???『来ましたね、さあさあこちらへ』
ドゴラとは、1964年の東宝特撮映画『宇宙大怪獣ドゴラ』に登場する怪獣。
東宝怪獣映画においてはキングギドラよりも先に初めて登場した宇宙怪獣である。
概要
全長:不明
体重:不明
宇宙空間に漂う細胞が日本上空の空間に溜まった放射性物質の影響で突然変異を起こして怪獣となった。
初期は小型のアメーバ状で、さらにそれらが合体・成長する事で最終的には超巨大なクラゲのような異様な姿になる。
炭素をエネルギー源としており、世界中の炭坑や宝石店等を襲い石炭やダイヤを捕食していた。巨大化後は鉱山の石炭を上空に巻き上げて吸収したり、触手を使って橋を持ち上げ破壊するなど各地で大きな被害を出した。例えミサイル攻撃を受けて粉砕されても、飛び散った破片がまた無数の小さなドゴラになるなど、通常の攻撃ではまず死滅させる事はできない。
一方で、蜂の毒に触れると体が化学反応を起こし結晶化してしまうという弱点を持ち、最期はそれを見破った人類によって大量生産された蜂毒を世界中に散布された事により全滅した。
撮影時は苦労の連続だったらしく、造形はソフトビニールを使い水を張った水槽の中で操演を行うなど多くの工夫がされたのだとか。しかし本編ではドゴラそのものよりドゴラの行動に巻き込まれた宝石強盗団と捜査機関との対決が主軸になっている。
2017年公開の映画『GODZILLA 怪獣惑星』およびその前日譚小説『怪獣黙示録』にもその存在が語られており、小説では2002年のイギリスに出現して大暴れし、ただ建造物を破壊していくだけでなく、さらには人間をも捕食[1]して最終的には390万人以上の人間の命を奪ったという。
ちなみに1997年放送の子供向け番組『ゴジラアイランド』に登場したドゴラは軽妙な人語を喋るなど、怪獣というよりはむしろ変な宇宙人のような存在として扱われている。
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関連項目
脚注
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