ドラギュロスとは、MHFに登場する飛竜種モンスターである。
名前の由来はDragonとギリシャ語のkyros(主の意)を合わせたものだろうか。
※ドラ「ギュ(gyu)」ロスであってドラ「キュ(kyu)」ロスではないので注意。
概要
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MHFシーズン8.5(2010/6/22)にて追加された、ベルキュロスの亜種。漢字表記は『冥雷竜』。
戦闘フィールドは峡谷から雪山に変更されている。
アクラ・ジェビア同様に亜種でありながら名前自体が違い、下記の通りモンスターとしてもかなり差別化されている。そしてMHFでは亜種モンスター自体がこのドラギュロスを最後に登場していない(近縁種という形の登場はあるがいずれも名実ともに別モンスター)。
ベルキュロスから一転、主要な攻撃は雷属性ではなく龍属性となり冥雷と呼ばれる龍属性の雷を操る。どのようにして龍属性を身につけたのかは明らかにされていない。ベルキュロス同様、耐性を上げておくとダメージを大幅にカットできるため、耐性には気を配りたいところ。
シーズン4.0にてベルキュロスが実装された際、その規格外の強さと強烈な攻撃に多くのプレイヤーがド肝を抜かれたが、亜種であるドラギュロスはそれを超えるインパクトを引っ提げてハンターの前に立ちはだかった。
攻撃はベルキック(冥雷によるドラキックであり着弾時に風圧が発生する)を含めた幾つかを受け継いだがそれだけに留まらず、ベルより格段に派手な攻撃がいくつも追加されており、追加された攻撃の中にはあの猛威を振るった原種のベルキックに並ぶものまである始末。それ以外の攻撃も苛烈になっているがフレーム回避できる技が多くベルキュロスとは全く違った形の戦闘となる。
厄介な攻撃は距離を離され往復が始まり易い滑空と、頭より明らかに前に亜空間判定がある突進。
ついでに機械竜とまで言われたベルのメカっぽさが消えており、同ランク別クエストによる動きの変化もない。
原種と異なる点として、原種が基本空中に居るのに対しドラギュロスは地上戦がメインとなった。また、睡眠や麻痺、閃光玉が通じるようになった。特に閃光玉は効果時間こそ短いものの、苛烈な攻撃からの一時避難やホーミング性能の高い突進を止める時に重宝する。ただし剛種以上は閃光玉が無効になっているので注意したい。
2011年のアンケート調査によるモンスター人気ランキングにおいてベルキュロスに次ぐ2位を獲得とかなりの人気モンスターであるが、
2014年の同ランキングにおいても2位(ベルキュロスは7位)と覇種抜擢の甲斐もあって不動の人気を持つ。
MHF-G9.1(2016/3/23)でG級進出。難易度はベルの一つ上の★6。
ベースが上位個体のため閃光玉が効くが、技は剛種が基準。
後述の双頭幻個体が使用していた冥雷プレスが後方にも飛ぶほか、
電撃を纏った鉤爪を叩きつけて落雷を発生させるという追加技もある。
特異個体
ベルキュロスの攻撃(空中ブレス、電撃噛み付き、空中尻尾振り)を使用するようになっている。
また、バックジャンプ交差冥雷や宙返り浴びせ蹴りが追加されている。
剛種は地上で羽をバタバタする際に爆発する冥雷球を放出したり、空中で両鉤爪を振る攻撃が冥雷を帯びたりする。
特異個体ということで風圧と咆哮の威力がワンランクアップしており、特に発生頻度が高い風圧が龍風圧になっているため、剣士は龍風圧無効を発動させておかないとまともに立ち回れない。一方で咆哮は頻度がとても低くいため、超高級耳栓はスキルの兼ね合いで切ることもできるが、組み込めるなら万が一に備えて組み込んでおいた方がいいだろう。
MHFのSRハンターであれば剛種系防具を用いるなどして十分な火力を確保したまま超高級耳栓と龍風圧無効を付けるのは難しくない。
また、通常個体で厄介だった突進や滑空の頻度が下がっており、特異個体らしく手強いが戦い易くなっている。
幻のドラギュロス
なお、このドラギュロスも剛種HCでは赤き金獅子(ラージャン参照)同様低確率で特殊な個体が存在する。通称幻のドラギュロス。
最初のうちは普通の剛種特異個体と同じ動きをする(常時怒り状態のためドラキック不使用かつ元気のみなもと使用不可なので判別は可能)が一定ダメージを与えると討伐時のような倒れこみを行う。
そのまましばらくすると冥雷を帯電し始めて一気に大放電して立ち上がり、その後第二形態に移行。
常に冥雷を纏うようになり、周囲の石が浮遊し出す(演出なのでどこぞの岩のような判定は無い)。
更に動きがターボ化しいくつかの技を開放してくる。
ベルキュロスの3連ビーム(フォワード4までは薙ぎ払い)、滞空3連帯電、滞空3連キック(元のそれよりかなり速い)のほか、
8の字に旋回しドラキックを行う完全新規技も備える。
このキックは龍耐性に関わらず即死級だが、フレーム回避が可能。
なお旋回には龍風圧とこかし判定があり、前者は煽られるととても危険なためスキルでの無効化はほぼ必須、後者はそのおかげでキック本体を躱せることもある。
これらを乗り越え見事討伐に成功すると「冥雷竜の昂鱗」という素材を入手できるが、これも赤き金獅子同様討伐した証であるだけで武具などでの要求は一切されない。
後に他のシリーズでも見られ、MHFにおいてはアルガノスゴルガノス、極限征伐戦ミラボレアス、至天征伐戦ディスフィロアなどに見られる復活系の走りとも言える(死んだふりならMHからあるが)。
正式登場にかなり先駆けてG級高難易度二頭クエストイベントである双頭襲撃戦の「朱冥の饗宴」というクエストに登場(朱冥の冥が幻のドラギュロスであり、朱は赤き金獅子)。
鉤爪を地面に引っかけてのプレス攻撃に冥雷放電が追加されたが、閃光玉が効いたり怯みが有効だったりと弱体化してる面もある。
覇種
MHFフォワード5(2013/1/9)にて第4の覇種として襲来。
クエスト名は「天震雷轟」。フィールドは樹海頂部となる。
幻のドラギュロスが覇種化したとも言える力を持つ。
幻ドラと異なり最初から常時怒り状態ではなく非怒り時は特異個体剛種ドラと変わらず、攻撃力も剛種並みでそこまで高いわけではない。
だが怒り時になると赤黒いオーラを纏い、F.4以前の薙ぎ払い仕様の3連ビームを始め幻ドラの技を使い出し、
従来のドラキックを普通に撃ってくるほか、
怒り移行時にはそれよりも速い宙返りドラキックを繰り出し、
近距離に膝崩れ判定がある咆哮からの3連サマーソルト、
バックステップしながら鉤爪で岩を持ちあげビームで砕いて石礫を振らせる技が追加されている。
即死級となるのは一部の技のみにもかかわらずこの時点でも充分強いのだが、当然まだ先がある。
HP40%以下で死亡モーション後スパーク&暴走、以後絶命まで常時怒り状態の覇種覚醒モードに移行。
冥雷の力が制御不可能となって漏れ出し、ドラギュロス自身の体をも焦がしつくした姿となる。
覇種の名に恥じぬ禍々しさとなり、攻撃力が大幅に上昇し技も増える。
暴走の影響か冥雷の電力も凄まじくもともと広範囲だった攻撃が更に広範囲に。
大技が多いが確定威嚇も多いため、早めに各種攻撃を見切れるようになれることが特に重要なモンスターである。
3連ビームは極太になり正面ではほぼ被弾確定であり8の字キックは2回連続で繰り出すようになっている。
さらに覚醒状態限定の最大技として、
膝崩れ確定の咆哮を発しながら滞空し、
前方に暴風を起こし(打ち上げ) 冥雷を落とす(こっちは吹っ飛び)。
距離が近いと暴風を優先して喰らうが、この打ち上げは判定持続の垂直方向であるため、ドラの頭から前方だと落雷に当って根性貫通、となりやすい。
落雷はかなり広範囲を攻撃し、ドラの真正面近くに位置しているとバインドをかわしても落雷に当たるようになっている。
また、暴風は後ろに対しても判定が大きく、ドラの尻尾より後ろでないと吹き飛ばされてしまう。
なお威嚇に確定派生する覇種UNKNOWNの超滑空とは違い、使用後は即次の行動に入るので追撃を受けないようにしたい。
攻撃ではないが第二形態になると謎の光点(己の冥雷で焼かれた鱗が舞っているという説がある)が無数にが出て、橙>赤>紫の順番に光が変わる。
これはドラギュロスの攻撃倍率の上昇度を表しており、攻撃倍率は橙が一番低く、紫が一番高い。
第二形態では同じ技に当たってもダメージが違うのはこの効果である。
ダメージを与え続けていれば橙に戻すことも可能である。
肉質や特異個体補正は剛種ドラギュロスのものを引き継いでいる。
さらに覇UNKNOWNや覇パリアとは異なり、本気モード中は斬・打ともに柔らかくなる。
HPは高いが元の肉質が柔らかいこともあってそこまでタフというわけではないが、
弾は全体的に肉質が悪化し変わっていないのは翼(弾20)ぐらい。
攻撃範囲の拡大もあり狙い撃ち、適応撃スキル無しではガンナーは必然的に苦戦を強いられることになり討伐となるとかなりの火力・手数を要する。
覇種では幻ドラとは違い毒以外の状態異常も効くようになった。
麻痺は初期から耐性が高いが10秒と長いので視野に入れて良いだろう。
痺れ罠も一瞬の足止めにしかならないが一応効く。
また、後にG級で採用された仕様の一部を持つ。
一つ目はよろめき耐性=耐性値×怯み回数で計算され、同一部位の怯みがどんどんし辛くなっていくこと。
このため剛ドラはよろめき耐性がHC化しても低く怯ませやすかったが、覇ドラはそうはいかない。
二つ目は、龍耐性の数値がプラスだった場合、その数値の半分として計算されること(G級では龍耐性に限らない)。
最初から一部、覇種形態ではかなりの頻度で即死攻撃を放ってくるため戦闘中の緊張感は覇種随一。
いずれも攻撃範囲が大きく慣れないうちはポンポン乙ったり根性発動したりするが、
出が速いものはフレーム回避可能、判定が長いものは溜めがあるという傾向なので、
一つ一つの攻撃に対処して反撃というターン制要素が強い。
そのためMHFでも特に"戦い甲斐のある強さ"を備えるとして人気が高く、前述の2014年人気投票の結果に大きく貢献したのは間違いない。
どちらかというとフレーム回避可能な攻撃が多いため、回避しつつ攻撃ができる太刀、双剣などが有利と言えるだろう。
辿異種
覇種モンスター唯一の辿異種として2018/2/28に解禁。
冥雷を司る角が大きく発達しており激しい攻撃を次々と放ってくる。
フィールドは樹海頂部で、後述するがこの他にも好評を博した覇種を意識したと思われる要素が多い。
咆哮は超咆哮に強化されており、角の発達でパワーアップした冥雷は龍属性やられ【特大】を伴う(超咆哮、龍属性やられ【特大】の詳細は辿異種の項を参照)。また、怒り状態になると全身が赤く染まりドラギュロス自身をも焼くほどに冥雷が暴走するという点はやはり覇種を思い起こさせる。
- 既存技の変化
- ドラキック:開幕確定使用。
判定の発生が早くなっているので気持ち早めに回避する必要がある。キック後に超咆哮するところまでが確定行動であり、キックは開幕しか使用しなくなっている。 - 尻尾叩きつけ:後方へ冥雷弾が2回飛ぶ。
- 滑空:本体に判定が無くなりドラギュロスを追う壁のように落ちる冥雷が本命。
原種の滑空のように本体を避けようとすると冥雷に当たる。使用後は確定威嚇。 - 旋回落雷:本体の真下から冥雷が放射状に広がるようになっている。
怒り移行時の確定行動であり、怒り状態では普通に使用してくる。元々非常に回避しにくかった技だがタイミング良く本体に近づくように転がれば簡単に避けられるようになっている。 - 冥雷ブレス:怒り状態では三連続になる。
見た目に反して横の判定は通常ブレスより少し太い程度であり、判定も一瞬になっているので覇種の同じモーションの技と違って回避しやすい。しかしながら発射前の軸合わせは非常に正確であり、ハンターが反対側に行けば180度反転して撃ってくる場合もある。このため、撃ち終わりにハンターが頭の前にいて直後に下記の噛みつきに繋げてくることが多い。なお、覇種と違って使用後の確定威嚇はない。 - 噛みつき(★2~):噛み付く瞬間に冥雷が炸裂する。
★1では多くの飛竜と同じ噛みつきモーションだが、★2からはそれに代わってベルドラ特有の噛みつきを使うようになり、上述のように冥雷の炸裂エフェクトが追加されて範囲が広がっている。また、被弾時に斬れ味を下げられてしまう効果も健在。ハンターが頭の付近にいると軸合わせなしで使用してくるので、次の行動に切り替わる際に頭の前にいる場合は警戒必須であり、口元に密着しすぎた状態でガードするとめくられるので注意。 - 八の字旋回キック(★3~):旋回中にハンターの足元から冥雷が炸裂する。
幻ドラ、覇ドラでおなじみの技だがハンターを狙った冥雷が発生するようになっている。★3だと1回、★4だと2回セットで行い(旋回時の冥雷は1回目のみ)、2回の場合はその後羽ばたきか咆哮をするのでチャンスとなる。
- ドラキック:開幕確定使用。
- 新技
- 鉤爪叩きつけ:軸合わせなしで跳び上がり片翼の鉤爪を振り下ろす。
叩きつけた際に周囲に冥雷球が飛び、威力は高くないが出が早い。多少めくられやすいので叩きつける場所に向かって回避すると良い。また、直前に一瞬だけ振り下ろす方の翼が光る。 - 左右翼叩きつけ→プレス:右→左と翼を叩きつけてからボディプレス。
モーションは特異個体ベルキュロスの技。プレスはもちろん叩きつけ時にも冥雷が放出され片側に対しては広範囲になっている。怒り時は動作が高速化するため、最初の右翼叩きつけに回避を出して次の叩きつけの範囲に入ってしまうと再度の回避が間に合わない。この叩きつけも若干めくられやすい。 - 打ち上げ冥雷ブレス:滞空して左右の鉤爪でハンターを打ち上げ薙ぎ払いブレスを撃つ。
ブレスの威力はかなり高く龍耐性が低いと★1でも即死する。加えて打ち上げは判定が広く(特に前方)回避タイミングも図り辛い。薙ぎ払いブレスは打ち上げられていなくても脅威なので確実に当たらない後方以外では安心できない。実戦では最も危険な技と言える。 - 溶解冥雷ブレス:上空に飛び上がりしばらく溜めた後狙ったハンターに向けて極太冥雷ブレスを放つ。
ブレスを照射された地面は禍々しい色に染まってドロドロに溶解し、ブレス自体か溶解した地面に触れるとハンターはそのまま沈んで姿を消してしまい強制即死判定で一乙となる。
対処法は走って逃げることでありある程度の移動力があれば動き続けることで範囲外に逃れることができる。またブレス照射から溶解範囲が最大まで広がるまでに猶予があるので、機動力の足りない武器種でも抜刀ダッシュでブレス直撃を避け照射を見てから回避で転がれば逃げ切れる。
更にカウンター要素としてドラギュロスの真下辺りにブレスを誘導すれば、全力のブレスで疲労しきって降りてきたドラギュロスが溶解した地面に嵌り落とし穴状態になる。大チャンスを作れるギミックなので是非とも狙いたいが、照射させた後もドラギュロスが着地して嵌るまでは溶解判定があり先述のように少しずつ広がっているので、落とした後の攻撃を逸って乙らないように注意。なおNPC狙いの場合はNPCが勝手に真下に行ってくれる(この即死はNPCには無効)のでノーリスクで落とせる。 - 拘束→溶解冥雷ブレス:両鉤爪でハンターを拘束し溶解冥雷ブレスを浴びせる。
拘束に成功した場合のみブレスに移行し、当たれば↑と同様に地面に沈んで即死する。出が早く慣れないうちは回避が困難だが、軸合わせから行う特徴があるので警戒しておくことで対処できる。
また、拘束されてしまった場合でもブレスを撃たれるまでに他のハンターがドラギュロスに攻撃を当てることで怯ませてキャンセルすることができる。なおこの拘束解除はラスタどころかパートニャーやホルクの一撃でもOK。ちなみにブレス無効のNPCが拘束された場合も移行するのであえて解除せず安全な場所で溜め攻撃を行うというのもあり。 - 打ち上げ冥雷コンボ(★3~):プレスによる打ち上げから岩盤を持ち上げ広範囲冥雷でフィニッシュ。
少し飛び上がってから軽くホーミングし広範囲の打ち上げ冥雷を伴ってプレス、その後ドラギュロスの目の前の岩盤を持ち上げ、更に超広範囲の冥雷開放を行ってとどめを刺してくる。打ち上げとフィニッシュの冥雷は範囲が広く範囲外に逃げるのはほぼ不可能だが、岩盤持ち上げはドラギュロスの目の前辺りにしか判定がない。なお岩盤持ち上げからフィニッシュまでの間隔が短く、前者を回避すると後者の被弾が確定するので注意。また、★3でも被弾すれば十二分に即死なのだが更に★4では打ち上げ冥雷プレスが1回追加される。使用後は確定威嚇を行うので凌げばチャンスになる。
ちなみに、★4の四連撃全てに被弾するとかなりの高さまで打ち上げられ普段とは違う景色を見ることができたりする。
- 鉤爪叩きつけ:軸合わせなしで跳び上がり片翼の鉤爪を振り下ろす。
動きが素早く★が上がると次々と即死級の技を繰り出してくるようになる辿異種であり、この点も覇種を彷彿とさせる。また、攻撃判定の発生が速く怒り時の行動速度上昇が大きいため判定が攻撃モーションより早く発生するように錯覚する場合があり、回避・ガードを気持ち早めに出すことを心がけたい。
通常攻撃では厄介であった詐欺判定の突進を行わなくなっており、唯一距離を離されてしまう技である滑空も本体判定が消え確定威嚇が入るようになっているので狩りの快適さが高まっている。また、咆哮、正面冥雷ブレス、滑空、拘束溶解ブレスは軸合わせ後(その他は直接)使用してくる、噛みつきや尻尾叩きつけはそれぞれ頭、尻尾の付近にハンターがいると使ってくる、と次の行動を予測できる要素もある。
即死技はその中でも危険度に差があり、溶解冥雷ブレスは当たってしまえば有無を言わさず即死だがわかってさえいればほぼ被弾することはなくなる(というかチャンス行動)、拘束溶解ブレスも軸合わせでの想定と怯ませての救済が可能である、ため最も危険なのは打ち上げブレスと打ち上げ冥雷コンボである。
この打ち上げブレスと冥雷コンボは特に制限もなく使用してくるため、回避で対処する場合はタイミングや立ち位置を調整する必要がある上に失敗=ほぼ死というハイリスクな立ち回りを何度も要求されるのだが、ガードであれば難なくやり過ごせてしまう(ブレスはガード性能が必要)。加えてスキル込みでガード不可能な攻撃が簡単に対処可能な溶解冥雷ブレスのみなので、辿異種ドラギュロス戦ではガード可能武器、特にガード性能+2&ガード性能強化によってめくり対策までできるランス、ガンランスが安定度において群を抜いている。ちなみに、一つ前に登場した辿異種であるトリドクレスは対照的に機動力の低いガード主体武器での対処が難しい大技を持っており、バランスを取ったのではないかとも言われている。とはいえ難易度が高くはなるが回避主体の武器が不利というわけではないことも書き添えておく。
攻撃倍率は全体でも高め、特に怒り時は1.5倍になるため★4怒り時の27.00は辿異種全体でもかなり高い方である。標準的な防御力があれば1発で即死することはないが、2撃やコンボの被弾はほぼ確実にBC送りと思っていいだろう。
防御面では防御率は平均からやや柔らかい程度だが、肉質は全体的に硬く怒り時は自身の冥雷で甲殻が焼けて軟化するものの弱点(斬:尻尾、打:頭、弾:鉤爪)以外はやはり硬めで斬弾に対しては弱点でも少し硬い。即死技を掻い潜る中で溶解ブレスのギミックや確定威嚇などのチャンスにしっかりと畳み掛けられるかどうかで体感の耐久には差が出ると思われる。なお全破壊は難しくなるが毒は相変わらず有効。
対策要素は超咆哮と龍属性やられ【特大】だけなので両方無効化しておきたい。特に後者はドラギュロスの技がほぼ全て龍属性なのでダメージを減らすことにも繋がる。
破壊可能部位は発達部位の角のほかに翼(片方でOK)、尻尾(切断)のみであり副尾や背中、翼の二段階破壊といった部位の破壊はオミットされている。翼と尻尾は耐久値が低く簡単に破壊可能だが、頭はしっかりと狙う必要がある。チャンス時に頭を集中的に攻撃するといいだろう。
角を破壊すると怒り状態を強制的に解除できる。以後怒り状態にはならず、冥雷を司る角を失ったことで冥雷を使った攻撃が弱体化(範囲縮小、冥雷球が無くなるなど)しブレスは試みても口元で暴発して怯む(滞空の場合は墜落する)ようになる。ルコディオラやガノトトスのような大幅な弱体化ではあるのだが、非怒り時のゆっくりとした動きが逆に避け辛かったり、ブレスを失敗した後は周囲に散った冥雷エネルギーが落雷として降ってきたり(固定パターンで本体に被る位置には来ない)とかえって厄介になる部分もある。
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