バッシャーフィーバーとは、特撮ドラマ『仮面ライダーキバ』に登場するはずだった必殺技である。
概要
仮面ライダーキバ エンペラーフォームが使う必殺技の一つ。左腕のタツロットとバッシャーマグナムを合体させ、魔皇力を増幅させた弾丸を放つ「エンペラー・アクアトルネード」が使えるようになる。
…のだが、この必殺技、未使用のまま本編が終了してしまった。
設定上は存在するし使うために特別な条件が必要というわけでもなく(タツロットのスロットを揃える、という一応の運要素もあったが)、一部雑誌にもバッシャーフィーバーを使う写真が掲載されていたりもしたが、結局本編で映像化されることはなかった。もともとバッシャーフォームの活躍の場が少なかったこともあり、以降使われなかった必殺技としてネタ扱いされる事になってしまった、悲劇の必殺技である。
なぜ劇中に登場しなかったかは諸説あり、「玩具で再現はできるが安全面に問題がある」ため登場させなかったという話もある。じゃあ玩具の開発途中でなぜそれを考えなかったのかとツッコミたくなるが、そこはキバって見逃してあげてほしい。
なお、後年発売されたゲーム『仮面ライダー バトライド・ウォーII』において仮面ライダーキバがバッシャーフィーバーを使えるようになり、6年越しで初映像化される事になった。前作ではしっかりハブられるという正確な劇中再現がなされていたけど。
バッシャーフィーバー状態
バッシャーフィーバーの他にも「設定上は存在するのに本編で使われなかった」「使える状況にあるのに使われなかった」などとという意味でバッシャーフィーバーと同じようにネタにされる技やフォームなどがある。中には「玩具で再現可能」にも関わらず劇中で使用されなかった要素もあり、ネタ要素に拍車がかかる事もある。
- 仮面ライダーV3の「26の秘密」の大半
- 仮面ライダークウガ アルティメットフォームの「武器召喚」(全てのフォームの武器を召喚できる設定。ただし色は黒い)
- 仮面ライダーゾルダの「ストライクベント」など(龍騎のライダーは未使用カードが他にも多数存在する。ゲームでは一部使えるものもある)
- 仮面ライダーファイズの「ファイズポインターをファイズフォンに装着させるギミック」(番組放送前の宣伝映像でのみ登場。なぜか立体物で再現される事が多い)
- 仮面ライダーサイガの「コバルトスマッシュ」「スカイインパクト」
- 仮面ライダー剣の一部のラウズカード(クローバー2「STAB」など多数存在)
- 仮面ライダーギャレン キングフォーム(話の展開上仕方なかった。S.I.C.では登場)
- 仮面ライダー歌舞鬼の武器「音撃棒・烈翠」と「音撃打・業火絢爛」(作中で音撃そのものを使用していない)
- 仮面ライダー電王 アックスフォーム・ガンフォームの「デンライダーキック」
- 仮面ライダー電王 ライナーフォームの「デンカメンチョップ」
- 仮面ライダーディケイド コンプリートフォームの「仮面ライダークウガ アルティメットフォーム召喚」(超バトルDVDでは登場)
- 仮面ライダー鎧武の「ジンバーメロンアームズ」(本編中で使える状態にあった人物は誰もいなかった。小説で登場)
しかし、今後劇場版やゲームなどで使われる可能性もあるので、期待して待ってみるといい…かもしれない。
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関連項目
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