ドーの落し子(Dho-Spawn)とは、クトゥルフ神話における神の名前である。
概要
ドーの落し子は高次元を通ってやってくる巨大で通常は目に見えない旧支配者である。
別名〈幼生の旧支配者〉
ドーの落し子を可視化する方法は様々あるが、イブン=ガジの粉や呪文を唱えることで可視化することができる。
この存在が近くにいるとき、空気が重く油っこく感じるといわれており、不定形の青黒い体の中心線上にむちのような巻き髭がびっしりとはえている姿をして現われることがある旧支配者の幼生である。だからかそれほど力を持たず、崇拝する人間はいないとされている。
基本的にドーの落し子は現実のものではないが、かすかに呻いている巻き髭の部分は落し子の望むものを触ることができ、巻き髭は人間の脳に侵入することで配下とすることができるという。ドーの落し子は脳に入ったそれを植え付ける。無理に取り除こうとすれば無残な死を遂げることだろう。支配された時点で犠牲者には助かる道が残っていないのかもしれない。
ドーの落し子がこの世界で確認されたのは1920年代初めの頃であり、小さな水晶のようであった。しかし成長するうちに形を変え現在に至り、今後も成長を続けていくといわれている。
その存在がいつ成体になるのか……それは人の知ることができる領域の話ではないかもしれない。
登場作品:『Rigid Air』-マリオン・アンダーソン&フィル・アンダーソン
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