バギーちゃんとは、『ドラえもん のび太の海底鬼岩城』に登場したドラえもんのひみつ道具である。
概要
元からこのような名前だったのではなく、ドラえもんの「水中バギー」というひみつ道具に対してしずかちゃんが名付けたもの。
このAI付きバギーのコンピューターには海底の情報が詰め込まれており、名前が分からない生物について聞くと答えてくれるといった機能もあるのだが、ドラえもんの所有するものは安物だったらしく、何だかよく分からない言葉を発したり、更には怖がりで勝手にポケットに戻るなど性格にも問題があり(補足すると、ドラえもんの世界の機械には「安物であればあるほど性格に問題が出る」という仕様が存在する)、口が悪い上にすぐ拗ねる。
しかし、口論になった時しずかちゃんが庇ってくれたことがきっかけとなり、彼女に対して少しずつ心を開いていくようになる。その後、しずかちゃんがジャイアン達を助けた人物に会ってみたいと話した後、海底人を撮影したビデオをこっそり見せてあげたり、彼女がバギーをお手入れしている時には「ボク……、シズカサンノタメナラコワレテモイイ。」と発言するまでになり、二人の関係は徐々に深まっていく。
そして海底鬼岩城のラストでは、なにもかも終わってしまうのだと絶望したしずかちゃんが流した涙にバギーちゃんが反応。しずかちゃんを泣かせたことに激怒し、怖がりな性格にも関わらず、世界を破滅させようとするポセイドンのもとへ突っ込み、そして消えていった。ポセイドンがやられたことで、鬼角弾が世界中にばら撒かれることもなくなり、世界の平和は守られた。彼は身を捨てて世界を救ったのである。
しずかちゃんは今でも、バギーちゃんのかけらを形見にしており、一生忘れないと話している。
なお、1995年公開の映画『2112年 ドラえもん誕生』では、22世紀に地上人の作った海底都市のそばの海底で、同型の水中バギーが走っているシーンが一瞬映っており、未来の世界ではテキオー灯を利用した水中バギーによるドライブがポピュラーなものであることが分かる。
更に、映画の後日談を描いたゲーム『ドラえもん ギガゾンビの逆襲』でも墓を建てられ祀られた状態で登場するものの、まさかのタイムふろしきで復活するという衝撃的な展開となっている。これを余韻を壊した原作レイプと受け取るか、感動の再会と受け取るかは人次第であろう…。
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