無さそうで、意外とあるもの。
概要
制作、構想していたネタを、偶然他の人間が先に発表してしまう事。パクリやパロディと違い、全くの偶然である。
以下、ニコニコ動画内での「ネタ被り」を記述するが、一般のクリエイター業界でも通用する内容だと思われる。
ニコ動における「ネタ被り」はMAD等、何かを作ったり編集するジャンルに多いと思われる。MADに限らずとも広いようで狭い業界なので、マイナーネタ、マイナージャンルでも被る時は被る。
当たり前だが当人同士に悪気は無いので、落ち込んだり怒ったりはせず、また視聴者側もいらぬ争いをしないようにするべきである。
その他の定義、傾向としては、以下のようなものがある。
- 新しい素材のジェバンニ合戦や人気ジャンル等、被るのがある程度予想できる場合は「ネタ被り」とは言われない。
- 同じネタでも、より制作に手間がかかるあるいはマイナーネタの方が「ネタ被り」として扱われる(→それだけ「パクリ」「パロディ」にしにくい)。
- お互いのネタの発表の間隔が近い程「ネタ被り」として扱われる。逆にあまりに間隔が離れていてネタの傾向も似ていると、そのつもりは無くても「パクリ」「パロディ」として扱われる可能性もある。
「偶然」なので著作権的にも問題は無いと思われるが(二次創作物にも著作権は存在する)、どちらかが「パクられた」と訴えたならば話は別である。
その辺りのややこしい問題や疑惑を回避する為(あるいは比較そのものを避ける為)に、後出し側がネタ被りに気づいた時点で急遽内容を変更する場合もある。その場合は当然ネタ被りは起きないが、急遽変更したおかげで別の部分に無理が生じる可能性もある。
なお、MADの場合はMAD制作者同士でのネタ被りの他に、MADとMAD素材元(=公式)でネタ被りが起きる事もある。
こちらもやっぱり偶然ではあるが、公式に先を越されるとなんとなく悔しい気がする。逆に公式の先を越すと「もしかしてパクられた?」等と要らぬ勘繰りをしてしまう場合もある。繰り返すが、偶然はよくある。
しかし、MADとMAD素材元でネタ被りすると、普通のMADよりも著作権的にブラックな状況になる、かもしれない……(勿論MAD自体ブラックではあるが)。
まあ難しい事を考えずに、偶然は偶然として楽しむべきである。ニコニコ動画の中にいる間は。
関連動画
上記の通り、ネタ被り自体はそう珍しくないが、「ネタ被り自体が新しいネタ」という珍しい例もある。
関連項目
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