ニコニコ大百科 : 医学記事 |
ニューリーダー病とは、トランスフォーマーシリーズで見られる病気である。スタスク病とも。
今日から概要がこの記事のニューリーダーだ!
この病気にかかると上司に対して無性に裏切りたくなったり、下克上を果たして新たにトップに立ちたいと強く願うようになる。病名はシリーズ初作『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』に登場した航空参謀スタースクリームに由来する。
彼はデストロン軍№2でありながら上司である破壊大帝メガトロンを引き摺り下ろし自らがデストロンのニューリーダーとなる野心を抱いていた。ニューリーダーになろうとするあまり、事あるごとにメガトロンの失策を望んだり、時には自らデストロン軍を攻撃し戦況を逆転させてしまう事さえあったので彼は「サイバトロン最大の味方」「最強のサイバトロン戦士」などとも揶揄された。また当人にその気は無くとも迂闊な行動が作戦の失敗や敵に塩を送る結果を招く事も少なくなかった。
スタースクリームの裏切りは恒例行事と言っていいほど常態化しており、作中では下記の様なやり取りが定番となっていた。
幾度となく裏切りを重ねても、メガトロンの寛大さゆえか、本人の一応の優秀さゆえか、いつも始末はお仕置きだけで済まされ命を奪われるどころか№2から落とされる事も無かった。
劇場版『トランスフォーマー ザ・ムービー』においてついにメガトロンを追放し念願の新破壊大帝となるが、その就任式でガルバトロンとして復活したメガトロンに襲撃され、いつもならば「まったくこのスタースクリームめ!」で終わるところをザ・ムービー特有の容赦ない逆補正によりそのボディを塵にされた。
これらの事から派生して、後発のシリーズ作品でいずれかのTFが下克上を狙う同様の行いをすると「ニューリーダー病」と称される。他、普段はそんな素振りを見せないTFが裏切りを画策した際もこう呼ばれる事がある(例として第一作『トリプルチェンジャーの反乱』のアストロトレイン、ブリッツウイングなど)。
『ザ・ムービー』ではメガトロンが不在になった際にデストロン内でニューリーダー病のエピデミックのようなものが発生、スタースクリームだけでなくビルドロンやサウンドウェーブもデストロンの次期支配者に名乗りを上げ始めた事もあった。
言うまでも無いがファンによる俗称であり、正式な病名ではなく劇中で呼称される事も無い。
流石の患者一覧もこれで永遠にグッドナイト!HAHAHAHAHAHAHA
名前 | 登場作品 | 症状 |
スタースクリーム | 戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー 他 | この病気の由来となった存在でもあり最初の患者。直接の続編である『2010』にも幽霊として登場し、更には時系列としてずっと後に位置する『ビーストウォーズ』にもゲスト出演(『2010』では体を手に入れていたのに何故か幽霊で)。スタースクリームの名前は非常に有名になっていた。 |
スカージ | 戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー2010 | ある時ガルバトロンがロディマスから奪ったマトリクスを着服し、自身に組み込んだ結果醜い姿に変貌しつつも劇的なパワーアップを果たす事に成功、ニューリーダーを名乗ってガルバトロンに反旗を翻した。一度はガルバトロンに勝利し、そのまま地球に殴り込みをかけたが、あっさりロディマスにマトリクスを奪い返されて元に戻った。 |
レオザック | 戦え!超ロボット生命体トランスフォーマーV | №2で戦闘機に変形するとスタースクリームと似ている点が多く、レオザックもまた破壊大帝の座を狙っている。しかしスタースクリームよりも慎重な性格でデスザラスに正面からは向かったりはせず、野望を内心に秘めながら機が熟すのを待っていた。部下のブレストフォースが揃い、強力な戦闘力を持つライオカイザーへ合体が可能になったのを機に行動を開始しようとするがデスザラスには野心を見抜かれており(デスザラスに忠実なゴウリュウに自身の野望を話したりしていたのだからある意味当然ではあるが)釘を刺されてしまった。その後は野心を見せる事が無くなっている。 |
テラザウラー | ビーストウォーズ 超生命体トランスフォーマー | リーダーの座を狙っており一度はエネルゴンにより強力なパワーアップを遂げ、メガトロンを圧倒した事もあった。 |
ダイノボット | ビーストウォーズ 超生命体トランスフォーマー | 番組開始時点ではデストロンに所属していたものの、勝者がリーダーとなると言う条件でメガトロンに勝負を持ち込む。しかしメガトロンはまともに相手をせず伏兵として配していたスコルポスの不意打ちを受けてしまう。デストロンに見切りをつけ今度はサイバトロンの前に現れ、サイバトロン司令官の座を賭けてコンボイに決闘を申し込んだ。決闘の最中にデストロンの乱入があり司令官になる事は適わなかったがそのままサイバトロンの一員となる。しかしその後もコンボイの不在時には司令官となろうとするなど、リーダーへの執着を持ち続けていた。 |
ライノックス | ビーストウォーズ 超生命体トランスフォーマー | 本来はサイバトロンの副官で知的で温厚な性格だが、メガトロンに洗脳されデストロンになった時は権謀術数を張り巡らす野心家となり、メガトロンを倒してデストロンのニューリーダーになろうと暗躍していた。しかし、危機感を抱いたメガトロンが洗脳を解除したため元の性格に戻り、サイバトロンに帰還した。 |
タンカー | ビーストウォーズリターンズ 超生命体トランスフォーマー | ライノックスがメガトロンに再び洗脳され、戦車型ドローンにスパークを移植された姿。当初は完全に洗脳されて脳筋な破壊マシーンと化していたが、後に記憶・人格を取り戻す。しかし、その後もコンボイ達の元には戻らず、メガトロンを排除して自分がセイバートロン星の支配者になろうと暗躍していたが、メガトロンに見破られ失敗して死亡した。 |
メガストーム | ビーストウォーズⅡ 超生命体トランスフォーマー | デストロンを率いるガルバトロンの弟で、兄を引き摺り下ろしリーダーになろうと企てる。ガルバトロンが眠りについていた頃はそれを好機として指揮を取り、ガルバトロンが目覚めても陰から攻撃し再び眠りにつかせようとするなど過激な行動を取っていた。最後までその野心は捨てなかったが根底にあるのは優秀な兄への羨望、コンプレックス、そして認めて貰いたいと言う気持ちであり、ガルバトロンを嫌っているわけではない。ガルバトロンもそんなメガストームを未熟さに頭を痛めつつも大切に思っていた。 尚、本作にはスタースクリームと言う初代とは同名の別人が登場するが名前とは裏腹にガルバトロンに最後まで忠実な部下であった。ただメガストームの事は疎んじており亡き者にしようとした事もあった(結果的にはギガストームへのパワーアップを促してしまったが)。 |
ブラックコンボイ | トランスフォーマー カーロボット | 表面上はギガトロンに忠実な部下を装いながら頂点に立つ事を狙っている。ブレイブマキシマスを利用し裏切りを実行するが失敗後に再プログラミングされ、今度こそ忠実な部下となった。 |
スタースクリーム | 超ロボット生命体トランスフォーマー マイクロン伝説 | 初代とは同名の別人。外見や野心家であると言う点が初代に近しく、序盤は初代同様にメガトロンへの不満を抱く小者だった。しかし中盤からは正々堂々とした戦いを好む誇り高い戦士と言う面が強調され、アレクサとの交流による心境の変化を経て精神的に大きな成長を見せた。最終的には対ユニクロンの為にサイバトロンとデストロンを一丸にすべくメガトロンに反乱し一騎打ちをする。初代にもあった越えるべき壁としてのメガトロン、期待しているからこそ辛く当たると言う関係性をより掘り下げている。裏切り者でありながら初代とは異なる方向性を打ち立て新しいスタースクリームとしての人気を開拓した。 |
レーザーウェーブ | トランスフォーマー スーパーリンク | 名前とデザインこそG1デストロンにおける忠臣の代名詞的存在であったお留守番参謀レーザーウェーブに準じているが、性格は完全に正反対で“粗野”“乱暴”“反抗的”と初代とは似ても似つかず、ゆくゆくはガルバトロンを追い落として自分がデストロンの頂点に立とうと考えていた。最終的にはデストロンが手に入れたユニクロンの制御を奪ってガルバトロンを出し抜こうとしたものの自身には操り切れずに弾き出された挙句、さらにそのユニクロンの支配権を取り戻すも精神を引き摺られたガルバトロンの手によって殺されるというあっけない最期を遂げた。 |
スタースクリーム | トランスフォーマー ギャラクシーフォース | 矢張り過去のスタースクリームとは同名の別人。自らの力に絶対の自信を持っており、それに相応しいだけの実力がある。加えて一敗地に塗れようとも、泥水を啜ってでも目的を達成してみせると言う強い信念がある。その執念が結実しスーパースタースクリームにパワーアップした。己がリーダーになろうとしている野心家と言う点は初代やアルマダと共通しているが、そのどちらともまた違ったスタースクリーム像を作り上げた。 |
スタースクリーム | トランスフォーマー(実写版) | 実写映画シリーズに登場するスタースクリームで、過去のスマートなフォルムとは大きく印象を異にする異形の姿。一作目でメガトロンに自身の不手際を多少咎められる程度であったが、作品を重ねるにつれ初代スタースクリームを思わせる描写が増えていった。一作目の前日譚を描いた小説『ゴースト・オブ・イエスタデイ』ではメガトロン不在のディセプティコンをリーダーとして率いており、それに不満を爆発させたメガトロンの忠臣であるブラックアウトを一騎打ちで完膚なきまでに叩きのめしている。スタースクリームの強さが感じられてかなり格好良い。 |
スタースクリーム | トランスフォーマー アニメイテッド | 例によって例の如く過去のスタースクリームとは別人ながら、自分こそがリーダーになろうとしているイケメン。日本版の声優はアルマダスタースクリームと同じだが、どちらかと言えば初代に近く、初回でいきなりメガトロンを陥れた。初代と同様にプライドの高い性格だが、一言多かったり軽口を叩いたりしながらも基本は真面目であった初代に対し、常に他者をおちょくり腹立たせる様な喋り方をする。戦闘力は高いもののメガトロンには敵わず、復活したメガトロンによって一度は命を失っている。その後はオールスパークの破片を手に入れ、不死身のスパークを持った存在として活動していた。 |
スタースクリーム | 超ロボット生命体 トランスフォーマー プライム | 狡猾な性格で様々な策を講じるが臆病な、デストロンのナンバー2。メガトロンがスペースブリッジの爆発に巻き込まれ死んだと目されると即座に自らがニューリーダーとなる事を宣言した。その後、瀕死の重傷を負ったメガトロンを発見したものの命を繋いでいるダークエネルゴンを密かに抜き取り、復活しない様に画策している。 メガトロンに比してカリスマ性に欠ける様子で、ビーコンからは不安の声が上がったり、地球に眠っていたスカイクエイクを復活させるが主と認められず背かれたりと幸先は余り良くなく、その後は組織を抜けたりもしてみたが、結局は元の鞘に収まった。 |
エアラクニッド | 超ロボット生命体 トランスフォーマー プライム | メガトロンがフリースを買いに行ったスキにニューリーダーの座を狙うがサウンドウェーブに粛清され、やはり組織勤めは性に合わなかったのかそれから間もなくしてディセプティコンから離れた。 |
レーザーウェーブ (shockwave) |
TRANSFORMERS(マーベルコミック版) | アニメでは忠実なメガトロンの部下として描かれていたが、アメコミ版では慢性的なニューリーダー病患者で、自分が統率した方がディセプティコンを効率良く運用できるという結論の元メガトロンに反逆している。 |
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