ニシツノメドリ(けものフレンズ)またはパフィン(けものフレンズ)とは、スマートフォンゲームなどの様々なメディアミックスプロジェクト『けものフレンズ』に登場するアニマルガール又はフレンズ(各動物が女の子になった擬人化キャラクター)である。
CV:伊藤かな恵(アプリ版)、アズマリム(アニメけもフレ2)、仲谷明香(けもフレ3)
概要
分類は鳥綱チドリ目ウミスズメ科ツノメドリ属ニシツノメドリ。
北大西洋と北極海の海上で生活し繁殖期に沿岸部へと移動する渡り鳥・ニシツノメドリのフレンズ。英名は Atlantic Puffin。リアル・フレンズ共にパフィン(Puffin)の愛称で親しまれており、けものフレンズBD付オフィシャルガイドブック6巻やけものフレンズぱびりおん等では、名前自体もパフィンが採用されている。本稿でも以降はパフィンと称する。
お菓子が大好きな、幼い気質が強い元気で純粋な女の子。他者の悩みであっても真剣に悩み手助けしようとする優しさと良心を持つ。一人称は「わたし」と「パフィンちゃん」。時々セルフ擬音を口走る。食い意地が張っているのかパワーアップすると急にお腹が減るらしい。
とにかくお菓子が大好きでこればっかり食べているため、食生活は偏っている。同じく海を生息域とするジュゴンとは親友関係を築いており、パフィンの影響でジュゴンの食生活も偏っている。
エトピリカとも仲が良く、一緒にお菓子を食べたり海を泳いで遊んだりする。
幼げな感じだがポテンシャルは高く、渡りを行えるほどの飛翔力を誇るだけでなく、元動物が海中に突入して魚を捉えるハンターなため遊泳力・潜水力共に高い。本人曰く陸上ではちまちま歩いて回るらしいが、フレンズ化し人の体構造を得たおかげで、地上での移動能力・適応力が格段にアップしある程度の繊細な行動が可能となっている。
お菓子も含むたくさんの食べ物を集め囲まれているのが一番の幸せ(ニシツノメドリは独特のテクニックで一度の漁で大量の魚を咥えていけるという特徴の反映か)だという。
外見
アプリ版とけもフレ図鑑以降とでは細かいデザインが異なっている。
アプリ版
丸みを帯びた黒髪のショートヘアで、前髪側面の白色・元動物の嘴とその周辺を再現した一房のオレンジ色部分と黄色のラインと丸パーツ。頭頂部からは小さなサイズになった翼が付属しており、飛行時に活用する。瞳の色は赤色。
白色カッターシャツに白色のカーディガンを重ね着て、更に黒色のジャケット着ている。黄色のネクタイを締めた首下には灰色のマフラーを巻いている。白色のミニスカートを履き、綺麗な朱色(トキ色)のタイツを身に付けている。ローファーの色もタイツと同じ。お尻からは小さめの尾羽が生えている。白手袋を装備。
戦闘時であろうが手に持つお菓子(ジャパリチップスなるポテトチップスか)は手放さない。暇があればつまんでいるようで、口の周りには食べカスが付いているが、やはりそのまま戦っちゃう。白手袋を付けたまま食べているが、フレンズの衣装は毛皮羽毛でもあるので多分問題はないのだろう。
けもフレ図鑑
最大の変更点は翼の色合い(白黒になった)・黄色い丸パーツの位置変更・タイツからハイソックスに変更だろうか。その他、ネクタイの色が白になり、まつ毛が嘴を模した髪パーツのデザインが複雑化し、靴がローファーから運動靴に、ジャケットの金ボタンも黒ボタンになった。
因みにポーズも変更されているが、ジャパリチップスは健在。ぱくぱくと食べてる様子がとてもかわいい。
ゲームでの扱い
飛んで泳いで、ちまちま歩く! それがパフィンちゃん。
たくさん食べ物を持っているのがパフィンちゃんの幸せです。
だから、そのお菓子、わたしにもくださーい!
パッション属性(赤)のレアリティレベル3のフレンズとして登場。コストは300・攻撃タイプは遠距離・サイズはS。所属グループは無し(予定されていた渡り鳥系フレンズ用グループに配置される予定だったのかもしれない)。固有スキル「ゴーゴーパフィンゴーゴー」は敵軍団全員に自身の攻撃力×5.5倍のダメージを与える、ゴ尽くしの効果。
ゴールデンタビータイガー(ルビー)と共にゴールデンウィークイベント「伝説のバラとふたりの絆」合わせのイベントスカウトでのみスカウト可能な限定フレンズ。その為、無料化以降は「特殊野生解放」フレンズ(レアリティの星が赤い)とされた。同イベントにて、パフィンはマルタタイガー(ルター)の探し求める『光る青いバラ』の案内人として活躍する。
そのルターのキャラクタークエストでは、浄化されそうなほどキラキラで注目され過ぎかつ宝塚みたいな雰囲気と言い回しをするルターとルビーに対して、完璧に普通なけものに生まれ変わらせる代わりにケーキを要求。真逆なオーラを持つフレンズの真似させればいいんじゃねと、怠けの達人なフレンズ(ナマケモノとセイウチ)や戦闘民族なワニガメをお手本として引っ張ってきた。
結局2人の貴族なオーラを変える事は叶わなかったが、親身に悩みを解決しようとしてくれたお礼としてケーキを御馳走になり、親友関係を築いたのだった。
レイドイベント『覚めない夢の迷いけもの』では、夢の世界の中のアニマルガールの一人として登場。トムヤムクン味のジャパまんに飽き足らず、セルリアンを食すという大胆な行動に出る。むにむに、ぷるーん……ごりゅん!! ジュゴンとのセルリアンについての謎議論でも、パフィンは「セルリアンは食べられる説」を掲げていた(ジュゴンは「セルリアンはジュゴンと遊びに来た説」を唱えていた)。当然ながら両方とも間違っていた事が後に判明する。
メインストーリーでは第6章に登場。ホートクチホー縦断スカイレースにてオナガラケットハチドリ(ラッケ)、ダーウィンフィンチ(ダー)との3人組チーム『ミニマムツアーズ』として、荷物役にシマリスを迎えて参戦していた。小さい体躯を活かした機動で先頭チームとセルリアンを追い抜くという(曰く、完璧な)作戦を立案したが、他でもないパフィンの食べこぼしが原因でセルリアンに囲まれ、あえなくリタイアとなるのであった。
ぱびりおんでは
「遊ぶのも泳ぐのも歩くのも好きでーす!」
リリース時の初期メンバー。けもトークアイコンの背景色は赤。一人称は「パフィン(ちゃん)」、他のフレンズのことは「~さん」と呼ぶ。
けもトーク数に対しての圧倒的な最多数が「~さん」ではあるが、オオウミガラスに対しての「あなた」、サーバルやケープペンギンに対する敬称無し、マイルカへの「マイルカちゃん」なども確認されている。またシロナガスクジラに対して「おかあさん」とクジラ類のフレンズで使われている呼称をしたことがある。
アニメ未登場フレンズだったが、初期メンバーとして抜擢されている。ちなみに多くの初期メンバーが☆3のあそびどうぐで珍しい行動を観察できる中では珍しく、珍しい行動を見るのに☆4のあそびどうぐを要求されるフレンズの一人。
エトピリカとはお互いに「ちゃん」付けで呼び合っており、お互いに食いしん坊で、頭をごっつんこして挨拶をし合う仲である。エトピリカのあーかいぶを除いたけもトーク9つのうち5つで共演している他に、他フレンズのあーかいぶでも度々共演している。また、すごく珍しい行動のペアも設定されている。
食いしん坊エピソードはけもトーク内で度々見られており、「いつもじゃぱりまんが食べたいなーって思ってまーす。」「この中でどれが食べられますかー?」「んまいものは見逃しませんよー。」などの発言が見られる他、期間限定セリフでは『「おせち」という"んまい"ものが~』と食べ物へのレーダーは感度良好なようである。なお上記のように、美味いを”んまい”という表現をすることがある[1]。ちなみにじゃぱりまんはお腹が空いてる子に分けてあげられるようにいつも持ち歩いているらしいが、いつの間にか減ってしまう事があるとか。
「あきゃー」「わきゃー」という独特な声を出すことがあり、割とノリは良い方なのか「おいっ!でーす!」「よー♪」「れっつじゃすてぃす!」など他のフレンズの特徴的な言葉遣いを真似することもある。泳ぐのは得意で、コツメカワウソからも「この子、水の中だとすっごくすばしっこいんだよー。」と言われるほどだが、地面の上は少し落ち着かないようである。飛行も可能だが着地するのは少し苦手なようだ。
実はダンスが得意であり、他のフレンズの踊りに合わせて踊ったりマネして踊ったりしており、助手から「意外とやるのです」、プリンセスからは「練習なしにこの動き……。……凄いわね。なんかちまちまと、可愛いわ。」、オカピからは「へぇ、そういうのもいけるんだー。」と言われている。一方で歌声の方はラッキービーストⅢ型からの解説で「鳴き声は可愛い姿に似合わない、独特の震え声を出す。」と言われているのに合わせて「♪゛~♪゛~」という表記になっており、フルルいわく「個性的な歌声」のようである。
トキの歌に対しての感想で「やっぱりトキさんの歌は、声はともかくズキンとくるのですー。聞いてるとなんか、景色が頭に浮かんでくるんですよー。」と述べており、初期の頃にたまにあったおそらくは「声はともかく」という部分にトキが「(え?いまなんて?)」という困惑するパターンのけもトークになっている。ただしその後に歌のお礼だと言ってじゃぱりまんを渡していることから、感想が直接的なだけで低評価とは言いきれない部分もある。
珍しい行動は「ダンス(ステージ照明)」、すごく珍しい行動は「うまく乗せられるかな?(ゆらゆらスイーツタワー)」でペア相手はエトピリカ。
けものフレンズ2での活躍
第8話「しんきょくらいぶ」にて登場。PPP新曲発表ライブで催される演劇に参加するフレンズを決める選考会に出場し、「お菓子を食べながら空を飛ぶ」というかくし芸を披露した。なお、その状態で喋ると墜落する模様。選考会に参加したのも参加賞である特製ジャパリまんを貰うためで、演劇そのものに興味は無かった。
また、タヌキと一緒に帰宅する際にヒトの存在を喋った事でライブ後のオオセンザンコウとオオアルマジロによるキュルルちゃん確保・連行の切っ掛けとなった。
漫画版ではほんの少しだけ登場。
PPPライブのサポートメンバー選考会に来ておりドキドキしていた。
その後の最終話でのPPPライブオンステージのコマで、小さくてやや分かりにくいが向かって左の一番上の段にいるのがパフィンだろうか。無事に選考されたようだ。
けものフレンズ3での活躍
エトピリカと仲良し。詳細はエトピリカ(けものフレンズ)の記事を参照。
ただしパフィンはエトピリカが2023年2月に実装されるずっと前から実装済みで、アライさん隊長日誌などに登場する。
関連動画
関連静画
関連お絵カキコ
関連立体
関連項目
脚注
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