ハルオロイド・ミナミ(HAL-O-ROID)とは、音声合成ソフトCeVIOのイメージキャラクターであり、合成音声のライブラリである。
昭和から平成にかけて活躍した歌手「三波春夫」の歌声をもとにしており、これを使えば、誰でも三波春夫のような歌声を作ることができる。
概要
ハルオロイド・ミナミ(HAL-O-ROID)は、音声合成ソフト「CeVIO Creative Studio」のキャラクターであり、歌声ライブラリである。
昭和から平成にかけて活躍し、2001年に亡くなった国民的歌手「三波春夫」の歌唱データを、CeVIOの音声合成の技術を使ってモデル化したものである。歌わせたい曲の音符情報をCeVIO上で入力することにより、三波春夫の声質や歌い方を再現した歌声を作ることができる。
その歌声は、日本調のこぶしを少し効かせつつも、スタンダードな歌い方となっており、様々なジャンルに向く。
開発者は、カラオケ配信「JOYSOUND」の(株)エクシング、(株)テイチクエンタテインメント、(株)三波クリエイツの共同開発であり、2016年10月に配布開始となった。
音声創作ソフトCeVIO Creative Studioのユーザーは、無料で利用することができる。
なお、公式サイトにて、3DCGムービー作成ソフト「MikuMikuDance」用の、ハルオロイド・ミナミの3DCGモデルも配布されている。モデリング担当者は「金子卵黄」氏。規約を守った上であれば、無料で自由に利用することができる。
プロフィール
関係者からのメッセージ
公式サイトには、三波春夫の娘であり(株)三波クリエイツの代表である三波美夕紀氏から、こんなメッセージが寄せられている。
ハルオロイド・ミナミに寄せて
『ハルオロイド』は、本物の「三波春夫」の歌藝の、宣伝マンです。ハルオロイドで、三波春夫をご存知ない世代の方々にも三波春夫を知って頂き、ハルオロイドの音声で、創りたい歌の世界をどんどん生み出して頂きたい!
ハルオロイドに、三波春夫が歌った「東京五輪音頭」や「世界の国からこんにちは」のような、日本中を盛り上げる、新しい歌を!と、夢が広がります。
1992年に、ヒット曲をハウスミュージック仕立てにして歌ったとき、三波春夫は、「オリジナルの歌のほうがいいのは当然ですが、もっと工夫してみよう、おもしろいものもつくってみよう、というのは、藝の道を歩む者の執念ですね」と、取材で語っておりました。存命でありましたら、ハルオロイドのデビューを、とても喜んだことでございましょう!
どうぞよろしくお願い致します。
性能について
…ハルオロイド・ミナミは音の出だしが明瞭でガツンとくる感じで、そこは三波春夫らしさを感じる。音を伸ばしているところでは音色が大きく変化してビブラートの振幅は比較的大きいところも本人に近い。ただ、ところどころ一本調子なところがあり、そこがロボっぽく感じてしまう。そういうところは音色・音量・ピッチなどのパラメータを調整することである程度は抑えることができる。
発音やビブラートのかけ方に大きなクセがないので、最初から三波春夫の声だと言わなければ、普通に使いやすい男声音源となるのではないだろうか。声は若々しい。設定で37.3歳となっていたから、その当時の音源を使用したのかと一瞬考えたのだが、37.3(ミナミ)のダジャレと後で気づいた。
関連動画
※調声のコツや、動画制作のための便利ツールは、「CeVIO」の記事にまとめられています。
ハルオロイドオリジナル曲
カバー曲(→記事)
ボカロ曲系
J-POP系
演歌系
中の人の曲のカバー
変わり種
関連静画
素材系
※その他の素材系の作品はこちら→ハルオロイド(コモンズ)/ハルオロイド(静画)/VPVP Wiki(MMDモデル)
関連商品
- ハルオロイド・ミナミ(CeVIOのソングボイス)は、公式サイトでの無料配布となっています(登録も不要)。配布場所はこちら。
- ハルオロイド・ミナミを使うには、CeVIOのソングエディタが必要です。
ソングエディタを30日間無料で使える、無料体験版はこちら。
ソングエディタを30日以上使いたいときは、ソングエディタ単体か、以下のパッケージか、好きなソングボイスの「スターターパック」を買います。
関連コミュニティ
関連項目
関連リンク
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