単語記事: バジリスク〜甲賀忍法帖〜

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バジリスク〜甲賀忍法帖〜」とは、山田風太郎原作小説甲賀忍法帖』をせがわまさき漫画化した作品である。

タイトルの「バジリスク」とは、弦之介と、二人の主人公それぞれが瞳に絶大なを宿す(後述)事から来ている。

後にゴンゾによってアニメ化された。

また、同小説原作実写映画化もされた(「SHINOBI」)が、あまりに色々な点でかけ離れているためにファンからは黒歴史として扱われている。

概要

原作の『甲賀忍法帖』は、故・山田風太郎氏の手による「シリーズ第一作。
現代の様々な作品においても散見される「人的者同士による団体戦」という構図を広めた作品であるとされる。

当時の連載誌はヤングマガジンアッパーズ(既に廃刊)。

舞台は江戸時代初期。長年の因縁を持つ甲賀と賀一族同士の争い、そして宿命の中で翻弄され引き裂かれる個人の哀しみと想いを描いた伝奇物語

 

「 する者よ、死にへ。」

ストーリー

時は江戸。甲賀と賀、二つのび里があった。

それぞれは先祖代々よりの対立、かつて賀を見舞った悲劇の際に起きた行き違いがもとで互いを憎しみ合う間柄であったが、二つの里の全面戦争を危惧した初代服部半蔵が取り持った「不戦の約定」により、危ういながらも互いの関係はとりあえず平和に収まっていた。

甲賀・の里頭領、甲賀弾正の孫にして甲賀最強の瞳術使い、甲賀弦之介。
賀・鍔隠れの里頭、お幻の孫にして、秘のを持って産まれた
危うげな穏の中で二人は仲となり、互いの里の和を願い、祝言を挙げる為の準備を整えていた。

時同じくして、幕府である徳の内では後継問題が噴出。
愚鈍な竹千代(のちの徳)と聡明な(のちの徳忠長)を支持する者同士の争いが化しつつあった。
これを終息させるため、大御所徳川家康南光坊天海の発案により「忍者同士を争わせ、その勝者の営により世継ぎを決定する」事を決める。

ここに、甲賀と賀の「不戦の約定」は解かれ、双方10名ずつ忍者を選出しての10対10の術による殺し合いの幕が切って落とされたのである。 

登場人物

人別の順に列挙。

甲賀組十人衆

甲賀弾正(CV 小林清志羽多野渉若い頃

甲賀衆の頭領。
弦之介の祖にあたり、若い頃の彼は弦之介に良く似ている。武器はを塗り込んだ針。
老いてはいるが脚などは衰えてはおらず、天井り付いたりもできる。
若き頃は賀に攻め入った織田足軽たちを針による攻撃で殺したり、火縄銃の弾丸をで弾いたりと、忍者としての素質を見せていた。
賀との和を成し遂げようとする弦之介に対し「二才が」と放ったのは、かつては愛し合ったお幻と共に自分が和を成し遂げられずに終わった経験あってのこと。
 
開戦と共に、安倍の辺にてお幻と対峙。毒針でお幻を瀕死に追い込んだが、お幻のに気を取られた隙をつかれ自ら放った毒針によって急所を貫かれ即死。かつては愛し合った二人の骸はもつれるようにを流れていった。

甲賀弦之介(CV鳥海浩輔

弾正の孫で甲賀衆、次期頭領。
賀のとは幼い頃に引き合わされて仲となり、互いに里の和の為に尽していた。
論のこと、人格的にも優れており、里の者からは慕われている。不戦の約定が解かれても動じず、冷静に応じた。

一にして必殺のは「瞳術(どうじゅつ)」。
いわく「の瞳術、あれぞ無双の必殺法。あれは彼に向かって意を抱き、仕掛ける者のみ自滅を強いる幻惑の技」。
弦之介の瞳を見た者は互いに殺し合い、あるいは自らの命を絶ってしまう。をそらそうとしても色の閃光が放たれているために衝動的に見てしまうようである。現に小四郎はをそらそうと自分に言い聞かせたがわず、両を潰された。
原作小説では「一種の催眠術であったといえよう。見まいと思っても、が、弦之介に吸引されるのだ。一、弦之介のに火が発する」とある。

賀を去った後、駿府にて家康(または服部半蔵)に意を聞きに行こうとしたり、形部たちに「甲賀も賀も人に変わりはない」とるなど、約定解かれし後も争いはしたくなかったようだ。

中で蛍火が放ったによって一時的に盲目となり、そのを封じられてしまう。
最終的に視が戻らない状態でと対峙するが、そのが「自らの意志で」自害するのをの当たりにする。半狂乱となった春日局の放った刺客を瞳術でことごとく返り討ちにすると、人別帳の自分の名との名を消し、「これを最後に書き記したのは賀のなり」と書き記し、自害。現世で結ばれる事のなかった悲しき二人の亡骸は彼らの祖と同じように、安倍の流れに浮かび、流れ去っていくのであった。 

兵衛CV伊丸岡篤

四肢がく、頭と胴体のみの奇異な姿。そのため、普段は籠で移動する。
高精度な占術が得意。その術は駿府へ向かった弾正を「」、将監に「難」の相を出し見事当てるなど、中だったようだ。この他には劇中でられていないが、事の先読みができることから甲賀の重要な戦であったとも言える。
アニメでは思慮深い一面が描かれ、お胡夷と仲が良い所が描かれるなど、キャラクターの深みが増している。

また賀のも追いつけぬほどの高速移動が可な「」を装備している。
手足がいため防備と思われるが、尻尾のような金属部でクナイを弾き返すなどの芸当も披露した。
さらに一で相手を確実にしとめるの穂を体内に仕込み、舌を使って繰り出す。言葉通り一撃必殺なため「この隠し技が敵に知られておればじゃが、知った時には相手がじゃ」と自ら言っていた。


駕篭かきと共に中、賀十人衆の内5人に奇襲をかけられた際には、手足が占いのみが術と甘く見て1人残ったを一撃で討ち取った。その後は将監から託された人別帳を甲賀へ持ち帰ろうとするが、復活したに先回りをされてしまった。二度は通用しないことを分かりながらも、やむを得ず再び穂による一撃を見舞うもわず、体を一両断にされて死亡

待将監(CV:千々和

手足は細長く、額にはい小さいり、背中は丸くふくらんでいて蜘蛛を思い起こさせる。

体内に貯めてあるニカワの100倍以上ものりを持った痰を相手に放つ術を持つ。その術によって賀十人集の何人かが術を封じられた。また、ただ口から飛ばすだけではなく、の隙間から発射し蜘蛛の巣状にして相手を封じ込める。
一方、自らの汗で自分には被害なく、放った痰の上を自由に移動できる。これによって奇襲を仕掛けてきた蝋斎、念、小四郎を討ち取る寸前まで追い込んだ。
しかし攻撃の際に運良く逃れていた蛍火の術により邪魔をされてしまい、連携により瀕死に追い込まれた後、蛍火によって殺された。
戦闘力がかなり高く、生きていれば甲賀の相当な戦となっていただろう。

刑部(CV:北川勝博

大柄で体中の毛がなく、一切の武器を持たない巨体の怪男。
短気な性格で賀がへ攻め入ってきた後、すぐに賀へ討ち入ろうとして止められたり、弦之介の考えを「なまぬるい!戦は先手必勝じゃ!」とに言った。
アニメでは父親部)のとして賀を心底憎んでいるという設定が追加された。
 
形部の術は全裸になることでや地面に溶け込むことができる。
原作小説では「水母クラゲ)のようなものがのびちぢみしている。しだいに面に盛り上がってきて、はだかの人間らしいかたちが、と浮き出してきた。寒天色の皮膚をした、毛の一本もない大入の姿が」とある。
このくだりから迷彩の様に色をその場所と近くするのではなく、透明な液体の様になって周囲と同化するのだろう。
 
船の上で五郎を討ち、を背後から絞め殺すことに成功。しかし朱の血煙により血の印をつけられてしまい、復活したにより同化した船ごと貫かれ絶命。船に染み付いた不気味な人街道さらしものにされ、彼らを追う甲賀衆への挑発にされた。 

殿丈助CV:

忍者とは思えぬ丸々と太った体をした男で、かなりの女好き。節操がなく、賀者である朱を口説いたり、お胡夷のを撫でたりと、弦之介ですら手がつけられぬ程。
だがお調子者な性格とは裏に、その戦闘力は想像できないほど高い。劇中では蝋斎、朱と互かそれ以上の戦いをした。
 
術はまさにその体にあり、ボールの様に丸まったり、をも自身ので挟み込むことができる。一度は蝋斎に頭ごと割られたかの様に見えたが、頭を沈め攻撃を吸収し「しのバケモノが!」と言わしめた。
賀に行った際には座敷に閉じ込められるも、わずかな隙間をスッポリと抜けたり本当にいような芸当を見せた。
 
このように外からの攻撃には無敵丈助であるが、五郎には敵わなかった。
術により小さくなった五郎に一の隙をつかれ体内に入られてしまい、そのまま体内の分によって体の中で元の姿に戻られてしまう。体内で人ほどの大きい物があれば呼吸できるわけもなく、そのまま窒息死してしまった。

如月左衛門(CV:上田陽司現:上田燿司

お胡夷ので、が糸の様に細い。特徴のない顔立ちで、印に残らない男。
忍者としての素質はかなりあり、叉丸に化けた際にのお胡夷が殺されていたにも関わらず、その場ではを露にしなかった。一方でアニメではの敵である念の死体を情を露わに地面に投げつけ、蛍火や朱を討った場面でも人間味の有る演出が追加された。

その法は変化の術。泥に死人の顔を押し付けて作ったに顔をつけることによって、にでも化けることができる。男女問わず自由自在である。
このによって多くの賀衆を倒しており、何気に劇中では一番活躍した忍者でもある。
叉丸に色を使い不戦の約定が解かれたことを聞き出したり、念の姿で蛍火を、の姿で朱を(陽炎と連携して)討ったり、とその功績はまさにMVP
また序盤では形部との連携による活躍もあり、かなり相性が良い。

数々の変化をしてきた左衛門だが、の術を把握していなく化けてしまい、隙をつかれ討たれる。

室賀CV:

甲賀の重鎮であり参謀。盲目であるがその代償として、聴が常人をかにえるほど発達しており、まるでが見えている様な動きをする。
弦之介に瞳術を仕込んだ師匠であり、血筋では叔父にあたる。

性格はまさに冷静沈着。たちが攻め入った後、取り乱さず冷静に事の究明をはかった。
一方で甲賀と賀の和も受け入れていた様で、弦之介を器のある甲賀の頭領として惚れている。

のもっとも注するべき点はその術にある。
盲目であるはずのになると開くことができ、そのからは弦之介と同じく色の閃光を放ち、意を抱く者を自滅に追いやる。
原作小説ではこの瞳術の名を「描眼呪縛(びょうがんしばり)」と称されている。
弦之介のが一時的に潰された後は「の代役」として念を自滅させた。

弦之介と同じく「必殺無双法」であるが、見えない敵にはまったく効い。
の見えなくなった小四郎に術を放つも効くはずもなく、かまいたちによりをやられてしまう。
によるブーメラン攻撃に気を取られ、放たれたかまいたちを読めずに敗北。最後まで弦之介のことを案じて死んでいった。

陽炎CV:早水リサ

忍者とは思えぬ顔立ち・装でかなりの美女
弦之介を強く想っており、甲賀では弾正・弦之介につぐ柄。しかし後述する体質によって決して結婚できないため、への嫉妬と憎悪は深い。
 
一見、ただの美女であるが恐るべき術はその息。女としての情が高ぶる時、吐息に変わり相手を殺す。
この術は母親譲りで、陽炎を生む為にとなった男達は情事の最中にことごとく死んでいる。この恐ろしい術があるにも関わらず、甲賀には婿になりたい男が山ほどいるらしい。
劇中ではが見えない小四郎に左衛門と近づいて殺したり、術を知らず寄ってきたをそのまま殺。
吐息以外にもアニメ版ではの放った手裏剣を弾いたり、お幻のクナイを放つなど、忍者としてのはあるようだ。
 
最後は復活したにより縛りあげられ、針による拷問を受けて瀕死となる。助けに来た弦之介に吐息を吹きかけて共に死のうとしたが、の破幻の瞳で術を破られ、普通の女として死んでいった。

お胡夷(CV:木村はるか

左衛門とは仲の良い兄妹童顔で豊満な胸だが体つきは筋肉質で男勝り
その鍛えられた身体により木と木を素く移ることも容易。
兵衛とは飲み友達。また左衛門に対してはに向ける以上のを向けている。

肌と肌を触れ合わせることで、ヒルの様に相手の血を吸い取ることができる。吸血の速度は触れる場所を増やすことで急速に増加する。ただし血を飲む訳ではないので、吸い取った血は嘔吐してしまう。
この術によって五郎は惜しくも逃がしたが、見事蝋斎を討ち取った。だが体中の毛を自在に操れる念には通用せず、組み付いて肌を密着できないまま毛針によって全身を刺しにされてしまう。
叉丸に化けた左衛門と僅かなでの会話を交わし、人別帳のありかを伝える。薄れゆく意識の中「さま」のを残し、死んでいった。

 余談だが原作小説では「豊麗だが、精悍な山の処女であった。法のためなら、死をすらおそれぬ。まして、処女が何であろう」と甲賀の為なら処女をも捨て、術を相手に浴びせようとする様がつづられている。

伊賀十人衆

お幻(CV:京田尚子沢城みゆき【若い頃

賀鍔隠れの頭領。一見、恐ろしい姿をした老婆だが若き頃はかなりの美人に描かれている。
弾正と同じく、昔はお互い愛し合っていた。

の使い手以外は不明とされている。
が、賀鍔隠れの忍者たちに術を仕込んだのはお幻であり、ありとあらゆる法が使え、が一置いていたらしい(公式ファンブックより)。

安倍ほとりにて弾正に隙をつかれ毒針によって喉を貫かれる。その場では死んだと思われたが、最後ので刺さった毒針を弾正に突きたて、相打ちに持ち込んだ。

CV:水樹奈々

お幻の孫で鍔隠れ衆次期頭
弦之介と仲にあり、里の和を強く望んでいる。
術、体術はからっきしな上、その天然すぎる柔らかな人柄がとしては不向きな女性

しかし彼女の瞳に宿す「破幻の瞳」こそは、対を見つめただけでその術の発動を強制的に止めてしまうという、脅威のを誇る。弦之介やの「瞳術」と並ぶ、作中最強の一

賀と甲賀の対決が避けられないものとなった時、お幻から渡された「七盲の」を使って一時的に盲目となり、自らの瞳を封じてしまう。これは弦之介をするあまり、仲間である賀衆の術を打ち消してしまうのを避けようという苦渋の判断だった。

最終的に生き残った弦之介と安倍ほとりで対峙。盲目で瞳術を発揮できない弦之介を見つめたまま、自らの胸をでついて自害した。

叉丸(CV:矢薙直樹

端正な顔立ちの少年。若いながら実は高く、待将監との御前試合で鍔隠れの里を代表した。
しかし経験の浅さ故か闊な面もあり、甲賀衆に「不戦の約定取り下げ」という重大情報を漏らした。蛍火とは人同士。

使う得物は女のをより合わせ、秘伝の獣油を染み込ませた糸の「縄」。叉丸は岩やを容易く両断するこれを、先ひとつで自在に操る。

駿での将監との戦いは同等の戦を見せ付ける。しかし色を使ってきた左衛門に不戦の約定が解かれたことを喋ってしまう。
でないことに気づき攻撃を仕掛けるが、刑部の不意打ちで手のを折られてしまった。最後の足掻きで足の袖から縄を出そうとするが、寸前で首のを折られて死亡

小豆蝋斎(CV:青野武

異様に頭部の長い小柄な老人。攻撃的な面もあり、手がい。どうやら装は手な物が好みらしい。アニメではっ気がある所が描かれ、しゃっくりが止まらないを念と共に物陰から驚かせていた。

手足を自在に伸縮する事が出来、縄のように巻き付けて使用する事も可殿丈助との小競り合いの際には互いを「し」と罵り合った。

巻物の取り合いで丈助と戦闘になるがほぼ同等の戦いを繰り広げる。また甲賀たちが現れたときは甲賀側にもち技で戦を見せ付けた。
が捕らえてきたお胡夷に対し、弦之介の技の秘密の尋問をしかける。しかし不用意にお胡夷の肌に触ってしまい、そので絡みつかれ、抜け出そうとするにも抜け出せず血を吸いつくされて死亡

薬師CV:速水奨

賀の里の副頭
冷酷にして狡猾な策謀であり、賀繁栄の為、甲賀殲滅の為ならば手段を選ばない男。

そのは「不老不死」。一見30代に見えるが実は170年あまりを生きており、老人である蝋斎が幼少の頃から姿が変わっていない。お幻の「若い頃の思い出」でも同様。
さらにその死因がであろうと物であろうと、短時間で生してしまう。そのはすさまじく、たとえ首を落とされようが、くっつければ時間をかけて復活してしまうほど。これにより相手の把握し、復活してから殺に及んでいる。
『また殿が死んでおられるぞ!』はもはや名物で、アニメCDでは全にネタにされていた。どこのケニー・マコーミックだ。

甲賀を滅ぼす為に手段を選ばず、その牙は弦之介を慕うにさえ向けられる。
弦之介によって首を刎ねられるが、生する時にの「破幻の瞳」によって不老不死が破られて死亡。しかし最後の最後で、必死になって隠した弦之介の隠し場所を幕府の者に告げるなど、最後まで甲賀憎しで動いていた。

五郎CV:

賀の参謀役。小柄で水死体のような灰色の肌をした中年の男。
あまり戦闘には向かないようだが、その本領は暗殺に発揮される。
に触れると体が溶け、を浴びると元に戻るという、ナメクジのような特異体質の持ちに脱出や暗殺に使うようだが、周囲の条件次第では非常に恐ろしいへと変貌する。

賀鍔隠れにやってきた弦之介を暗殺しようとするも、に見つかり「破幻の瞳」で見られて術が解け、反を促されて放置され、大いに苦しむ羽に。
を浴びに行こうとしたところ丈助に見つかり、不戦の約定を破って弦之介を討とうとした理由を聞かれるが、不意をつき丈助の体内に潜り込むことに成功。内部から首のを折り、丈助を討ち取った。

駿府へ向かうでは、自らの命取りとなる路を船で行く事におおいに不安と恐怖を感じる。
果たしてが潜んでいた刑部に殺されたことに疑心暗鬼となり、取り乱したところを刑部に足をつかまれ、に放り投げられてしまう。大量のから逃れるすべがあるはずもなく、断末魔の絶叫と共に溶けて死亡

筑摩小四郎(CV:羽多野渉

傍付きの。戦闘は鍔隠れの里でもかなり高い方にある。
またとは幼い頃より共に育ってきており、彼女に従や幼馴染み以上の好意を寄せている。

得物は投擲武器としても用いる大二本と、独特の吸息によって発生させる不可視のカマイタチ)。
物語序盤で弦之介の憧術によるカマイタチの暴発で失明、一時戦線を離脱。しかし視を失って以降も「瞳術の通じぬ」として甲賀衆を苦しめた強者。瞳術には及ばないが間違いなく最強の技のひとつと言えるだろう。

駿府へ向かう弦之介たちをの命令で待ち伏せ。弦之介と陽炎を逃がすために残ったとの戦いで、を討ち取るが、朱色を使った左衛門にたばかられ、陽炎息によって死亡

CV:内海賢二

全身毛むくじゃらの男。短気で好戦的。コミカルな見たとは裏に、その折り紙付き。

全身の体毛を自在に操る事が出来、触腕のようにも針のようにも扱う事が出来る。また伸縮も自在で、木々を飛び回る事が可とかなり自由度が高い。

不戦の約定が破られた事を知らないお胡夷を捕らえることに成功し、鍔隠れの蔵に監禁した。そのお胡夷が蝋斎を殺して脱出したのに鉢合わせ、突然の不意打ちに驚くが、吸血を行おうとしたお胡夷に対し全身の体毛を針に変えて討ち取った。

その後、蛍火と共に弦之介一向の休む宿に攻め入る。
蛍火を追った陽炎と左衛門が去ったのを見計らい、盲目と弦之介に宣戦布告する。
っての見えぬ2人と侮っていたが、に限りが開くに瞳術を使用され、自らの体毛で体中のを折り砕いて死亡

蛍火CV:沢城みゆき

くの一。としてはまだ幼く、言葉や行動には残虐性が垣間見える。常にを連れている。
叉丸とは人で、駿府に向かった叉丸からは土産を買ってくる約束をする、を引き合いに出されて機嫌を悪くするなど、年相応の少女の顔を見せた。

幻術を得意とし、小動物を使役する術に長ける。召喚したの鱗粉によって将監の技を封じた。
駿府へと向かう途中でを用いて弦之介にを仕掛け、一時的に盲目にすることに成功。
叉丸のである甲賀衆への憎悪を露わにするが、念に化けて近づいた左衛門の正体に気づき、反撃しようとして敗北叉丸の幻を瞼に描きながら底へと転落して死亡。その魂が形をとったようにの群れがへと舞い上がった。

CV:渡辺美佐

の身の回りの世話役のくの一。色白で妖艶な美人で、の心痛にも一定の理解を示している。
戦いが進むにつれ、盲目となった小四郎の世話をするうちに特別な感情を抱くようになる。しかし皮にも、彼女の存在が小四郎の運命を決める事になる。

皮膚から血液を吹き出して敵のませる特異体質。この体質は、原作小説では「ウンドマーレー」と呼ばれ、自分にコナをかけてきた丈助をこの術でやりこめた。
中では刑部の隠形術に対して血を浴びせかけ、透明化を効化して討ち取る手がかりを作った。
左衛門にだまし討ちされ、さらに陽炎を受けて敗北

その他の人物

徳川家康CV:大平透

幕府初代将軍。
既に高齢であり、天海僧正と共に跡継ぎ決めを忍者同士の殺し合いで決めようとしている。

柳生宗矩CV:若本規夫

剣術南役。隣に潜んでいた忍者達の人的を、偉そうに恐れた。

南光坊天海CV:麦人

ブレインにして「殺し合い(忍者という捨て駒活用した跡争いの終結)」の発案者。
この本を読んだ読者の九割以上はこいつに恨みを持つはず。
ちなみに、山田風太郎氏の他の著作にも登場する。

四代目服部半蔵CV:立木文彦

お抱えの忍者服部一族の四代目頭領。初代が結ばせた「不戦の約定」を解いた。
本人も解いてはならぬと将監と叉丸の戦いを見て理解したが、配下である以上、家康には逆らえなかった。

初代服部半蔵

甲賀と賀の争いを避けるため、「不戦の約定」を結ばせた人物。弾正とお幻の知己でもあった。

織田信長

かつて賀の里に攻め入り、討ち滅ぼした本人。この一件が少なからず物語の始まりに関わっている。

服部八郎CV杉田智和

半蔵の養子。双眼鏡の形を作り、遠くの物を見る偵察術「遠見の術」を使用する。何を喋っているかも口の動きを見て理解することができる。

福(CV斉藤貴美子

竹千代賀衆、ひいては竹千代の勝利のため、ルール違反ながら助勢をする。後の春日局
終盤では確実に賀衆を勝たせる為に汚い手を使い、盲目状態の弦之介を戦わせるが、自死した事で狂乱。配下を使い弦之介を討たせようとするが、復活した弦之介の「瞳術」によってことごとく返り討ちとなる。弦之介の記述
によって結果的に賀衆の勝利となるが、それに気づくこともなく茫然自失となる。

映画について

あいすまん。

 

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ページ番号: 4229829 リビジョン番号: 2524566
読み:バジリスクコウガニンポウチョウ
初版作成日: 09/12/12 01:53 ◆ 最終更新日: 17/09/18 18:45
編集内容についての説明/コメント: 人物紹介に加筆 静画1点修正
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バジリスク〜甲賀忍法帖〜について語るスレ

228 : ななしのよっしん :2017/08/30(水) 21:26:34 ID: /pZte9SQiF
アニメ版だと、大坂攻めを想定しての定を兼ねて、って印もあったな。

アニメ版といえば、結局も鍔隠れも
229 : ななしのよっしん :2017/08/30(水) 21:29:30 ID: /pZte9SQiF
(途中送信失礼)も鍔隠れも永が与えられたけど、双方全滅という結末で、家康もさすがにバツが悪くなったのかなー、なんてCSで見てて思った。
なんか真田丸内野家康イメージが混ざったかもだけど。
230 : ななしのよっしん :2017/09/16(土) 23:44:43 ID: vULyqfMbF1
何度も死ぬ様のおかげでほぼ全員に見せ場があるのはすごく良いんだけど、丈助だけ防御に特化しすぎてて敵を討ち取るところが想像できない
スロットでも丸まって体当たり攻撃しかできないし
あの体当たりも蝋斎の腕みたいに並の忍者相手なら即死させるほどの威があるのかな
231 : ななしのよっしん :2017/09/16(土) 23:54:15 ID: vULyqfMbF1
他の人の感想読んでたら、朱の最期について
「朱は左衛門のを知っていたから、一人で戻ってきたとりあえず殺しておくべきだった」
という考案に吹いた
たしかに本物なら生き返るからな
232 : ななしのよっしん :2017/09/26(火) 18:05:05 ID: NZkFAQLZsu
さんがいい女だと思った
如月さんが好きでした
233 : ななしのよっしん :2017/10/14(土) 02:02:03 ID: igfUAKqjM7
これなんで“バジリスク”ってタイトルなんだろうって思ったけど、有名なモンスターの方じゃなくてあくまでそのとなった“の王”という意味の“basilisk”なのかな
234 : ななしのよっしん :2017/10/23(月) 23:39:10 ID: O1+bWzAzX6
昔読んだときはいくら味方の劣勢演出したいからって序盤に甲賀連中バンバン死なせ過ぎじゃね?って思ったけどこの前めて読み直したら速いうちに処理しておかないと賀が詰むレベルでやばい連中だったと気づいた
235 : ななしのよっしん :2017/10/28(土) 15:34:27 ID: +Qc2VOF55K
>>233
之助もバジリスクを見ると死ぬじゃろ?
236 : ななしのよっしん :2017/10/29(日) 10:56:53 ID: zLgT42r1vy
福って汚い手段使うムカつくキャラだけど、忍者に対する一般人リアクションをするキャラとして良い仕事してたから、そこまで嫌いではなかった。
が自分たち以外全員死んだと言う話を聞いて、「まだ不戦の約定解いて数日しか経ってないぞ…」と戦慄したり、世継ぎ争いのことを知らずにずっと戦い続けてたことに驚いてたのは、忍者の戦いがどれだけヤバイか分からせてくれる良いシーンだった。
(忍者が死んでも)痛くも痒くもないとかニヤついてた天海の方がよっぽどムカつくキャラだった。
237 : ななしのよっしん :2017/12/10(日) 11:47:35 ID: pRVcFHxOiW
>>234
甲賀で序盤に死んだ将監、地仗助はそれぞれかなりの脅威だからな
特に地占いは離れた味方の吉がほぼ100%わかるから情報面でかなりの優位を取れた

総合で言ったらほぼ甲賀の圧勝だけど、お幻のおかげで先手打てたのと、のおかげで互、勝ち寸前まで持ち込んだ印
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