『ドンキーコング リターンズ』とは、2010年12月9日に任天堂より発売されたWii用アクションゲームである。海外タイトルは「Donkey Kong Country Returns」。
概要
『スーパードンキーコング』シリーズとしては1999年に発売された『ドンキーコング64』以来の正統続編にあたる。
開発はレア社ではなく、『メトロイドプライム』などを手掛けたレトロスタジオ。
今作は主に『スーパードンキーコング』のDKアイランドを舞台としているが、ドンキーの顔の形をしておらず、頂上が火山になっているなど、SFCや64の頃とはかなり形が異なっている。だが、目の部分に工場があるなどエリア間の位置関係は微妙に似ている。音楽は多くの部分で初代『スーパードンキーコング』のBGMのアレンジが使われており、BGMも相まって全体的な雰囲気は『2』以降よりは『1』に近くなっている。
また、マップの表示形式など『New スーパーマリオブラザーズ』と同じような形の進化をした部分もある。
日本国内で96万本、全世界で500万本以上を売り上げるヒットを記録している。
今回も初代同様ドンキーとディディーが冒険をするものの、より明確にドンキーが主役となっており、(1人プレイ時は)ドンキーを操作し、ディディーはドンキーにくっついて補助する形になっている。また、ドンキーやディディー単体でも1回はダメージを受けられるようになり、ハートを取る事でダメージを回復可能になった。
ドンキーはこれまでのローリングアタックやハンドスラップに加えて息を吹くことができ、綿毛や風車など息を吹きかける事で何かが起こる仕掛けもある。ディディーが乗っているときはディディーがダメージを受けるようになる(2回受けるとディディー退場)。また、ジャンプ時にバレルジェットで多少浮くことが出来るようになり、ローリングアタックが『3』にあったような玉乗りに強化され、直線ならどこまでも高速で転がり続けることができるようになる。
ボーナスステージの形式も初代に近く、壁や床を破って秘密の入り口に入ったり、特定のタル大砲で画面外にすっ飛んだりすることでボーナスステージに入ることになる(今回はポリゴンなので、背景の船や建物などに飛んでいく描写もある)。ボーナスステージの難易度自体は低く、アイテム大量に取得するチャンスであるが、ボーナスステージ内のアイテムを全て取得するとパズルピースが手に入るという点は『2』以降に近い。
難易度について
はっきりと言わせて貰えば超ムズい。どれ程ムズいのかを言い表すなら、後半のエリア(今作における「ワールド」の呼称)から『SDK2』の終盤~ロストワールド並にえげつなくなってくる。
序盤からわからん殺し盛りだくさんで、引っ掛けでドンキーたちが犠牲になる、敵の踏み外しでミスに繋がるのは勿論のこと、足場の距離を見誤って落ちる、トロッコで敵にぶつかると即ミスになる、ジャンプ中に壁にぶつかってそのまま落下、…などなど、ミス要因には事欠かない。いろいろな所に散らばったパズルピースを集めるのも一苦労。
さらに、今回は隠しステージ出現条件になっているKONGパネルを一気に取ろうものなら難易度は激化、その隠しステージも最初のエリアからフルスロットル。ボスはパターンを覚えないとまともに倒しきれない。
ライフが搭載されたり、「おてほんプレイ」が搭載されたりしているのは、その救済措置の為であるとも言う事ができる。
また、クランキーコングの店でバルーンのまとめ買いができ、バナナ、コイン、バルーンなどもステージ中に大量配置されている。また、中間地点も2箇所以上存在する場合が多い。
つまり、死ぬことを前提に死亡時のストレスを極限まで減らした、やり直しが苦にならない死にゲーである。
モード
今回は全ステージ共通で1人で遊んだり、2人で遊んだりできる。
さらに一度クリアしたステージでタイムアタックに挑戦できる。 挑戦した結果のタイムに応じてメダルも貰える。
目標は金メダルだが、生半可な動きでは到底獲れないようなおぞましいタイムに設定されている。
おまけモードではコンセプトアートや音楽、ステージの内容を象ったジオラマが用意されているが、これら全てはパズルピースを集めていかないとなかなか増えない。あとは充実したオプション。
達成率
今回も達成率が用意されている。%が進行の目安になる他、ファイル画面にいくつかの●が用意されている。
各ステージにも●が用意されており、条件をクリアする毎に様々なマークが埋まる。
可能な限り全て埋めると、ファイル画面にもマークが埋まる。
- (★)
- KONGパネルを全て取ってゴールした証。この証をエリア内で全部集めると隠しステージが出現。
- (くュ)
- コースに散らばったパズルピースを全て一度でも取ってゴールした証。同時におまけが増える事もある。
- (DK)
- タイムアタックの結果によってブロンズ、シルバー、ゴールド、スーパーゴールドのメダルが埋まる。
- (?)
- とある隠しモードでゴールした時の証。内容は、やれば嫌でもわかる。
- (★)
- とある隠しモードでKONGパネルを全て取ってゴールすると(★)がこの色に上書きされる、らしい…。
このうち、達成率の%に関連している事が確定しているのは各ステージクリア及び(?)のマークのみのようで、パズルピースも達成率には全く影響しない。タイムアタックも結果によってのおまけの追加はない。
アイテム
- バナナ
- いつもの100本集めると1UPするアレ。コース内における進行方向の目印でもある。
100本あれば死人も生き返るだけのことはあり、コング島の大半の住人が食用にしている。
今回も5本分、10本分のバンチが用意されている。空飛ぶバナナを見た?何の事です? - バナナコイン
- 『SDK2』と『DK64』に登場しているコングファミリーの通貨。今回は999枚まで貯まる!
- ハート
- 前述の通り、体力を1回復する物。見つけたらラッキー、取ってすぐダメージ受けたらアンラッキー。
- バルーン
- ミスによるゲームオーバーを防いでくれる物。今回は2UP、3UP分はなし。店では束売りあり。
今回は顔が無く、見た目はただの赤風船である。これを使って崖下から浮上して復活している模様。 - パズルピース
- コース内に散らばって隠されている他、ボーナスステージクリアでも手に入る。
プレイ動画中に取るシーンが来ると、形状を文字で書き表した「ウ」とコメントされるようだ。
1コース内にあるものを全て取るとオマケ要素がオープンする。バンカズへの当て付けではない。
取りさえすれば死んでも取ったことになるため、アクションが苦手なら捨て身で取得しても良い。 - KONGパネル
- おなじみONGKONGの文字が刻んである4枚のパネル。今回は全部取っても1UPしない。
こちらは取った後に死なずに中間地点やゴールに到達しないと取り直しになる。
購入限定アイテム
- スコークス
- ステージに連れていくと、脱出するまで取ってないパズルピースに反応してわめく。
直置きのパズルピース以外でも、条件で出現するものやボーナス入り口にも反応する。 - 体力アップ
- ステージに持っていくと、脱出するまでダメージを1回多く防いでくれる。たかが1回、されど1回。
バナナジュースと異なり、ミスしても継続する点がポイント。 - バナナジュース
- ステージに持っていくとドンキー達が金色に輝き、ダメージを10回多く防ぐ。使用は1回きり。
ボス戦では絶大な効果を発揮するが、ステージでは解決策にならないことも多い。
どっちかと言うと超強力バナナエキス。
仕掛け
- タル
- ドンキーコングシリーズおなじみの投げ武器、今回はコングより二回りほど小さい。
- DKバレル
- ディディーコングが入っているタル。1人プレイでは割るとディディーが乗った状態になる。
また、ディディーの有無に係わらず割った際に体力が全回復するので、ディディーのライフが1減っているからといって割る前にわざわざ殺さないように。 - アニマルコンテナ
- 割ると仲間が入っているコンテナ。今回はランビのみ。
ランビはリモコンを振ることでダッシュでき、岩を積み上げた程度の壁なら破壊できる上にトゲに強く、トゲ床やトゲ岩、トゲのある敵も粉々に破壊できる。
ハンドスラップと同性能の地ならしもあるが、炎や電気が弱点。プロテクターが欲しい。 - タル大砲
- コングを発射するお馴染みの仕掛け、今回は『1』準拠でボーナスステージの入り口も務める。
お馴染みの自動タル大砲、矢印が描かれたもの、発射すると1回で壊れるドクロマークのものがある。 - タイヤ
- 踏むとボヨンボヨンと跳ねて大ジャンプできる。埋まっているものと転がせるものがある。
また、タイヤ以外にも踏むと大ジャンプできるジャンプ台がある。 - トロッコ
- ドンキーコングシリーズお馴染みの線路上を走る乗り物。今回はかなりのステージ数がある。
鉱石などが入ってるものは立ち乗りでドンキーだけが飛び、中が空のものはトロッコごと飛ぶ。 - ロケットバレル
- タル型のロケット。横に飛ぶものの場合はAを押すと上昇、離すと下降のワンボタン操作。
縦に飛ぶ場合は左右入力で左右移動、Aで加速。慣れるまでは調整が難しい。 - プロペラ(仮)
- 息を吹くことで反応する仕掛け。花や綿毛や本当にプロペラだったりと、場所によって姿は異なる。
- 箱(仮)
- 背景のものの中にはハンドスラップの衝撃でアイテムを吐き出すモノがある。姿は様々。
???
隠しモードのヒントを挙げるとするならば、「鏡に映されたオワタ式」である。心して挑むように。
(もっとも、公式ページで既に存在がバレているが)
登場キャラクター
- ドンキーコング(CV:長嶝高士)
- 今回、ついに唯一の主人公になった。絶大なパワーは健在。
- ディディーコング(CV:鈴木勝美)
- ドンキーコングの相棒。今回はドンキーのオプション扱いだが、高性能。
- クランキーコング
- 今回はアイテムを売ってくれる。価格は驚くほど安い。
エリア紹介
今までのコング島と異なりドンキーコングの形はしておらず、8つのエリアが螺旋状に配置されている。
エリアの細かい部分のネタバレ注意。現在エリア8まで紹介。
ジャングルエリア
ドンキーコングの家があるエリアで、殆どはジャングルになっている。
今回のジャングルは遺跡らしきものが背景に多くみられ、謎解きや収集の増加を示しているようでもある。
そして、最初なのにSFC経験者でも油断すると死ぬのが今回の難易度である。
また、早くもトロッコが登場し、しかも結構な難易度。夕陽の海岸を望む影絵ステージは美しい。
ボスのマグリーはボスノーティにきゅうきょくキマイラを足したような姿をしている。ボスノーティ同様踏めばいいのだが、額前方の角にはダメージ判定があるため後方を踏まねばならず、いかりのボスノーティ並のジャンプ力を誇る。
突進や衝撃波つきの大ジャンプなどもあり、1ボスとは思えない強さを持つ。
ビーチエリア
白い砂浜が美しいエリア。簡単な構造ながら港もあり海賊船がひしめく。主な住人はカニ。
今回のドンキーはカナヅチらしく水に落ちるとアウトなため、桟橋ステージは「見た目は3、実態は2」となっている。
そのため水中ステージはないが、水中のアレンジを聞ける場面は用意されている。
シケ状態の海岸ステージは仕掛けも含めてどことなく魔界村風。
ロケットバレルが初登場。難しいので操作には今のうちに慣れておきたい。
ボスはパイレーツクラブ。雑魚敵のカニが一回り大きくなっただけにも見えるが、3体で襲ってくる。
ハサミの向きをよく見て適切な攻撃を加えること。マグリーより弱いかもしれない。
いせきエリア
文字通り、巨大な遺跡があるエリア。遺跡内にはタル大砲が多く、色々な仕掛けがあり、それは今も動いているのだが、屋外で風雨にさらされている部分は損傷が激しいのか、めっちゃ崩れる。
エリア中央部が滝による浸食でガケになっていて寸断されているため、浜に降りて派手に海賊船をジャックするか、遺跡の中の水路をこっそり通って迂回するかの2ルートを選択する事になる。
ボスの怪鳥ステューは、爆弾の入った器から鳥が手足と首を出したような構造になっている。
当然爆弾で攻撃してくるので、爆弾を投げ返すことで戦うことになる。強さはタル投げの腕前に反比例する。
どうくつエリア
『64』のクリスタルどうくつ並に広大な洞窟。クリスタルを採掘しているモグリューモグリャーの根城でもある。
洞窟の場所によって背景が違い、クリスタル、キノコ、水源、作業員詰所、『1』の鉱山ステージっぽい背景もある。
トロッコ3面、ジェット2面と最初から最後まで全面乗り物ステージになっているが、マインカートにぶら下がったり、モグリャーとデットヒートしたりと飽きさせない作りになっている。ロケットバレルステージ2つはどちらか1つやればOKなのだが、どちらも敵の真っ只中を強硬突破することになるため、敵が全力で殺しにかかってくる。
ボスは暴走列車モールカート。列車自体と戦うというよりは、ボスモグリャーの運転でレール上を逃亡する列車をモグリャーと戦いながらマインカート上を飛び移り、追いかけていくことになる。バナナジュースが解決策にならない。
フォレストエリア
もりのみさきのように広大な森が広がるエリア。トーテムポールなどもある。
このエリアでは原則として地面に降りることはなく、樹上の足場やトーテムポール上を飛び移って移動することになる。
壁つかまりやタル大砲、ジャンプアクション、ロープアクションの腕が勝負となる。
唯一最後のステージだけは地上部が多くなっているが、最終コース「だっしゅつ!虫のやかた」ではどくどくタワーより恐ろしいものが迫ってくる。グロ注意。
ボスの謎の追跡者マンゴルビーは、ハナチャンとドラピオンを足して2で割ったような姿。
ひたすら全力で追跡してくる。そのままだと全身無敵なので、とりあえず客席を黙らせよう。
クリフエリア
古代の化石層が剥き出しになっており、草も木も生物もほぼない崖エリア。敵まで骨である。
地層からタールが噴き出しており、至るところでドス黒い沼になっているが、実は水より若干安全だったりする。
今回雪山が無いため、「ふぶきの谷」のアレンジがここで使われており、寂寥感を醸し出している。
その一方で巨大な岩のボールが転がっていたり、山一つが丸々崩れ去ったりとダイナミックなステージも多い。
ボスはマグリーにそっくりなサグリー。要するにいかりのボスノーティなのであるが、最大の問題は元のボスがボスノーティではなく、「あの」マグリーだということである。背面にマグマのよろいを持つため攻撃のチャンスが少なく、ひのこ、かえんほうしゃ、クレイジーデストロイヤーが追加されている。
ファクトリーエリア
恐らくかつてのカントリークラブファクトリーに当たる工場だが、今回のはティキ族が現役バリバリで稼働させている。
最初は煙で見えないが、これは恐らく隠蔽のためで、その実態は古臭いオイル工場などではなく、プレス工場、作業用ロボットを備えた化学工場、動力部、駆動部、そして音響研究所と、『ロックマンX』並みの近未来的な設備を備えた工場になっている。
かなり仕掛け満載のエリアで、ラストの演出がカッコいい影絵ステージに始まり、ナウマンダーっぽいプレスを溯り、ギア室をジェットバレルで疾走し、ロボットと戯れ、背景のギアから飛び出すように組まれた足場を飛び移り、化学工場では銀河のヒゲオヤジと同じ事をやり、音響ステージでは装置がノリノリなので自分はリズムを外しながら進むことになる。ここでは縦ロケットが初登場…そこが飛ぶのかよw
ボスはロボマスター・ドクターチキン。2足歩行メカに乗ってある重要な任務に就いている。
雰囲気的にワイリーやエヌ・ジン等に近いと言われる、どことなくドンキーっぽくないタイプの敵。
シビアな当たり判定と突然の発狂に注意。弱点は足の間の配線。
ボルケーノエリア
ティキ族が噴き出してきたティキ族の本拠地。火山の上にティキ族の遺跡がある。
当然まともな足場などあるはずもなく…。
敵と火山弾による猛攻に始まり、ぶら下がりとマインカートで溶岩上を疾走するステージ、ランビが活躍する影絵ステージ、お馴染みのロケットバレルは火山弾と落盤が襲ってくる、悪すぎる足場を飛び移っていくステージ、溶岩から飛び出た足場に乗って進むステージ、溶岩が追ってくる強制縦スクロールと、これまでやった全ての要素とコンセプトがバランス良く揃い、最高難易度で襲いかかってくる。
ラスボスは…SFC版のようにそいつだけ他より異常に強いわけではないが、やはり手ごわい。
また、ステージ構成の関係上、バナナジュースを持ち込むのは至難の業。
ラビリンス
各エリアに隠しコースとして存在する、独特な雰囲気を持つ謎の遺跡群。(エリア数)-Kと表記される。
共通する特徴としては中間ポイント、KONGパネル、何よりまともな足場が一切存在しないという点である。
あるところでは足場がグラついて崩壊し、あるところでは火の海に飲まれ、あるところでは壁が迫り、あるところはトゲだらけ、あるところはタル大砲しかなく、あるところは溶岩が下から迫り、あるところはリフト線をつなげるのに奔走し、あるところは敵と5番勝負をするドル箱ステージとなっている。
これらすべてをクリアすると…?
??の????
しんでんのヒミツをあじわうには
8つのオーブがひつようです!
(A)
関連動画
関連商品
関連コミュニティ
関連項目
外部リンク
http://dic.nicomoba.jp/k/a/%E3%83%89%E3%83%B3%E3%82%AD%E3%83%BC%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%82%B0%20%E3%83%AA%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%82%BA


ページ番号: 4520622
リビジョン番号: 1428728
読み:ドンキーコングリターンズ
初版作成日: 10/12/09 17:08 ◆ 最終更新日: 12/02/03 05:30
編集内容についての説明/コメント: 記事の整形、文章の細かい修正、動画および関連項目の追加などしました。
記事編集 / 編集履歴を閲覧 / Twitterで紹介






JASRAC許諾番号: 9011622001Y31015
ヘッダー:固定
ヘッダー:追従