ハルトマンワークスカンパニーとは、星のカービィシリーズに登場する架空の企業である。
概要
星のカービィ ロボボプラネットに登場した同作の敵対組織。「キカイ化による永遠の繁栄を目指して」という企業理念をもとにプレジデント・ハルトマンが一代で創設した宇宙企業で「H」を図案化したような印を自社のロゴマークにしている。『銀河に名立たるハルトマン』という社歌があり、歌詞の内容は大部分が社長のプレジデント・ハルトマンを偉大な王者と讃えるというものだが、後半の一部は物語の核心部分を想起させる内容になっている。
主な業務内容は惑星の機械化による経済発展と資源の略奪で、カンパニーの中核を担うマザーコンピューター『星の夢』の指示を下に超巨大母艦『アクシスアークス』で宇宙を渡り、手頃な星を見つけてはカンパニーが保有する強大な軍事力に物を言わせた侵略を行い、その星の資源エネルギーを根こそぎ奪い取った後はまた別の惑星を探して移動するという行為を繰り返し繁栄を続けていた。侵略の過程でカンパニーに抵抗した現地の住民は容赦なく駆除の対象にするが、使えそうな人材を見つけた場合はカンパニーに逆らわないように全身を機械化した上で戦力に加える事もある。科学技術にも秀でているようで、優れた力を持った生命体のデータを採取出来た際はそのデータを元にしたクローンを作製し生物兵器として使役している。
社員数はおよそ860000人(現地採用有り)で主な社員は現地での作業と戦闘能力支援マシン「インベードアーマー」に乗り込んで戦闘をこなすハルトワーカーズと現地に建設したラボタワーに勤務し新兵器の開発を担当するラボトリィ。社長の意向により幹部は従順で優秀なロボットばかりだが、侵略プロジェクトの指揮を担当する秘書スージーだけは厳しい試練を突破して社長自らに抜擢された唯一のロボットではない幹部となっている。
他にもゲーム中には登場しないが公式サイトのコーナー「スージーのしんりゃくレポート」によればカンパニーに所属する専属デザイナーとしてスレンダー・エツコ、スケルトン・カンノ、テクニカル・フジタ、マスタッシュ・オオタ、ラストサムライ・キタ、スパニエル・トウドウ、ボックス・ムカエ、ワークアウト・カワカミ、グランデ・ファーマン、ウェービー・ヒトム、カーズ・モチヅキ、プレーズ・カワタ、シークレット・クマザキなる人物が存在するらしい。因みにカンパニー専属作曲家のウェザーコック・アンドウはカンパニーのテーマ曲を始めとした多数の作曲を手がけており、公式サイトでは彼が曲の完成までの過程で作り上げた試作曲がいくつか公開されている。
ハルトマニーという独自の通貨を発行しているようでゲーム中に登場するカンパニーが保有する兵器の価格は全てこの通貨単位で表示されており、プレジデント・ハルトマンとの戦いでは50000ハルトマニー札と100000ハルトマニー札の確認が出来る。
さまざまな銀河を移動し続け、惑星の資源エネルギーを略奪してきたハルトマンワークスカンパニーだったがそんな時にこれまでに侵略した惑星を凌駕する莫大な資源を秘めた惑星ポップスターを発見し、侵略のターゲットにしたことでロボボプラネット本編の物語が始まることになる。プププランド上空から大量の資材とインベードアーマーを投下し、抵抗してきたデデデ大王とメタナイトを瞬く間に迎撃して無力化させ電光石火の勢いでポップスターを機械化させることに成功したが、それによりポップスターを元の自然豊かな星に戻すべく立ち上がったカービィと激しく対立することになった。
アクシス アークス
ハルトマンワークスカンパニーの拠点兼移動手段である超巨大な宇宙船。カンパニーのロゴマークが入った球体型の母艦で惑星侵略の際にはドリルのような形状をした脚を出現させ、それを突き刺して星そのものに取り付く。
母艦の外部にはカンパニーに刃向かう勢力を迎撃するための強力なレーザー砲が完備されており、母艦内部にもガードロボ「セキュリティサービス」やトラップが多数配備されている難攻不落の要塞となっている。
エリア6のステージの大部分はこの母艦の内部が舞台でプレジデント・ハルトマンの巨大な肖像画や像が置かれた廊下フロア、多数の仕掛けが設置されたラボフロアを通過した先には巨大なコンセントのような物体が刺さった結晶体が無数に浮かんでいる不気味な異空間のようなフロアが広がっている。
一番奥にあるのはプレジデント・ハルトマンのオフィスで星の夢はこの部屋の真下に収納されており、必要に応じてオフィスの床が開閉し星の夢がせり上がってくるという構造になっている。
クライマックスではこの母艦そのものにもとんでもない秘密が隠されていたことが明らかになる。
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