ドラキュラ伝説rebirthとは、Wiiウェアで発売されたゲームソフトである。
ストーリー
しかし、正統ヴァンパイアハンター、ベルモンド一族によって
かつての惨劇が繰り返される中、一人の男が立ち上がる
ベルモンド一族の末裔、クリストファー
概要
1989年にゲームボーイで発売された「ドラキュラ伝説」をWiiウェア向けにリメイクした2Dアクションゲーム…ということになっているが、同じストーリーを下敷きにしているものの、全くの別ゲー。
プロデューサーは五十嵐孝司ことIGA。企画・開発は有限会社エムツー。
近年主流となっている探索型悪魔城ドラキュラシリーズではなく、ステージクリアタイプの元祖ドラキュラシリーズの流れを汲む作品。
リメイクと謳っており、主人公も旧作の主人公である「クリストファー・ベルモンド」だが、ステージ構成やシステムなど「ドラキュラ伝説」とは完全に別物。新作であると断言したほうがいい。
しかし様々な旧作品の名場面をモチーフにした箇所も多く、昔懐かしい雰囲気も備えている。
操作方法が「NORMAL」と「CLASSIC」、難易度が「イージー」「ノーマル」「ハード」の三種類。「ハード」の難易度は凄まじく、ステージの構造そのものが変化する箇所もあり。
BGMは他作品のReBirthと同様、並木学が担当。
旧作のアレンジが多数使用されており、古くからのファンなら思わず唸る名アレンジばかり。
むしろ旧作ファンでも知る人は少ないであろう、やけにマニアックなBGMもステージ曲として採用している。
特にステージ2「悪魔たちに送るララバイ」(アーケード版『悪魔城ドラキュラ』のネームエントリー画面)とステージ4「Load BGM」(X68000版『悪魔城ドラキュラ』ロード中のBGM。PS版ではサウンドテストでしか聞けない)が、ちゃんとゲームに合ってるので不思議な感じ。
どこらへんが『ドラキュラ伝説』か
タイトル画面のBGMが原作ドラキュラ伝説と同じ。ステージ3とエンディングはドラキュラ伝説IIから。
ストーリーは原作発売後に固まっていったシリーズの歴史と合わせており、クリストファーがラルフの子孫であることがオープニングで示されている。
ただ原作の説明書にあった内容はむしろ削られている。またドラキュラ伝説IIにつながりそうな描写もカット。
ゲームシステムではクリストファーの個性だった「パワーアップすると鞭から火の玉が出る」は再現。ダメージでパワーダウンしなくなったが、時間で効果が切れるようになっている。
ジャンプの軌道や歩く速度に原作の面影は全くないが、CLASSICならジャンプ制御ができなくなる。
ステージ構成も原作と全く異なり、ロープの上り下りもできないが、横から伸びる槍など、見覚えのある仕掛けは登場している。
ドラキュラ伝説とIIでしか見なかったモンスターも複数登場している。しかし本作独自のモンスターもかなりいる。
そんな感じで、完全に原作を切り捨てたゲームというわけではないようだ。
サントラには原作のステージ1の曲「Battle of the Holly」だけは収録されている。
隠し要素
タイトル画面のGAME STARTの位置で右を押しっぱなしにするとステージセレクト。
ただし一度クリアした難易度・ステージしか選択できない。隠さなくていいのに…
入手方法
2019年1月をもって、Wiiウェアの販売終了により本作を正規に購入する手段は消失している。
ただし、再ダウンロード、WiiUへの引っ越しは可能である(2022年時点。時期未定だが、これも終了予定と告知されている)。つまり、本作の購入履歴があるWiiを入手することができれば、これをWiiUに移動し、WiiU所有者のアカウントに正規に購入履歴を追加することが可能となっている。
もちろん、こうした希少作品の入ったWii本体は高値で取引されているが…
関連動画
関連項目
- 3
- 0pt