ハーミットパープル(隠者の紫)とは、漫画「ジョジョの奇妙な冒険」第3部の登場人物・ジョセフ・ジョースターのスタンドである。名前の由来は、タロットカード大アルカナの9番目「隠者」。
概要
【破壊力:D / スピード:C / 射程距離:D / 持続力:A / 精密動作性:D / 成長性:E】
トゲの生えたイバラの蔓の形をしたスタンドで、主人公組のスタンドの中で唯一人型をしていない。
イバラ自体にはトゲはあるものの殺傷力は殆ど無く(巻きつけて首でも絞めれば別だが)、戦闘向きとは言いがたいスタンドであるが、後述の波紋との併用や念写、単純にロープ代わりとしての使用など非常に応用性の高い便利なスタンドである。
ジョジョ全編を通してもかなり特殊な部類のスタンドであるため、近距離パワー型・遠隔操作型・自動操縦型などのタイプがいまいちはっきりしないスタンドでもある。
ただ、「スタンドがダメージを受けると本体も同様のダメージを受ける」と言う原則に反して、イバラがいくらか引きちぎられても本体へのダメージが見られなかった事から、群隊型の遠隔操作スタンドに近いものだと思われる。(群隊=小さなものの集まりで出来ているスタンドは1つや2つ程度破壊されても殆どダメージが跳ね返らない)
能力
- 波紋を流す性質
- 電流のようにジョセフの操る波紋を流して伝える性質を持っており、これによって本来なら直接触れないと効果が無い波紋を相手に流し込む事による攻撃を中~遠距離からでも行える。
また波紋を流し続けているハーミットパープルを服の下の鎖帷子のように自らの身体に巻きつける事で、相手の攻撃に対するカウンター技としても運用が出来る。
なお、「波紋を流す」事が出来るのはハーミットパープル特有の事なのかスタンド全体に言える事なのかは不明。第7部まで通じて波紋とスタンドの両方を扱える人物がジョセフしかいないからである。 - 念写
- 文字通り、遠く離れた場所にいる対象をカメラ等に映し出す能力。
スタンド能力に目覚めて間もない頃は、DIOの影響でスタンドに目覚めた関係からかDIOしか写す事が出来ず、また写すたびにカメラを叩き壊さないといけなかった。しかし物語が進むとスタンドの扱いに熟練してきたからか、DIO以外の任意の対象を映す事や、カメラ以外にもテレビや砂の地面などにも映す(描く)事、そしてカメラをいちいち壊さなくても念写する事が出来るようになる。 - 機械に干渉する能力
- 恐らく念写能力の応用だと思われる。
機械内部にハーミットパープルを侵入させ、回路などに干渉して内部の様子を探ったり機械そのものを直接いじったりする事が出来る。
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関連項目
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