『ドラゴンボールZIII 烈戦人造人間』とは、1992年にバンダイから発売されたファミリーコンピュータ用ソフトである。
ジャンルはカードバトルRPG。 『ドラゴンボールZ 強襲!サイヤ人』、『ドラゴンボールZII 激神フリーザ!!』に続くドラゴンボールZのゲーム化第3弾作品。
概要
アニメ『ドラゴンボールZ』のフリーザ編のラスト~人造人間編を題材にしたゲームである。
劇場版『ドラゴンボールZ とびっきりの最強対最強』に登場したフリーザの兄、クウラとの闘いも収録されている。
発売時には原作の人造人間編は途中であったため、ゲームのストーリーは「ピッコロと神が合体し第1形態のセルと闘う」場面までとなっている。
システムは前作までのカードバトルとは多少変わっている。
メインの戦闘メンバーが3人になり、残りのキャラクターはサブメンバーとして援護に入ることがあること、お助けカードが無くなり戦闘時に選択したカードによりお助けカードの効果が発生することがあること、大技を使うためにはカードの流派を揃え1ターン「KIをねる」必要があること、オートバトルが搭載されていること、などが特徴。
いろいろ
- 原作のインフレしたバトルについていくためか、戦闘のテンポが物凄く早くなっている。
発売当時のCMでもこの「超高速バトル」がメインで宣伝されていた。早すぎて最初はダメージの数値を確認するのも大変かもしれない。 - BGMは前2作と同様良いものが多い。
ゲーム開始20秒でフリーザ戦が始まるため、すぐに人気の高いボス戦の曲が聞けたりもする。ただし、コマンド入力とバトルのシーンが切り替わるたびに曲が頭から再生される仕様であるため、まともに曲を聴くにはゲームの手を止める必要があるのが難点。 - マップ移動のシーンにアドベンチャー要素が増えているのだが、これがもはやネタレベル。
「恐竜が飲み込んだドラゴンボールを取りだすために薬草から下剤を作る」とか、「Z戦士のパワーではもろい岩盤を壊してしまうため、ダイナマイトが必要」とか、「地球人の門番をどかすためにダイナマイトで大きな音を立てる」とか、「バリアを突破できないため、バリア発生装置を破壊しに行くベジータ」などなど。Z戦士の気や能力を使えばもっと楽に突破できるような気がしないでもない。 - 前2作と同様、戦闘以外でも修業イベントがある。
その中でも界王様の修業がカオス。いくつかの短文をルーレットで止めて界王様を笑わせるギャグを完成させればいいのだが、ルーレットの止め方によって大変シュールな文章が完成することがある。 - ベジータが言うことを聞かないNPCの作品第2弾。
今回はベジータの単独行動の場面もあり、その場面では操作できるのだが…。超サイヤ人に変身するかしないかも自分では選ぶことができないため、ベジータの超サイヤ人が見られるのはクウラ第1戦目くらいとなっている。 - 原作が人造人間編途中の時点での発売だったために、後半は物凄く掛け足な展開になっている。
というか雑魚敵は全てクウラの部下だし、クウラ達と戦っている部分の方が長いため、もはや『烈戦クウラ機甲戦隊』といった方が近い。人造人間19号戦以降はバトルに勝っても負けても物語の展開に変化はなく、セルに逃げられた後は唐突に物語が終了する。 - 「こんどは オラが やる!」
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関連項目
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