家の道を選ぶ。 - ラウラ・S・アルゼイド
貴族生徒。武門の名家アルゼイド子爵家の息女。水泳部。
内戦後は特例による飛び級で1年で卒業。武者修行の旅へと出た後にアルゼイド流師範代の資格を得る。 - マキアス・レーグニッツ
平民生徒。カール・レーグニッツ帝都知事の息子。チェス部部員。Ⅶ組副委員長。
内戦後は特例による飛び級で1年で卒業。政治学院に再入学し司法監察官となる。 - ユーシス・アルバレア
貴族生徒。四大名門アルバレア公爵家の次男。馬術部部員。
内戦後は特例による飛び級で1年で卒業。失脚した父やクロスベル総督となった兄に代わりアルバレア家当主代行となる。 - エマ・ミルスティン
平民生徒。魔女の一族《魔女の眷属》(ヘクセンブリード)の末裔。文芸部部員。Ⅶ組委員長。
内戦後は特例による飛び級で1年で卒業。故郷へ戻り修行の後巡回魔女としての務めを全うしている。 - フィー・クラウゼル
平民生徒。猟兵組織「西風の旅団」の元団員「西風の妖精(シルフィード)」。園芸部部員。
内戦後は特例による飛び級で1年で卒業。遊撃士協会に所属し最年少で正遊撃士となる。 - ガイウス・ウォーゼル
留学生。ノルド高原に住む遊牧民の青年。美術部部員。
内戦後は特例による飛び級で1年で卒業。奇妙な巡り合わせから星杯騎士団の守護騎士第八位の座を継ぐ。 - ミリアム・オライオン
編入生。帝国の特務組織《帝国軍情報局》からの出向。調理部部員。
内戦後は特例による飛び級で1年で卒業。学校での任務を終了し組織へと戻っていった。
2年生
1206年生
教師
- サラ・バレスタイン(Ⅶ組担任/武術・実践技術担当)
- ナイトハルト(帝国軍からの出向/軍事学担当)
- メアリー・アルトハイム(音楽・芸術・調理技術→軍楽担当)
- マカロフ(導力技術・自然科学担当→軍事導力技術担当)
- トマス・ライサンダー(帝国史・文学担当)
- ハインリッヒ(教頭/政治経済担当)
- ベアトリクス(保険医/医学担当→学院長)
- ヴァンダイク(学院長)
- オリヴァルト・ライゼ・アルノール(理事長)
- イリーナ・ラインフォルト(常任理事)
- カール・レーグニッツ(常任理事)
- ルーファス・アルバレア(常任理事)
第二分校
- オーレリア・ルグィン(分校長/芸術教養担当)
- リィン・シュバルツァー(Ⅶ組担任/歴史学担当)
- ランドルフ・オルランド(Ⅷ組担任/軍事学担当)
- トワ・ハーシェル(Ⅸ組担任/政治経済担当)
- ミハイル・アーヴィング(鉄道憲兵隊からの出向/数学・自然科学担当)
- G・シュミット(特別顧問)
OB
ゲーム中に登場し、トールズ士官学院卒業と判明しているPC/NPCのみを記載。
- ギリアス・オズボーン
- ユーゲント・ライゼ・アルノール
- アリエル・レンハイム(妊娠を理由に中退)
- ウォレス・バルディアス
- オーレリア・ルグィン(特例で一年で卒業)
- ミュラー・ヴァンダール
- オリヴァルト・ライゼ・アルノール
- クレア・リーヴェルト(216期生)
関連動画
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関連項目
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