バッドエンド王国とは、『スマイルプリキュア!』に登場する敵組織の名称である。
概要
世界を最悪の結末「バッドエンド」にするべく、おとぎ話の悪役たちが集まった悪の帝国。頂点に立つのは皇帝ピエーロだが、メルヘンランドのロイヤルクイーンによって封印されており、直属の部下・ジョーカーと三幹部(ウルフルン・アカオーニ・マジョリーナ)はピエーロを復活させるために、日夜人々をバッドエナジーに陥れるべく行動している。
ふしぎ図書館に保管されている本の中では、かなりの大軍でメルヘンランドを攻撃していたが、本編ではハートキャッチプリキュア!のスナッキーに相当する戦闘員は全く姿を見せなかった。それどころか、映画「スマイルプリキュア! 絵本の中ではみんなチグハグ!」の舞台である絵本の世界の悪役は、バッドエンド王国に与しないどころか、絵本の世界を元に戻すためにプリキュアの味方となって戦っており、おとぎ話の悪役が必ずしもバッドエンド王国に属しているとは限らないことも発覚。そのため、実はマイナーランドと同じく、秘密結社レベルのかなり小さな組織ではなかったのか?という疑惑が生じている。
また、三幹部は元々メルヘンランドの妖精だったが、冷遇されていたところをジョーカーが引き抜かれた上に、彼らはピエーロのことをさほど知らなかった。故に、実際にウルフルンらがバッドエンド王国に寝返ったのは、ピエーロが封印された後で、事実上ジョーカーがたった一人で王国を切り盛りしていたとも考えられる(そう考えると、ジョーカーはああ見えて、実はかなりマメな性格なのかも・・・)。
悪の組織らしく、三幹部は笑顔、友情、絆、努力といったものが大嫌いなのだが、その割には「みんなでババ抜きを楽しむ」「仲間にプレゼントする」「漫才コンビを組んでコンテストに出る」「落とし物を捜しに、交番へ出かける」「子供の姿になって、プリキュアと一緒に遊ぶ」など、なんだかんだ言いながら仲良しであり、庶民的かつ人間くさいところがある(少なくとも、チームワークでは次回作のジコチュートリオより遥かに高い)。フレッシュプリキュア!以降の敵幹部は、代々タイムボカンシリーズの三悪のようなキャラクターが多いのだが、スマプリの三幹部は特にその要素が多い。故に、三幹部は敵というよりは、スマプリメンバーのケンカ友達という印象が強く、ジョーカーがいなかったら彼らが敵だということも忘れがちである。
本作「スマイルプリキュア!」は、前年の東日本大震災もあって視聴者が笑顔になれるように、他のプリキュアシリーズに比べて日常パートが多く、作風も全体的にかなり明るいのが特徴である。故に、それと反比例するように敵であるバッドエンド王国は、歴代プリキュアの悪の組織の中でも、意図的に深く掘り下げることはなく、あまり重点的に描かれていなかったのかもしれない。
構成員
メンバーは以下の通りである。
この大百科記事が作られたのは、スマプリ放送終了から10ヶ月後と非常に遅かったが、それは実は全員に個別記事が作られており、需要が少なかったとも言える(スイートプリキュア♪までの悪役については、個別記事があるキャラクターは一部だけで、それ以外は悪の組織の記事の中に組み込まれていることが多かった)。
- 皇帝・・・ピエーロ
- 側近・・・ジョーカー
- 三幹部・・・ウルフルン、アカオーニ、マジョリーナ
- バッドエンドプリキュア・・・バッドハッピー、バッドサニー、バッドピース、バッドマーチ、バッドビューティ
- 怪物・・・アカンベェ
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