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ナゴヤ球場とは、愛知県名古屋市中川区にある野球場である。ウエスタン・リーグ所属の中日ドラゴンズ二軍の本拠地。ナゴヤドームができるまではセントラル・リーグ所属の中日ドラゴンズ一軍の本拠地だった。
概要
ナゴヤ球場 Nagoya Baseball Stadium |
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基本情報 | |
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所在地 | 愛知県名古屋市中川区 |
開場 | 1948年12月2日 1952年4月5日(再建後) |
所有者 | (株)ナゴヤドーム |
使用チーム | 中日ドラゴンズ二軍 |
収容能力 | 4,495人 |
グラウンドデータ | |
両翼 | 100m |
中堅 | 122m |
フェンス | 4.8m |
面積 | 13,400㎡ |
経歴 | |
スタジアムテンプレート |
当時本拠地を持たなかった中日ドラゴンズの本拠地とするために、軍需工場跡地に建設された球場である。中日スタヂアム(中日球場)と命名され、落成の翌年の1949年のシーズンよりドラゴンズの本拠地として使用された。
しかし、この球場は木造であったため1951年8月19日の対読売ジャイアンツ戦の試合中に火災が発生して全焼してしまう。このシーズンは他球場を借りてしのぎ、オフに実質新築となる再建工事を着工し、鉄筋コンクリート造の新スタンドが完成、翌シーズンより使用された。
1973年5月、運営会社である中日スタヂアム社長の平岩治郎が水死体で発見された。中日スタヂアムは不動産投資の失敗で多額の負債を抱え、さらに暴力団絡みによる手形詐欺・恐喝事件に巻き込まれたのである(中日スタヂアム事件)。社長の死後、会社は二度の不渡手形を出して事実上倒産した。
球場の運営は球団が一旦引き受けたものの、球団単独では球場設備の管理が行き届かなくなったため、1975年10月1日にドラゴンズの親会社である中日新聞社以下、地元大手企業(中部日本放送、東海銀行、中部電力、東邦瓦斯、名古屋鉄道、松坂屋、トヨタ自動車など)の出資によって、同球場の新しい受け皿会社として株式会社ナゴヤ球場が設立され、同時に球場名もナゴヤ球場に改称された。
中日ドラゴンズ一軍が本拠地としていた時代は古い球場ということもあって狭く、中堅118.9m、両翼91.4mしかなかった。フェンスの高さは2.13mだったということもあり、ホームランが出やすい球場だった。
1997年に一軍本拠地がナゴヤドームに移ってからは、二軍が名鉄阿久比グラウンドからこちらに本拠地を移転。外野席を削ってグラウンドの広さやフェンスの高さをナゴヤドームと同じものに変更した。一軍本拠地時代の収容人員は35,000人だったのが、現在は内野席のみ4,495人となっている。
最寄り駅は東海道本線の尾頭橋駅及び名鉄名古屋本線の山王駅(旧称:ナゴヤ球場前駅)で、どちらも徒歩約7分。近鉄バファローズが試合を主催したときは近鉄名古屋線の米野駅を最寄り駅として案内していたが、ここからは徒歩で30分以上かかる。
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