『ドラえもん ぼく、桃太郎のなんなのさ』とは、映画ドラえもんシリーズの一作にして初の中編作品である。1981年8月1日公開。『21エモン 宇宙へいらっしゃい!』の併映作品として制作された。
概要
映画ドラえもん初期の作品で、『STAND BY ME ドラえもん』が公開されるまでは唯一夏に公開された作品だった。
ベースとなるのは同じ藤子作品である「バケルくん」との共演作品「ドラとバケルともうひとつ」で描かれた「ぼく、桃太郎のなんなのさ」(てんコミ9巻に収録)。 原作ではバケルくんの能力だった部分をひみつ道具に置き換え、ドラえもんのキャラクターのみで展開するように改変されている。タイトルはダウン・タウン・ブギウギ・バンドのヒット曲「港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ」の1フレーズ“あんた、あの娘のなんなのさ?”のパロディ。
また、同時上映作品とリンクする形で21エモンが登場する場面があり、逆に21エモン側にもドラえもんが登場する場面がある。
あらすじ
夏休み、社会科の宿題に詰まったのび太はドラえもんの協力を得て、町の歴史を調べるためにひみつ道具「タイムカメラ」で昔の町の様子を撮影していた。ところが、撮影された写真の中に桃太郎の姿が写っているのを発見する。
さらに空き地で行き倒れていたオランダ人を助けたところ、彼の家に先祖代々伝わるという不思議な絵に同じく桃太郎たちの姿が描かれていた。
桃太郎は本当にいたのだろうか。のび太たちいつものメンバーはタイムマシンで真相を探るべく旅立つ。
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関連項目
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