ドラゴンニンジャとは、かつて日本に存在したゲームソフトウェア会社「データイースト」(通称:デコ)より1988年4月に発売されたアクションゲームである。
概要
ドラゴンニンジャは、一般的に1989年7月にナムコより発売されたファミコン版の方が浸透しているが、
元々はデコがアーケード向けに開発した、歴とした「デコゲー」であった。
ゲーム内容は「スパルタンX」に代表されるような、パンチやキックを駆使して向かってくる敵を倒すという、
80年代によくあった比較的オーソドックスで硬派な横スクロールアクションである。
プレイヤーは「ブレイド」と「ストライカー」というガチムチの両名どちらかを選択してプレイする。
ファミコン版ではストライカーに関して「攻撃力が高く体力が低め」という設定がなされており、若干違いがある。
道中にはナイフ、ヌンチャク、ドリンク(体力回復)、タイム(制限時間増加)などのアイテムが落ちており、
ゲームの手助けとなる。
デコゲーテイスト
諸氏が察する通り「デコゲー」だけに、胡散臭いテイストが所々に散りばめられており、
本作もやはり「バカゲー」「奇ゲー」の印象が深い。(ゲーム内容自体はむしろ普通なんだが……)
・デコゲーお得意のメタ表現とでも言うべきか、他ゲームのキャラが紛れ込む事は珍しくなく、
1面のボスがいきなりカルノフだったり、道中に登場するトラックにチェルノブのロゴが入っていたりする。
(デスタリアンにやられたチェルノブを輸送中という噂も流れた)
・道中に出現するザコの忍者集団の装束がやたらとカラフルで、忍んでいる気配が全くない。蛍光色着んなwww
・ザコのくの一が「網タイツ」を履いているのだが、上記のカラフルな忍者の件とあいまって、
外人の開発者が「鎖かたびら」と勘違いしているのではないかと思われる。
・本作は、よく分からないがとにかく声優陣のSEに力が籠っている事で知られている。
ステージクリア時にプレイヤーキャラが「あっぺー!!」「かーっぺー!」と奇声を発したり、
「うー☆」「にゃんふ!」「イヤーン!」「イターイ(タイム取得時)」といったものまで様々である。
・「そもそも『ドラゴンニンジャ』の意味が分からない」「ドラゴンなの?ニンジャなの?」
という議論がたびたび取り交わされている。
これはラスボスの統領の名前である。それが直接ゲームタイトルにもなっているのだが、
実際当時のユーザーからデータイースト本社に問合せして確認する事もあったらしく、
開発担当者が電話口で「そんな下らない事でいちいち電話して来るな」とユーザーにマジギレしていたという説もある。
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